マネー避難 の商品レビュー
相変わらずの円安論者です。 電気料金を市場原理に任せて高くしてしまうという考え方に賛成です。 そうすれば競争原理により代替エネルギーが続々と生み出されていくと思います。 電力問題(原発問題)を除けば、基本的には前著と同じ内容です。
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震災後の日本のあり方を指し示す一冊。可能性はあると思う。実際この通りにトリプル安が実現するかは分からないが、ありうる話しだと思う。しかしアメリカもヨーロッパも一筋縄では行かないと思う。プラザ合意以来のドル安は歴史だ。アメリカの覇権が揺るがない限り円安がすんなりと起こるとも思えない...
震災後の日本のあり方を指し示す一冊。可能性はあると思う。実際この通りにトリプル安が実現するかは分からないが、ありうる話しだと思う。しかしアメリカもヨーロッパも一筋縄では行かないと思う。プラザ合意以来のドル安は歴史だ。アメリカの覇権が揺るがない限り円安がすんなりと起こるとも思えない。為替とは相対的なものである。円の価値が下がったとしてもドルやユーロも下がれば為替は変わらない。先進国が沈み、後進国が伸びる。そして世界的な格差が少なくなる。これは必然だと思う。さて五年後どうなってますやら。
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久々のフジマキさん。 この人は10年以上、相変わらずの国債暴落論者で、誰がどう考えても正論なのだが、依然として低金利が続いているのが不思議なところ。 今回の震災でいよいよダメになりそうで、もはや日銀による国債引き受けしかないだろう、そうなる前に外貨への逃避を、とのこと。
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藤巻さんは10年程前から言っているようだが、 大幅な円安に振れるというポジションは確かに可能性としてはあると思う。 経済成長は不可能なのか の中での言及とも似ていて、 日銀の国債引き受け(禁じ手?)→インフレ(ハイパー)→円安→経済成長 というシナリオは、一見極論に見えるが、 今の日本の状況、産業界の強みを鑑みるとベストなシナリオになりうるのかもしれないと感じた。 中国が元安を政策的にコントロールして経済成長を遂げているのは、 ここ20年程度の事実であるし、 今朝(7/17)の日経朝刊1面にも、ウォン安を背景に韓国企業躍進との記事があった。 ただし、贅沢を享受して負担を後の世代に残すような政策をとっているため、負債が膨らんでいる →ある程度の贅沢をあきらめ通貨安へシフトすべきという議論に関しては、米国や欧州の国々なども日本とほぼ似たような状況にあるように感じる。 3-5年後のマーケットはどうなっているのやら。
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マネー避難 危険な銀行預金から撤退せよ! 藤巻健史 http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/07/15.html
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円高になるのか、円安になるのか、実際のところ誰にもわからない。常識的に考えると、あるいはこれまでの経済学であれば当然円安、ハイパーインフレになりそうなんだけど、この大震災後もまだ円高局面が続いている。 著者は国債の未達を契機に、国債、円、株の暴落が起こるという。1ドル3000円も...
円高になるのか、円安になるのか、実際のところ誰にもわからない。常識的に考えると、あるいはこれまでの経済学であれば当然円安、ハイパーインフレになりそうなんだけど、この大震災後もまだ円高局面が続いている。 著者は国債の未達を契機に、国債、円、株の暴落が起こるという。1ドル3000円もないとは言い切れないという。もっとも、1ドル50円もないとは言いきれないという、予防線ははってある。 結局、この手の本の読者は、「こうなって欲しい」あるいは「自分はこうなると思っている」を補強してくれる本を探している。 そういう意味では、本当のところどうなるのかは誰にもわからない。自分を信じるしかないのである。
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