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激動予測 の商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2020/03/12

100年予測が面白かったので読んでみた。今作はアメリカ中心で、今後10年アメリカがどう行動すべしという内容で、ちょっと期待していたものとずれていたかな。

Posted byブクログ

2017/01/24
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2011年刊(原本同年)。著者は元ルイジアナ州立大学地政学研究センター所長。◆米国から見た10年先(2021年)までの世界情勢の趨勢と、その将来の有り様を分析する書。とはいえ、未来予想ではなく冷戦終結以降21Cの米の世界戦略分析書として読むべきかも。◆①アフリカ・南米は米世界戦略上、特記事項なし。②中東は子ブッシュ失政のつけとしてのイラン対策として、トルコ援助。③日本の軍備増強への懸念。韓国・シンガポール・オーストラリアとの連携強化。④欧州は、EUの独支配と独ロ協商への対抗。方法は英の重視。独仏の離隔。 地政学的意味としてのポーランドへの経済軍事支援。◆疑問点。①国内に多様な問題を抱えるものの、世界二位経済大国の中国の過小評価。中台関係。食糧とエネルギーへの渇望の異常さ。②中央アジア(露・中・中東関係)の分析皆無。③日本の過大評価。④露の分析不足。

Posted byブクログ

2013/02/20

影のCIAと言われる著者。 アメリカの外交政策の提言を世界各地の分析から行っている。 日中関係については、中国では無く日本の海軍力増強が懸念だそうだ。中国は国内格差が常に安定の阻害要因なので、アメリカは中国の安定に力をかし、相対的に弱体化した日本がアメリカに依存する様に誘導するの...

影のCIAと言われる著者。 アメリカの外交政策の提言を世界各地の分析から行っている。 日中関係については、中国では無く日本の海軍力増強が懸念だそうだ。中国は国内格差が常に安定の阻害要因なので、アメリカは中国の安定に力をかし、相対的に弱体化した日本がアメリカに依存する様に誘導するのがアメリカの国益だと。 実際に日本が混乱すると中国は尖閣にちょっかい出すし、国内のガス抜きにすぐ日本を批判する。日本も石原慎太郎とか石破茂が結構人気が有り、行き詰まると右傾化の可能性は有るかも。あまり楽しげな予測じゃないが。

Posted byブクログ

2013/04/21
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地政学的な記述は、回りくどい。 アメリカが帝国なのに、帝国のふるまいをしていない。国民は共和国を指向しているのに、内部の共和制に危機が発生している。

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2012/03/05

次の10年のアメリカの国際戦略について、「影のCIA」のCEOが予測するという本。あくまでもアメリカ目線。 世界情勢について疎い(というか関心が薄い)米国民のために書かれた本、という印象が強い。定期的に政治経済レポートとか読んでいる人には物足りないでしょう。「影のCIA」らしさは...

次の10年のアメリカの国際戦略について、「影のCIA」のCEOが予測するという本。あくまでもアメリカ目線。 世界情勢について疎い(というか関心が薄い)米国民のために書かれた本、という印象が強い。定期的に政治経済レポートとか読んでいる人には物足りないでしょう。「影のCIA」らしさは一片も感じられない、ごく綺麗な内容となっています。まぁ短い期間に対する予測の方が独創性の働く余地は少ないので、当然のことなのかもしれない。 同じ著者の「100年予測」の方がぶっ飛んでいて楽しいという評判を聞きました。娯楽としては、そっち先に読んどくべきだった。 世界の各地域の現状と課題をざっくりと把握するには有用だけれど、本屋で各章ラストに設けられている概要を先に読んで、興味ある部分だけ立ち読みするのでも事足りるかも(本屋さんに嫌われそうな発言で申し訳ないと思いつつ)。 私は興味上、中東と中南米の項以外はほぼ飛ばし読み。 あとは、今後10年でドイツがロシアに接近するという話は興味深かった。そういう仮説もあるということを知っておけば、レポートや記事を読む目線もまた一つ増えて面白みを増すので、結果的には読んどいて損はありませんでした。

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2011/09/29

前作『100年予測』に続き今度は今後10年を予測する。マキャベリ風の米国帝国主義は確かに鼻につくが、豊富な情報収集と鋭い洞察力に裏打ちされた筆致は流石と唸らざるを得ない。本文前に特別に収録されている『地震型社会、日本』には今後の日本のあり方を考えさせられる。

Posted byブクログ

2011/09/25
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①氷河型社会、地震型社会という分類は興味深い ■氷河型社会:変化が絶えず、社会・政治体制が常に少しずつ変わっている。氷河が動くように物事は不断に進展しているが、1つの出来事がいきなり社会をいっぺんさせることはない→米国 ■地震型社会:さまざまなことが起きても、長い間にわたってほとんど変化が見られない。そのうち、水面下で国内体制や対外関係への圧力が高まり、突如として体制が瓦解して大変革が起きる→日本 ②プーチンは、世界をイデオロギーではなく地政学の観点で捉えている ■グルジア攻撃は(1)ロシアが戦力を投射できることを周辺国に見せ付ける必要があった(2)米国の友情や保証に何の意味もないことを旧ソ連諸国に示すことに成功した ③ドイツの行方 ■(続きは時間のあるときに・・・)

Posted byブクログ

2011/10/10

なんだかやるせないな。 自分らが生活しているのとは全く違う次元でこんなパワーゲームが繰り広げられているなんて。 目的はなんなんだろって思う。 でも、まぁ一般人には意味を見出せないパワーゲームでも世界情勢の一側面だと思うと考慮に値する指摘はある。アメリカは否が応でも世界のごたごた...

なんだかやるせないな。 自分らが生活しているのとは全く違う次元でこんなパワーゲームが繰り広げられているなんて。 目的はなんなんだろって思う。 でも、まぁ一般人には意味を見出せないパワーゲームでも世界情勢の一側面だと思うと考慮に値する指摘はある。アメリカは否が応でも世界のごたごたに巻き込まれるし、自国の利権を守るために他者どうしの勢力を拮抗させなければならないとか、道徳的でありながら欺瞞に目をつぶるような大統領でなければならないだとか。 ほんと、グローバル化だとか、ネット社会だとか、BRICsだとかアフリカだとか巷のキーワードの裏に横行する世界があるんだなと思った。 世間知らずでした。

Posted byブクログ

2011/08/31

勢力均衡のために米国がなすべきことが書かれ、大統領に求められていることが何かがよく分かる。今後の世界情勢分析の一視点として有効なフレームワークと感じた。

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2011/08/11

【レビュー】 アメリカと各大陸の強国との今後の関係を読み解く、新たな視点を提供してくれる。日本のマスコミだけでは得られない情報が要領よくまとめられている。今後ビジネス其他で海外に目をむける人には格好の資料となるだろう。特に第六章のイスラエルに関する記述は最高に面白かった。 【特記...

【レビュー】 アメリカと各大陸の強国との今後の関係を読み解く、新たな視点を提供してくれる。日本のマスコミだけでは得られない情報が要領よくまとめられている。今後ビジネス其他で海外に目をむける人には格好の資料となるだろう。特に第六章のイスラエルに関する記述は最高に面白かった。 【特記事項】 ・アメリカは意図せずして「帝国」となってしまった。共和国を守れるのは大統領のみである。 ・大統領はより大きな道徳的価値観のために嘘をつくことも必要。リンカーン、ルーズベルト、レーガンが其点で素晴らしい。リンカーンは大義を守るた、め、全米で人身保護礼状請求を差し止め、メリーランド州の離脱に賛成する国会議員を逮捕することまでした。 ・ルーズベルトの恐慌に関する取り組みはほとんど意味なし。大恐慌が終息したのは第二次世界大戦のおかげ。 ・北朝鮮は、危ない国と思わせるためにあえて奇怪な行動をしている。 ・大統領は、テロの根絶は不可能とわきまえつつ、それは可能であるふりを国民にはする必要がある。 ●本来テロはアメリカの存亡を揺るがすような脅威ではないし、完全に根絶することもできない。 ・通説とは違い、エジプトとシリアが反米になったから米国はイスラエルに接近した。 ●イランとは和解せよ。 ・ロシア対策としてポーランドに焦点を絞れ。グルジアは戦略的価値はほとんどないから撤退せよ。

Posted byブクログ