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世界一大きな問題のシンプルな解き方 の商品レビュー

4.6

21件のお客様レビュー

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2020/01/12

寄付という手段が必ずしも効果的でないこと、巨大な思い込みの投資が持続的な流れを作れずに終わるケースも多いこと、貧困の解決が地球のあらゆる分野の解決に向けた可能性に繋がるということ。 彼はその為のアプローチとして「現実的な解を導く12のステップ」という極めて汎用的で具体的な道を提示...

寄付という手段が必ずしも効果的でないこと、巨大な思い込みの投資が持続的な流れを作れずに終わるケースも多いこと、貧困の解決が地球のあらゆる分野の解決に向けた可能性に繋がるということ。 彼はその為のアプローチとして「現実的な解を導く12のステップ」という極めて汎用的で具体的な道を提示しています。 一方でこの巨大で難解な課題解決に向けては、我々含めた多くの人々のマインドセットを変えていくことが必要だということ、ソーシャルビジネスとして資金回収まで含めた循環モデルへ昇華していくことに向けた更なる宿題があるということなど、色々考えさせられる本でした。

Posted byブクログ

2019/11/14

1.稼げる仕組みをつくるにはどうすればいいのか? 2.貧困層がどのような手段で「稼ぐ仕組み」を生み出してきたのかが分かる本です。いままで、開発途上国に対しては援助中心のアプローチが主流でしたが、上手く行かないことが多くの失敗を経てわかってます。 著者は、このようなやり方ではなく...

1.稼げる仕組みをつくるにはどうすればいいのか? 2.貧困層がどのような手段で「稼ぐ仕組み」を生み出してきたのかが分かる本です。いままで、開発途上国に対しては援助中心のアプローチが主流でしたが、上手く行かないことが多くの失敗を経てわかってます。 著者は、このようなやり方ではなく、彼ら自身に力をつけさせることが重要だと述べています。12章立てになっており、どのようにして稼ぐ仕組みを作り上げてきたのかを詳細に述べています。主体となっているのは農業であり、どのように改善してくのかをストーリーで書かれてます。 貧困を解決するために必要なのは、多額の資本ではなく、彼らと対話し、どのように稼ぐ仕組みを作っていくかということを教えてくれる本です。 3.まず大切なのは現状分析だと思いました。彼らに寄り添い、なぜこのような生活をしているのか、なにが問題なのかを見極めることから始めなくてはいけません。一方的な寄付は彼らの自立心を失わせ、結局何も生み出さないことは歴史が証明しています。また、国と話をしても、汚職が蔓延っているため、支援は貧困層に直接届ける必要があります。そのためには草の根事業が必須となってきます。一度に全てのことを変えることは無理なので、何か1つでも現場を変えることができれば、何かしら良くなるということがこの本を読んで理解できました。

Posted byブクログ

2019/05/18

途上国の開発援助に関わる人は是非読むべき本。貧困をなくすためには、貧しい人が収入を増やすことに対して力を貸すこと。寄付では貧困は無くならない。非常に簡潔で明快なメッセージを著者自身が取り組んできた事例を紹介しながら説明している。エピソードを追う形なので、非常に読みやすい。本旨は最...

途上国の開発援助に関わる人は是非読むべき本。貧困をなくすためには、貧しい人が収入を増やすことに対して力を貸すこと。寄付では貧困は無くならない。非常に簡潔で明快なメッセージを著者自身が取り組んできた事例を紹介しながら説明している。エピソードを追う形なので、非常に読みやすい。本旨は最初の方に全て書かれているので、最初の方だけを読めば、何が言いたいのか分かる。

Posted byブクログ

2019/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界中の最も貧しい層の生活を改善するために何が必要か、という問いに対し、著者は自身の知識と経験を踏まえ、「貧困層が買える値段のサービスを提供する」ことが重要だと説く。 貧しい人々にも自らに投資できる力があることを忘れてはならず、自らの力で収入を高め、生活を高められるという経験を積ませることが彼らの糧となり、さらに生活をよくするための投資を生んでいく、というのが著者の主張。それを著者が実際に出会い、関わっていたネパールの寒村の男性の事例を示すことで、夢物語ではないという説得力がある。このネパールの男性の姿を追っていくことで、ビジネス書でありながら物語性もあり、サクサク読み進められる良い構成になっている。 著者は最初の章で、「現実的な解を導く12のステップ」を紹介しているが、うち10個ぐらいはNGOや国際開発協力の世界では結構、当たり前の話。違うのが「目に見えて良い影響をもたらし、大規模化できる手法を探す」というものと、「具体的な費用と価格目標を決める」というもの。前者は即ち事業を大きく拡大することを最初から考えるということであり(これは持続発展性とはまた少し違う)、後者は明らかに実利的、ビジネス的な視点。この2点は、資金的な制限からプロジェクトを想定したり、そもそも現地の人から収益を得ることを考えなかったりするNGOや国連には全くない視点。 この2つの視点が、一般的なNGOや国連による「国際協力活動」と、著者の理論による支援との違いを生んでいる。著者は「貧しい人々が収入を増やすことに力を貸すことが重要であり、そのためには低コストで強力な解決方法が求められる。収入が増えれば、貧困の原因のうち必要と思うものを自ら選択し、自ら解決できるようになる」という考え方を持っている。 「とにかく収入を増やす手助けをするから、そのあとの自分たちの生活向上のために必要なもの(医療、教育、生産性の高い農業手法などなど)は自分たちで考えて選び、サービスを買いなさい」という考え方は、「貧しいために手に入らないサービス(医療、教育、生産性の高い農業手法など)を提供します」という国際機関の従来の支援とはある意味で逆のアプローチ。要は、貧困をスタート地点とするか、不健康や未就学などをスタート地点とするか、その違い。 でも、サービスや支援を提供する側がしっかり利益を得つつ、貧困を解決するというのは一筋縄ではいかない。その点が、著者の理論を面白く、魅力的に見せている一因だろう。 ちなみに原題は『Out of Poverty : What works when Traditional Approaches Fail』で、『貧困からの脱出:伝統的な手法が失敗した時、どんな活動が実を結ぶか』といったところか。ここで言う「伝統的な手法」とは、言うまでもなく従来、国際機関や先進国政府がやってきた「必要なモノやヒトやカネを提供します」という支援のやり方。 「失敗」という語をタイトルで使ってるあたり、原題はなかなか攻撃的。邦題も、この本に関してはそれほど大きく本の内容を損なってるわけでもなく、なかなか巧いタイトルを生み出してると思う。 原著の出版は2008年。著者が言う「伝統的な手法」による国際協力そのものが、まだ大して長い歴史を持っていないが、その中でもさらに新しい理論と言える。出版から11年経った今でも著者はご健在。彼のアプローチを継ぐ人たちがこの先20年後の国際支援の在り方をどう、変えていくかが楽しみでもある。

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2021/08/08

解説より。 「ここまで『お金をかせぐこと』を善として、はっきりと主張する開発援助にまつわる本は、多くないのではないだろうか。」 「『現場は重要だ。現場にいかなければビジネスはできない。だから、現場に行かない人たちは去っていく。大丈夫、自分の目で見ようと動いた人だけが残る』」 貧...

解説より。 「ここまで『お金をかせぐこと』を善として、はっきりと主張する開発援助にまつわる本は、多くないのではないだろうか。」 「『現場は重要だ。現場にいかなければビジネスはできない。だから、現場に行かない人たちは去っていく。大丈夫、自分の目で見ようと動いた人だけが残る』」 貧困解決のための本だが、ビジネス本としても造詣が深い。 足踏みポンプやドリップ灌漑など、やらないだけで、実はできることはおそらくいっぱいあるのだろう。 カラー写真が散りばめてあるのもよかった。

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2017/10/08

1ドル未満で生活する貧困層が豊かになるのに必要なのは彼らが稼げる仕組みとその為に必要なサービスを販売すること。付加価値が無意味に高くても意味はなくて、求めるレベルの付加価値があり、幅広く手に入れやすい値段であることが大切。 今2017年だと何が変わって、何が変わっていないのかは気...

1ドル未満で生活する貧困層が豊かになるのに必要なのは彼らが稼げる仕組みとその為に必要なサービスを販売すること。付加価値が無意味に高くても意味はなくて、求めるレベルの付加価値があり、幅広く手に入れやすい値段であることが大切。 今2017年だと何が変わって、何が変わっていないのかは気になった。

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2017/06/05

テコになるのはどこなのか。 どこのボタンを押せばいいのか。 つまりそういうことかな。納得。 Design for other 90%のファンとしては、感動した。 2017年再読 馬一頭の価格と運べる荷物量、これを単純に貧困層が購入できる価格帯まで運べる荷物量も比例してさげさせ...

テコになるのはどこなのか。 どこのボタンを押せばいいのか。 つまりそういうことかな。納得。 Design for other 90%のファンとしては、感動した。 2017年再読 馬一頭の価格と運べる荷物量、これを単純に貧困層が購入できる価格帯まで運べる荷物量も比例してさげさせるという考え方、基本的には購買力がカギとなるという事だと思う。また貧困をなくすために多面的なサポートが必要とのトレンドに対し、収入の増加があれば自分達が自然とその他の項目に対してはお金を投じていくという考え方も興味深い。スラム街における陶磁器作りを担う人たちを、世界有数の博物館等で売られているレプリカ作成に回せないかというのも興味深い。 IDEは農民たちに可能性を信じてもらう所から始める。砂漠に水をやるような作業のこともおおく、行動を起こす事が出来る人はごく一部である。だが一人生まれれれば、それをロールモデルに多くの人が変化を信じるようになるのだ。

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2012/10/26

まだ半分しか読んでないけど、今まで複雑でcatch22だらけだった問題が本当にシンプルに解決できる(かもしれない)方法が沢山紹介されている。高校生の時にこの本を読んでいたらデザインを進路に選んでいたかもなぁ。デザインに関わる人は是非読んでもらいたい。もちろんこの不平等で不条理な世...

まだ半分しか読んでないけど、今まで複雑でcatch22だらけだった問題が本当にシンプルに解決できる(かもしれない)方法が沢山紹介されている。高校生の時にこの本を読んでいたらデザインを進路に選んでいたかもなぁ。デザインに関わる人は是非読んでもらいたい。もちろんこの不平等で不条理な世の中で無力さを感じている人にも。生き方が横柄になっている人は必読!

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2012/09/16

著者が批判する有名な本を事前に半分くらい読んでたからさらに面白く読めたし、実用的な内容豊富のがわかりやすい結論がまさにタイトル通り「シンプル」に示されていたところが良いところでした。 寄付とビジネスの関係性をケーススタディーで学んでいるような感覚で読めたので、幅広い方にお勧め出来...

著者が批判する有名な本を事前に半分くらい読んでたからさらに面白く読めたし、実用的な内容豊富のがわかりやすい結論がまさにタイトル通り「シンプル」に示されていたところが良いところでした。 寄付とビジネスの関係性をケーススタディーで学んでいるような感覚で読めたので、幅広い方にお勧め出来る本かなと思います。 難しくないし、ストーリー性があるから飽きません。買っていい本ですね。

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2012/08/04

途上国の、特に農村地域の所得向上に尽力してきたIDEの創設者による 貧困解決に関する書籍である。 実際に、これまでの25年間で約1700万人の人の所得を向上させているそうだ。 このIDEは実践のビジネス手法を用いて、1日1ドルで暮らす人の収入を増やすという目的で創設された。その...

途上国の、特に農村地域の所得向上に尽力してきたIDEの創設者による 貧困解決に関する書籍である。 実際に、これまでの25年間で約1700万人の人の所得を向上させているそうだ。 このIDEは実践のビジネス手法を用いて、1日1ドルで暮らす人の収入を増やすという目的で創設された。その解決手法はすばらしいの一言。 彼によれば、国際機関や大学は彼らの視点にたった支援を行っていないという。支援金額だけ大きく、現場の話を徹底的に聞いたりして構築された支援策でないというのがその理由。 貧困問題をビジネスで解決したいという起業家、各種援助機関、研究機関関係者の方は必読だと思う。 ■参考になった箇所 【貧しい人たちから学んだ4つのポイント】 ・貧しい人たちが貧困状態にある最大の理由は、十分なお金を持っていないということ ・世界で極度に貧しい人のほとんどは、1エーカーの農場から収入を得ている ・高付加価値で労働集約的な作物を育てる方法がわかれば、貧しい農民たちはもっとお金を稼げる。たとえば、シーズンオフの果物や野菜を育てるのである。 ・そのためには、非常に安価な灌漑装置、良い種子と肥料を手に入れる必要がある。利益の出る価格で作物を売れる市場にもアクセスできなければならない。 ・貧しい顧客のための製品を開発する場合、小型化と低価格、拡張性がキーワードになる。 ・なぜ世界は、1エーカーの農場と小作地の灌漑という2つの現実から目をそらすのか。  ①普段高いマージンを得ようとしている企業にとって、利益を上げられるか不明確だからだ。  ②大企業のほとんどは、貧しい人たちのニーズや希望に合う低価格製品やサービスをデザインする方法を知らない。  ③いつも世界の上位10%の人たちに製品を売っている企業は、先進国のインフラや集中化されたサプライチェーンに慣れている。 ・世界に存在する5億2500万の農場のうち、約85%の農場は5エーカー未満。

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