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アナタはなぜチェックリストを使わないのか? の商品レビュー

3.8

131件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    2

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2016/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

確認項目の作成/確認、大事なのは分かってますが、なかなか実践できないんですよね。 そのヒントが少し書かれていた気がします、頭脳明晰な優秀な人は頭だけで難しいことを考えて、何でも完璧にこなせる、という意識ががあるんですね。 自分たち凡人は地道に、失敗しないように手順を踏まないといけないなぁとは思わされました。

Posted byブクログ

2017/01/20

WORK RULES!より 外科医が医療ミスを減らすためにチェックリストを導入して効果をあげた話。 手術前、中、後にすばきことは何か、飛行機に乗る前にすることは何か、万が一エンジンが停止した場合どうするとか、人命がらみの場合に使えるものが多いのかなという印象。 死なないようなこと...

WORK RULES!より 外科医が医療ミスを減らすためにチェックリストを導入して効果をあげた話。 手術前、中、後にすばきことは何か、飛行機に乗る前にすることは何か、万が一エンジンが停止した場合どうするとか、人命がらみの場合に使えるものが多いのかなという印象。 死なないようなことは、ミスっても原因究明とか、再発防止策の検討がされないことが多いのではないかと。 IT業界的には、やはり本番リリースにはチェックリストが必要でしょう。そのほかにも色々あるかも知れません。 巻末にチェックリストのためのチェックリストが載ってるので、チェックリスト作ったら確認してみると良さそうです。

Posted byブクログ

2018/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【超専門家でもミスを繰り返してしまう】 【あまりに単純なので、こんなものに意味があるのか】 高度な知識や膨大な情報が行き交う場所では、より高度な技術が必要だと考えていた。しかし、現実的にはどんなに能力のある人物であってもミスをする。ミスを防ぐためには、出来るだけシンプルで使いやすいものが必要だ。 【記憶力と注意力の危うさ】 【手順を省く誘惑】 集中力は、いらない情報を削ぎ落とすことで研ぎ澄まされる。一刻を争う時間の中では、その取捨選択を冷静に行なう余裕など無いに等しい。必要性がない情報(需要がないもの)は、無意識に「忘れる」という箱に仕分けられる。 【「人」は誤りやすい。だが、「人々」は誤りにくい】 一人の能力には、限りがある。確認できるものの数にも限界がある。しかし、複数の人間が様々な視点から同じものを見ることで、今まで見えなかった部分を知ることが出来る。 【いつチェックを行なうか】 【チェックリストは長すぎてはいけない】 【シンプルで明確でなくてはいけない】 チェックを行なう上で、重要なことは時間を掛けずに大事な部分を確認することだ。重大な問題が起こりそうなのであれば、速やかに解決するために最短ルートで原因まで辿り着く必要がある。多くの分かれ道に惑わされないように、シンプルで分かりやすい標識を立てておくことが大事。 【チェックリストの効果は本物】 【何度も改訂して洗練していく必要がある】 チェックリストが効果を発揮するためには、チェックリストがどれだけ信頼できるものなのかをチェックを行なう人たちに理解してもらうことが重要だ。そのためには、チェックリストが実際にミスを防止する経験が必要になる。良質なものを作るには、多面的な視点が必要だ。完璧だと思えば、それはそう思った時点で完璧なものではなくなる。良質なチェックリストは、様々な人たちの意見を取り入れながら作るもの。 『まとめ』 ・単純なものほど使いやすく実用的 ・人は誰でも間違うことがある ・盲点は、自分以外の人たちの力で知ることができる ・迅速な判断は、シンプルさで生まれる ・良質を作るには、改善を繰り返すことが大事

Posted byブクログ

2016/04/29

医療の現場へチェックリストを普及させる試み。 仕事の手順をチェックリストで確認することが驚くべき効果を生み出す。 良い仕事を実現するもう一つのキーは、簡潔なコミュニケーション実践によるチームワーク機能。 この手法ですべてのことを見直していきたいと思いました。素晴らしい出会いです。

Posted byブクログ

2018/11/25

失敗の原因は二つだけ 無知と無能 チェックリストには2つのタイプがある ・単純だが重要なものの見逃しを防ぐためのチェックリスト ・コミュニケーションを取らせ、チームとして協力させ、責任も取らせる一方で、各自が自由裁量で細かい問題や予定外の事態に対処できるようなチェックリスト ...

失敗の原因は二つだけ 無知と無能 チェックリストには2つのタイプがある ・単純だが重要なものの見逃しを防ぐためのチェックリスト ・コミュニケーションを取らせ、チームとして協力させ、責任も取らせる一方で、各自が自由裁量で細かい問題や予定外の事態に対処できるようなチェックリスト チェックリストを作るにあたって決めなければならないポイント ・いつ、チェックを行うか、つまり一時停止点をはっきりと決める ・「行動のち確認」のチェックリストにするか「読むのち行動」のチェックリストにするかを決める ・チェックリストは長すぎてはいけない ・原則項目の数は5〜9個 ・飛ばされがちだが、致命的な手順に絞る ・シンプルで明確に、業界にいる人なら誰でも知っている言葉のみ使う ・見た目も重要 ・理想は1ページ、余計な装飾や色使いは避け、大文字小文字を使い分ける、「ヘルベチカ」のようなサンセリフ書体 チェックリストはマニュアルではない 投資でもチェックリストは有用、実践している人は成功しているが、実践する人が少ない ページの最後にサンプルあり。evernoteにアップした

Posted byブクログ

2015/07/24

ジャック・ドーシーがイチオシしてた本の邦訳。邦訳タイトルがビジネス書っぽくてダサいけど書いてるのは経験豊富な外科医で、「チェックリストを使うとミスが減るからみんな使うといいよ」という話をするためだけに自分や同業者の経験談にとどまらず、高層建築の設計士やら航空機のエンジニアの現場に...

ジャック・ドーシーがイチオシしてた本の邦訳。邦訳タイトルがビジネス書っぽくてダサいけど書いてるのは経験豊富な外科医で、「チェックリストを使うとミスが減るからみんな使うといいよ」という話をするためだけに自分や同業者の経験談にとどまらず、高層建築の設計士やら航空機のエンジニアの現場に取材する。医療事故やら航空機事故の事例もやたらエキサイティングでバーッと読めてしまう。重要で単純なことほどないがしろにされがちなので頭の中じゃなくて紙のリストにするって必要ですね。一見地味だけど良くしていくってそういうことですね。

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2015/07/20

購入。 書店でビジネスの棚にあるが、メインのエピソードは外科医が手術の質をよくするためにWHOと協力して、手術で使えるチェックリストを作って導入するというもの。 旅客機のパイロット、建設業などでも使われているチェックリストを作ることを勧める内容。 主張はシンプルだし、その主張...

購入。 書店でビジネスの棚にあるが、メインのエピソードは外科医が手術の質をよくするためにWHOと協力して、手術で使えるチェックリストを作って導入するというもの。 旅客機のパイロット、建設業などでも使われているチェックリストを作ることを勧める内容。 主張はシンプルだし、その主張に対する反論も軽く扱われている。主張を裏付けるような事実をきちんと取材しているし、本人が体験していることで読んでいて楽しい。

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2016/06/19

ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』に紹介されていたので、読んでみた。 具体的なチェックリストは特に掲載されていない。 ただ単にいかにチェックリストが有効かを体験をもとに説いている。でも、これがすごい。 飛行機の操縦(危機対応)は、チェックリストによってなされている。...

ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』に紹介されていたので、読んでみた。 具体的なチェックリストは特に掲載されていない。 ただ単にいかにチェックリストが有効かを体験をもとに説いている。でも、これがすごい。 飛行機の操縦(危機対応)は、チェックリストによってなされている。医療業界もチェックリストの導入で成果をあげている。そんな例を飽きずに読んでいけば、だまされたと思ってチェックリストを作って改良していけば、きっと成果があがるはずだ。 やってみなければ。 (備忘追記160619) ・チェックリストは重要な内部統制ツールだということ。 ・複雑な問題に対処できないというチェックリストへの見方(僕もまだ完全に脱却しきれない)に反し、複雑な問題に対しても有効だということ。 ・複雑な問題の場合、決定権を中央から末端に分散させること。 ・一時停止点を決め、「行動のち確認」「読むのち行動」のどちらのチェックリストにするかも決める。 ・チェックリストは必ず実世界で試用する必要がある。 ・チェックリストはマニュアルではない。すべての手順を詳細に説明するものではない。熟練者を助けるためのシンプルで使いやすい道具。 ・チェックリスト工房を設置する。そして、重要な知識をわかりやすく使いやすい形に変換すること。各種の報告書などから最も重要な情報を抽出すること。 ・チェックリストを通じてチームワークと規律の文化を醸成してもらう(しぶしぶ使うのが目的ではない)。 ・医療では自主性こそがプロの証だと考えられているが、自主性は規律の対極にある。・・・だが、膨大な知識を要する現代医療では、個人の判断に任せるのは愚策だ。古い価値観にしがみついていては良い医療は提供できない。・・・本当に必要なのは、絶対に協力しあうという決まりを作り、常にそれに忠実であることだ。 規律に忠実でいるのは難しい。・・・規律に忠実でいるためには、意識的に努力する必要がある。 ・無論、チェックリストは、業務の邪魔になってしまうような、融通のきかない義務であってはいけない。何度も改訂して洗練していく必要がある。

Posted byブクログ

2015/04/06

チェックリストが必要なことはわかった。が、分からせるのに本一冊使う意味があるのだろうか。 チェックリスト作成の留意点が最後に出てくるけど、そのあたりをもっと深堀しても良かったと思う。 せっかくのいい内容なので実践してみたいと思うが。

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2015/03/30

タイトルはありがちなノウハウ系ビジネス書って感じで、それほど大きな期待はせずに読み始めたのですが、実に内容が濃くて面白く、良い意味で大きく期待を裏切られました。 アメリカの病院の外科医である著者が、手術の成功率を効率的に高めるためには、重要でありながら手順をつい省略したり忘れたり...

タイトルはありがちなノウハウ系ビジネス書って感じで、それほど大きな期待はせずに読み始めたのですが、実に内容が濃くて面白く、良い意味で大きく期待を裏切られました。 アメリカの病院の外科医である著者が、手術の成功率を効率的に高めるためには、重要でありながら手順をつい省略したり忘れたりしがちなポイントをチェックリストにまとめ、決まったポイントでこれを確実にチェックすることが有効ではないかという仮説を立て、それを実証していく過程がストーリー形式で語られます。 「ノウハウ本」のありがちなパターンでは、完成形を見せ、それのどの点がどのようにすぐれており、それを実地に使った結果どのような改善効果があったかが自己満足的に語られがちですが、この本では、著者が納得のいくチェックリストを見つけ、改善し、実施するためにどのようなプロセスを経てきたかがテーマになっており、単なる完成形の自慢話ではない上に、そのチェックリスト探しのため、医学の分野のみならず、航空業界、建築業界、レストラン、株式委投資等の異業種まで幅広く訪ね歩き、知見を得ていく様子の描写が、各業界のプロの仕事ぶりを間近に見るような感じで、とても興味深いものでした。 内容に比べてちょっと軽すぎる感じのタイトルになっているのがもったい面白い本でした。

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