新選組藤堂平助 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さるブログがこの「新撰組 藤堂平助」を紹介しており、そこに女性作家だけのことはあって読みやすいと書いてあったので手にとって見ました。とても読みやすく面白かったです。藤堂は新撰組四天王の一人で魁先生とも呼ばれていました。戦闘の際は先陣を切って敵の懐に飛び込みバサバサ切っていきます。たくさんの人を殺めました。しかしこの物語の藤堂は人を殺すことに抵抗があります。京に上れば必ずや人を殺める時が来るであろう、上りたくない。しかし自分の慕っている土方と離れ離れになるのはもっと嫌だ。藤堂のこの物語での最初の葛藤です。この物語は藤堂の葛藤が多分に描かれています。その葛藤がこの物語での醍醐味といってもいいのではないでしょうか。最後は切ないです。涙なしには読めません。
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面白かったです。 腐向けだと言われていますが、私は気にならなかったです。 平助の迷いなどの心の動きの描写がよく、切なさが癖になりました。
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タイトル通り、新選組八番隊隊長・藤堂平助の物語。 土方との出会い、試衛館時代から新選組と離れ、油小路で散ってしまうまでが描かれています。 藤堂自身には興味があり、彼のお話を読んでみたかったのですがこれは・・・。 全編に漂うBL臭が鼻につき、読んでいてげっそりしてしまいまし...
タイトル通り、新選組八番隊隊長・藤堂平助の物語。 土方との出会い、試衛館時代から新選組と離れ、油小路で散ってしまうまでが描かれています。 藤堂自身には興味があり、彼のお話を読んでみたかったのですがこれは・・・。 全編に漂うBL臭が鼻につき、読んでいてげっそりしてしまいました。 衆道というものがあったのは知ってますが。 藤堂の配下の平隊士についてもまったく書き込まれていないのも残念。 どこ出身で、どういう経緯で入隊したとかを少しでも書いてくれていればもっと深みがでたと思います。 全体的にあまり人物を掘り下げていなかったので、誰にも感情移入できませんでした。 もっと硬派で重厚な藤堂モノを読みたいです。
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いつかこのひとのために自分は命さえ投げ出すのではないか。 奇妙な喜びと少しの震えが全身を襲った。 「迷わなかったのだから、相談などない」 にほれる。
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他の隊長格が主人公の小説はあるものの平助が主人公というものは無かった発売当時では平助FANにとって貴重な小説だったように思います。 平助が試衛館に入る前から、死ぬまで細かく描写されていて、一気に読み上げてしまいました。健気な平助が見れて大満足でした。 最後の油小路は涙を流しながら...
他の隊長格が主人公の小説はあるものの平助が主人公というものは無かった発売当時では平助FANにとって貴重な小説だったように思います。 平助が試衛館に入る前から、死ぬまで細かく描写されていて、一気に読み上げてしまいました。健気な平助が見れて大満足でした。 最後の油小路は涙を流しながら読んだ記憶があります。
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平助が可愛すぎるくらいに可愛い。 本当に可愛い。平助ファンだったから本当に幸せな気持ちになった(笑
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小6の時に初めて読んで、切なくなった。 初めて好きになった作家さんです。 平助、好きすぎる。
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これを読んで藤堂のイメージがしっかりと定まりました。藤堂の純粋さと土方の人間らしさが胸を締め付けた。
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藤堂平助を題材にした珍しい本 平助の心の変化がとても繊細に書かれており、 また、最初から変わらない平助のよさもきちんと描かれていると思いました! 平助だけでなく、他の新選組隊士の描かれ方もとても好感がもてます!!
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「歳三 往きてまた」の姉妹作。新撰組脱退に至るまでの藤堂の心情が細やかに描かれていて、今まで「裏切り者」としての姿しか知らなかった藤堂像が大きく変わりました。「歳三」の方と併せて読みたい。
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