特捜部Q 檻の中の女 の商品レビュー
最近は海外ミステリーをあまり読まないが、ブログでこのシリーズが面白いとあったので、とりあえず1作目を読んでみることに。 しばらくぶりの海外作品に、かなり手こずった。 登場人物が多く、しかも舞台は初めて読むデンマーク。地名の知識もほとんどなく、名詞だけでも何が何だか分からない状態…...
最近は海外ミステリーをあまり読まないが、ブログでこのシリーズが面白いとあったので、とりあえず1作目を読んでみることに。 しばらくぶりの海外作品に、かなり手こずった。 登場人物が多く、しかも舞台は初めて読むデンマーク。地名の知識もほとんどなく、名詞だけでも何が何だか分からない状態… デンマーク警察署の警部補・カール・マークは事前の捜査で、一人の部下を亡くし、もう一人の部下も脊髄損傷で体を動かすことが出来なくなっていた。一人だけ無事だったカールを責める世間だったが、そんな中、「特捜部Q」と言う未解決事件を扱う新設の部署が出来、そこを任されることに。 相棒は警察官ではない、謎のシリア人・アサド。 「特捜部Q」が最初に取り掛かったのが、5年前の女性議員の失踪事件。船からの転落で、死体が見つからないまま、死亡と言うことで一見解決したかと思われたが、その裏にはさらに過去の事件も絡んでいて… と言う、何とも盛り沢山な内容。 5年前と現在を行ったり来たりすることや、短いスパンでシーンが変わること、初めて読むデンマークの警察小説と言うこともあり、後半の100ページぐらいまでは、本当に読むのが大変だった。面白いのは確かなので、時間を掛けて、何とか読み進めたら、ラスト100ページにはかなりペースも上がった。 トリックもかなり専門的だし、まだまだ広がりを見せそうな展開にはまる人が多いのも、納得。 文章に慣れたところで、2作目も続けて読んでみよう。
Posted by
面白かった! 映画を先に三作目まで見た。映画も面白かったが、原作もまた良い。原作はミレーデの監禁が詳細に描かれているのと、カールとアサドについての詳細もよくわかった。次作も読もうと思う。
Posted by
デンマーク作家のシリーズ1作目。ヨーロッパの作家の作品は初めて読みました。無知なため固有名詞が地名か名前か分かりづらかったり、パートナーが同姓なのを当然と受け止めていたりとか、ヨーロッパの人は名前で出身国が分かるんだとかのカルチャーショック的な発見もありました。カールとアサドのタ...
デンマーク作家のシリーズ1作目。ヨーロッパの作家の作品は初めて読みました。無知なため固有名詞が地名か名前か分かりづらかったり、パートナーが同姓なのを当然と受け止めていたりとか、ヨーロッパの人は名前で出身国が分かるんだとかのカルチャーショック的な発見もありました。カールとアサドのタッグ、今後も期待できます!アサドが魅力的。途中カラクリは見えてきたものの、だからと言って読むスピードは衰えず。
Posted by
キンドルで読んでるけど、もう何日もかけてちょっとずつ読んでるから、登場人物とかキャラとか全然わからん。キンドルは、短編に限る。
Posted by
犯人を追い詰めていく過程にハラハラして、テンポが良くて一晩で読んでしまった。 デンマークの相棒と言った感じの警察ミステリ。 監禁ネタでは最近「その女アレックス」を読んだけど、あちらより読後感は良い。
Posted by
デンマークの作家による本は初めて。いわゆるコールドケースを扱う刑事もの。偏屈だが優秀な警部補とアラブ系の助手の組み合わせがよい。五年間も閉じ込められる女性政治家の奇跡的な奮闘も読ませる。自分なら1っか月持たないだろうな。映画化もされているが、全国公開ではないし、DVDの販売もな...
デンマークの作家による本は初めて。いわゆるコールドケースを扱う刑事もの。偏屈だが優秀な警部補とアラブ系の助手の組み合わせがよい。五年間も閉じ込められる女性政治家の奇跡的な奮闘も読ませる。自分なら1っか月持たないだろうな。映画化もされているが、全国公開ではないし、DVDの販売もないみたい。これからシリーズを楽しむ喜びがわく。
Posted by
デンマークの優秀だがちょっと偏屈な刑事と変わり者アラブ人の助手が共に未解決事件に挑む。 事件そのものは難解ではないけど、においや息苦しさとか、早く読み終わりたいような圧迫感があります。 デンマークの警察の仕組みや文化も新鮮で、読みごたえありました。 映画化もされている人気シ...
デンマークの優秀だがちょっと偏屈な刑事と変わり者アラブ人の助手が共に未解決事件に挑む。 事件そのものは難解ではないけど、においや息苦しさとか、早く読み終わりたいような圧迫感があります。 デンマークの警察の仕組みや文化も新鮮で、読みごたえありました。 映画化もされている人気シリーズらしいので、他も読んでみよう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(第5作目を読み終えたので、もう一度1作目から読み返す。よって、初読の感想にあらず) 再読で結末もわかっているにも関わらず、それでも心臓がぎりぎりと引き絞られるような感覚は変わらず。 事件そのものの悲惨さや、底が見えない悪意、極限状態での5年もの監禁生活などの舞台装置に加えて、カールの不器用さやアサドの不確かさ、針の筵的な悲しさも。 悲しい材料ばかりでありながら、なにはともあれ「ハッピーエンド」の形をとるところに救われる。 これを救いと言っていいのかどうかは、判断のわかれるところではあるけれど。
Posted by
内容(「BOOK」データベースより) 「特捜部Q」―未解決の重大事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。カール・マーク警部補は「Q」の統率を命じられた。しかし、あてがわれた部屋は暗い地下室。部下はデンマーク語すら怪しいシリア系の変人アサドひとりのみ。上層部への不審を募...
内容(「BOOK」データベースより) 「特捜部Q」―未解決の重大事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。カール・マーク警部補は「Q」の統率を命じられた。しかし、あてがわれた部屋は暗い地下室。部下はデンマーク語すら怪しいシリア系の変人アサドひとりのみ。上層部への不審を募らせるカールだが、仕事ですぐに結果を出さねばならない。自殺と片付けられていた女性議員失綜事件の再調査に着手すると、アサドの奇行にも助けられ、驚きの新事実が次々と明らかに―北欧の巨匠が本邦初登場。デンマーク発の警察小説シリーズ、第一弾。 5月22日~6月3日
Posted by
閉じ込められている女側の話と、それを追う警察側の話で、その女アレックスを思い出す。閉じ込められている話が長く、息苦しかった。主人公の相棒のアサドが良い味を出している。職場で突然スパイシーなパイを作ったり、一般道を90キロでぶっ飛ばしたりで、笑ってしまった。
Posted by