男友だちを作ろう の商品レビュー
ナオコーラさんと、気になる男性の14編の対談。 若い世代の関心事や、対談者の考え方などそれぞれに興味深い。 そこにナオコーラさんの世代の女性の感じ方も加わり、人間の見方が広がったような気になる。 最後の対談の最後の言葉; 「私は、佐野洋子さんみたいになりたいです。かっこいいおばさ...
ナオコーラさんと、気になる男性の14編の対談。 若い世代の関心事や、対談者の考え方などそれぞれに興味深い。 そこにナオコーラさんの世代の女性の感じ方も加わり、人間の見方が広がったような気になる。 最後の対談の最後の言葉; 「私は、佐野洋子さんみたいになりたいです。かっこいいおばさんになりたいんです。死ぬまで書きたいですね」
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個人的にはやはり劇団、作家系の岡田利規氏や、前田司郎氏の章が気になったのだが、なんとアジカンのごっち?ゴッチの章などもあって、そう、いろんな女の子が(まあ女の子限定ぢゃないけど)、男友だちってどーだろてなかんぢで、軽く読めるかと。
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webちくまで連載されていたとき、少しずつ読んでました。 書籍化されていたので、読み返し。 ナオコーラのモノの見方が随分と好きで、この対談では彼女の目線や思考を追えることに快感を覚えました。 対談相手との距離感もちゃんと、文面からわき上がる。 正直な人だと思う。 ときどき、...
webちくまで連載されていたとき、少しずつ読んでました。 書籍化されていたので、読み返し。 ナオコーラのモノの見方が随分と好きで、この対談では彼女の目線や思考を追えることに快感を覚えました。 対談相手との距離感もちゃんと、文面からわき上がる。 正直な人だと思う。 ときどき、暴走しちゃう思考も面白い。
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アーティストやお粥屋のおじさん、時には大学生など色んな男の人とおしゃべりしていく本。時に感傷的になったり、その時々の著者のメンタルが伝わってくる。
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盛り上がっている人といない人がまるわかり(笑)。 でも、それがまたこの企画の面白いところかも。 山崎さん、小説よりエッセイの方が面白い、、、 (ごめんなさい。)
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対談のお相手はナオコーラさんの同世代の方が多く、ワタシはまあ少し下なので、先輩方の会話に聞き耳を立てている感覚で、楽しかったです。 前田司郎さんがやっぱり素敵!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中津川市立図書館の新刊コーナーにあったので手にとってみた。 挿絵がとてもよかった。 相手によって、話がぜんぜん違っていて面白い。 男女間に友情は成立しないのだろうか。 本の中にあったけど、男女間に恋愛しかないと考えてしまうのはなんだかなぁと思ってしまう でも自分は、女のずるさみたいなものを無意識に使っていて、 なんだろう、男の人同士の友情と、女の人同士の友情って違うよなぁ そもそも友達って?とか思ったり。 この人の小説も読みたくなった。
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山崎ナオコーラの書くものが何でも好きという訳ではないけれど、文藝に掲載されたデビュー作以来基本的には読み継いでいる作家である。彼女の書くもののどこに惹かれるかと言えば、その断定と曖昧の同居している雰囲気であると思う。もちろん、全ての物語は虚構であると思うけれど、ひょっとするとその...
山崎ナオコーラの書くものが何でも好きという訳ではないけれど、文藝に掲載されたデビュー作以来基本的には読み継いでいる作家である。彼女の書くもののどこに惹かれるかと言えば、その断定と曖昧の同居している雰囲気であると思う。もちろん、全ての物語は虚構であると思うけれど、ひょっとするとその立ち位置は作家の素の心情が居る場所なのかと思うことしきりである。 この対談集はWEBちくまに掲載されるのを一つずつ読んできたこともあるので、一つ一つの対談の背景に見えている作家の周辺事情のようなものや、その間に書かれた作家のホームページの日記から伺える作家の心情のようなものを、既に重ね合わせてしまっているのだが、この間に山崎ナオコーラの作風は随分と変わったように思う。その足跡としてこの本は存在している。 しかし対談集としては不思議な本でもある。インタビュワーが何かを引き出すというタイプの対談集では決してない。もちろん、山崎ナオコーラが掬い上げるその人の人となりというものがあって、興味を掻き立てられることは掻き立てられるけれど、それは飽くまで山崎ナオコーラの見ている面白いものというフィルターが掛かってのことなんだな、というこをやはり強く意識してしまう。 そんなごちゃごちゃと考えながら読むことも無い筈ではあるが、自分はここに登場する人に興味があるのではなくて、やはり山崎ナオコーラに興味があるのだ。むしろ彼女がインタビューしているのでなければ、ここに登場する誰一人としてどんな人であるのかを自分から調べたりはしない筈だ。 自分をさらけだしているつもりはないのかも知れないけれど、誰もかれもそれ程強く自らを主張してこないインタビューの中で、山崎ナオコーラの差し伸べる言葉の手の内はどうしたって自分自身の内面を写したものとなってしまう。結果、随分と自分をさらけだしているなあ、という印象が残る本になっているように思う。そして、その印象はエピローグの中で余りにもあっけらかんと確認される。そんなことまで話してしまっていいのか。 この本を手に取る人は、きっとかなりの山崎ナオコーラ好きの人なんだろう。結局自分は山崎ナオコーラの書くものは何でも好きなのかもしれない。
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山崎ナオコーラの作品に出ていそうな人との対談は小説の1場面としても、エッセイとしても楽しめるけど、そうでない人との対談がちょっと残念な感じ。
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まずは装丁がとてもキュート。 驚くのは対談でも、やはりナオコーラさんの文章はどこまでもナオコーラさんらしさに溢れている。 最後に、心臓が跳ね上がる運命的な一節が。
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