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NO.6(#6) の商品レビュー

3.8

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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    15

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2024/05/20
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この巻で進んだこと、なし。 この巻でわかったこと、ネズミは《NO.6》に焼き滅ぼされた森の人々の生き残りであったということ。 以上。 ネズミが地下深くに隠れ住んでいる人々のもとを出て、現在の生活をしているわけなどはまだ明かされず。 っていうか、今後も明かされないような気がしてきた。 これは少年たちの成長物語であるとともに、サスペンスやパニック小説でもあるはずだったのに、あさのあつこの文体ではテンポよくストーリーは進まないし、多分作者が都市を破壊するという大きな出来事よりも、紫苑とネズミのふたりを書きたくなってしまったのだろう。 栗本薫の「ナリスさま」を彷彿させるな。 『バッテリー』でも思ったけど、彼女の書く少年たち、うだうだ考えすぎ。 今、この状況では、考えるな感じろ、と言いたい。 その感じた描写で、読者がうだうだ考えるからさ。 登場人物たちがあちこちに分散した現在、どこのパートも煽りで終わる。 紫苑とネズミ以外のパートは短いので、情緒面だけ語られて状況はほとんど変わらず、煽りで終わる。 この構造に飽きてきている。 ”温暖化による新たな感染症の広がり、予測不能な異常気象、そして国家間、民族間の尽きぬ争いと、核の仕様……。” 2007年に刊行されたことを考えると、この一文の精度がすごい。 それとは逆に《NO.6》の成り立ちを読んで思ったのは、都市についての描写の粗さ。 私は最初、アメリカ合衆国とかユーラシア大陸とかの平面の中で6つの都市国家ができたと想像していたのだけど、今回初めて地球上に人類が住めるエリアが6ヶ所と記載されたのを読んで、それでは人類が生存できる地域の緯度と経度と標高くらいはざっくりわかるように書いてもらいたいと思った。 結局作者の目は人物に向いているのであって、その背景はぼんやりしていてもかまわないということなのだな。 私はどちらかというと、世界の骨格によって人のありようって変わってくると思っているので、この辺がモヤモヤするんですよねえ。

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2023/06/16
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髪が白髪になるのと、両脚が壊死とでは代償が違いすぎる。紫苑はやっぱり持ってるな。 とうとうNo.6戻ってきたぞー!

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2023/05/11
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今まで全くの謎だったネズミの過去が明らかになる巻ですが、ネズミの普段の達観したような態度は辛い経験によるものなのかと思うと切なくなりました…。ネズミと紫苑はかつてはNo.6の内と外という全く逆の立場だったのに、今では共に手を取り合ってNo.6を倒そうと行動しているのがぐっと来ますね…。

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2022/11/14

NO6第6巻。ますます続きが気になる展開。そして、丁度良いところで終わるんですよねー。続きが楽しみです。

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2023/03/18
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2019/04/01 再読。 2023/03/14-16 再再読。 ・溝鼠を手懐けまくる紫苑。プリンセスか。サソリに対してバッチバチに強気で出る紫苑いいな~。なんというか、紫苑は本当に豪胆だな。いや、言葉通りの豪胆ってわけじゃなく変なとこで胆が据わってるよなと思う。 ・イヌカシが月薬に仕事もちかけるとこ好き! ネズミと紫苑にもう一度会いたいとしっかり噛みしめるとこも良い…… これも紫苑が来てこそだったよな、力河は顕著だけどさ……  ・この辺、だいぶアニメでカットされてたような気がするんだけどそこそこ記憶ある気もして、どこまではやってたんだか?? サソリは出てなかったような気がする。 ・NO.6の過去やネズミの過去が明らかにされて、一気に見える範囲が広がったな~と思う巻。あとやっぱりネズミは紫苑に甘い。ちょうやさしい。 ・紫苑に会いたい気持ちと自分の姿を見せたくない沙布の二律背反が切ない。なんか沙布はほんとに……被害者…… ・は~~矯正施設の中に入っちゃったよ~。紫苑覚醒編だ(そうなの?)

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2018/08/22
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矯正施設の近に住む人々,No.6が出来上がった経緯,イヌカシ達の仕事,何かが変わった沙布,ネズミの過去,始まった異変

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2018/01/12

言葉の言い回しが、くどく感じられ、そっちに引っかかってしまう。せっかくストーリーは面白いのに、残念です。 作者さんにメッセージを伝えたい強い気持ちがあるのは判るけど、何度も繰り返されると…。 もっと簡潔に伝えてほしい。

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2017/07/10
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No.6の成り立ちに関わっていた「老」。 ネズミの過去が徐々に明かされていく。。。 一方、イヌカシは、紫苑とネズミが生きて戻れる道を作る為、必死の駆け引きを仕掛ける。 月薬って莉莉ちゃんのパパですよね。無事でいられるのかしら(-ω-;)ウーン  そして沙布はいったい、どんな姿に変えられてしまったのか。 No.6の『聖なる祝日』に起こった悪夢。 あぁ、早く続きが読みたい!!!

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2016/04/26

地下で生きる人々と出会うネズミと紫苑。No.6の誕生に携わった人物との出会い。ネズミの過去。どうなってしまったのか沙布。いよいよ施設内部の扉が開かれる所で終わる。クライマックスに近づいていく感じがして続きが非常に気になる。

Posted byブクログ

2016/02/24

おもしろかったー。 それぞれの過去が少しずつ明らかになってきました。 沙布がどうなってるのか…気になります。 No.6でも崩壊が顕在化してきました。いよいよ序章かな、という感じ。 この展開速度、やっと慣れてきた。

Posted byブクログ