てふてふ荘へようこそ の商品レビュー

乾ルカ【著】

2015/08/29

いわくつきの格安のぼろアパートに住む住人の短編集。どの話も主人公が一生懸命でその後いろいろあるのですが、泣ける。読後感が良いです。久しぶりに読み進んだ本だった。

2015/08/15

舞台となる格安アパートで織りなす大家さんと住人と霊との心暖まる物語。
アパートには１～６号室まであり、それぞれの部屋には地縛霊がおり、入居者と心が通じ、触れあうと成仏できるという。せっかく心が通じ、絆も生まれるのに、成仏という別れが待っているところが哀しいが、それ以上に霊との交流で入居者達の心にもたらされた勇気や前向きな気持ちが、明るい未来を感じさせて良い。心の中で霊達が生きているのも救いになる。
最後には、大仕事があり、大団円の終幕。
読後感は、少しの切なさと爽やかさが混ざったような感じです。

2015/06/10

それぞれ事情を持った男女がてふてふ荘に入居したが、、、。

そのアパートには一部屋毎に地縛霊がいる！！事情を抱えた入居者が地縛霊と接していくうちに変わっていくお話です。

面白かったー。
読んでいて、気持ちが和みました꒰*✪௰✪ૢ꒱

2015/04/20

１部屋に１人幽霊の住むアパート
幽霊と住人とのやりとりに、毎章、涙がこぼれそうに
ホロッとくる話ばかり

＜追記＞
ドラマ化されてるんですな

2015/03/24

格安アパートてふてふ荘に住む地縛霊と、各部屋に住むことになった人たちの、ちょっと不思議な、心温まるオムニバス小説。

住人となる人たちは、みんな訳あり。
それぞれが、ちょっと後ろ向きだったりするのだけど、地縛霊と関わって、新しい一歩を踏み出すようになる。

最後に分かるてふてふ荘の名前の意味と、大家さんの秘密。
みんなが収まるところに収まって良かった。

初めての作家さんでしたが、読みやすくて面白かった。
気分転換に最適な本でした。

2014/12/27

てふてふ荘の各部屋に住みつく地縛霊と人間の、ハートフルなオムニバス小説。

ドラマ版4話（5号室の微妙にBL入った話）だけ、好きな俳優くんが出てたので先に見ていたのですが、それに感動して、他の幽霊たちの話も気になり、本を手にしました。

強いて言えば、1号室の高橋くん（人間）＆さやか（霊）の結末が意外にあっけなく、物足りなさはあったけれど、どの話もジンとくる瞬間があって、ヘタすると涙が出ちゃうくらい、良質な物語ばかりでした。“地縛霊を成仏させる手段”もうまく作用していて、なんだか読み終わった後、ほんわか優しい気持ちになりました。

2014/10/28

格安だけど理由ありの「てふてふ荘」。
じんわり切なく、涙が滲む暖かい話だった。後ろ向きの入居者に対し、前向きな同居人。特に前半の方の話が好き。（さやか・みっちゃんとおっちゃんの話辺り）
思い詰めてる時って人の笑顔に途方もなく救われる気持ちになる事があるもんね。

2014/09/03

みっちゃんとおっちゃんの話が泣けた。。。
素の私がいいって言ってくれる人がいるっていうのはホントに幸せ。
でも、その存在に気づいたときにはもうその人はいないかもしれない。

人との出会いを大切にしようと思った。

2014/07/06

2014.7.6 読了

てふてふ荘の 住人と同居人の話。
それぞれは 短編ですが、
つながってます。

同居人とは ワケありで。。。

実は その部屋に居つく 幽霊なんです。

その幽霊に、幽霊以上の感情をもって
触れれば、
その幽霊は 成仏します。

なんやねん、気持ち悪い。。。と
思ってるうちは 消えないってこと。

けど、関係ができてきて、
恋愛感情だけでなくとも
仲良くなると 自然とわきあがる
触れたいという思いをもって
触れたときこそ。。。
消えてしまう。

複雑ですよね。

あたたかい別れ、さみしい別れ。。。

どの話も すごいよかった！

特に 2号室は 泣けた。

そして、最後も 衝撃の事実も
あったりして、
読みごたえあり！でした！

オススメかな！

2014/04/09

ちょっとはまっている乾ルカ。途中で止めるのが少々難しいくらい、最後までぐいぐい読んでしまう。
小6の息子も、面白い!と朝読に持って行っていた。7