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天頂より少し下って の商品レビュー

3.7

95件のお客様レビュー

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2011/11/21

やっぱり、川上弘美さんはいい!この空気感!短編集です。表題の「天頂より少し下って」が、一番好き♪おススメですっ♪♪

Posted byブクログ

2015/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

川上弘美の短編小説はいい。 表題作は、心許なくて、少し切なく、少し幸せで、人生の後半を生きている女性の独白が素晴らしい。 「夜のドライブ」も哀しくなってしまうくらい好き。 みんなぐるぐる迷いながら、日々を生きている。

Posted byブクログ

2011/11/08

川上弘美の言葉は心地良い。言葉ではうまく表せないような、もやもやした言葉以前の感情のような、淡くてあるのかないのか分からない程だけれどでもやっぱりあるような、そういうものを言葉によって何とか拾い上げようとしているところが、好きだ。 やはり、中でも表題作が一番好きだと思う。恋をする...

川上弘美の言葉は心地良い。言葉ではうまく表せないような、もやもやした言葉以前の感情のような、淡くてあるのかないのか分からない程だけれどでもやっぱりあるような、そういうものを言葉によって何とか拾い上げようとしているところが、好きだ。 やはり、中でも表題作が一番好きだと思う。恋をするのって、生きるのって、大変だけれど、でも好きなものは好きだし、時は流れていく。少し切なくて、少し嬉しくて、最高ではないかもしれないけれど、一歩下がったところで、やっぱり好きだな、と思っている。そういうゆるさが良い。

Posted byブクログ

2011/11/04

思わず声を出して笑ってしまうおはなしから、しんみりしてしまう話まで。 どれもいかにも川上弘美さんらしいなという作品です。そしてどの話もすごくおもしろい。 クローン人間を描く一実ちゃん、イイダアユムが好きなハナちゃん、ちょっとだめなはとこにどこか心惹かれる瑛子、短いしっぽがあるとい...

思わず声を出して笑ってしまうおはなしから、しんみりしてしまう話まで。 どれもいかにも川上弘美さんらしいなという作品です。そしてどの話もすごくおもしろい。 クローン人間を描く一実ちゃん、イイダアユムが好きなハナちゃん、ちょっとだめなはとこにどこか心惹かれる瑛子、短いしっぽがあるというエイコちゃん、妙なものばかり家に連れてくる母綾子さんにその娘まゆ、年老いた母とする初めてのドライブに感極まる真由美、男になった息子と自分より11もとしの離れた恋人を持つ真琴。 どの登場人物もとても魅力的なのだ。思わず声を出して笑ったのは一実ちゃんのこと、エイコちゃんのシッポ、壁を登る。しんみりしたのは夜のドライブ。魅力的な男性がでてきたのは金と銀(はとこのハル)なんだかんだ好きだなって思ったのは表題作の天頂より少し下って。 ほんと川上弘美さんすきだなぁと改めて思った短編集でした。大満足!

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2011/11/01

短編集。 ふわっとした文章で読みやすい。 恋愛小説というよりもう少し、生活の中で感じるモドカシさ、刹那さ、哀しさが漂う。

Posted byブクログ

2011/10/30

会話文が続くような感じで読みやすい。少女の危うさから大人の女の純粋さまで様々描かれているけれど、女のひとというのはいつまで経っても純粋で意外と不器用な、可愛い生き物なのだなと思った。「夜のドライブ」が良かった。私もお母さんのこと、大切にしなきゃ。

Posted byブクログ

2011/10/28

短編作品なのですが。うーん、現実的な話もあればなんじゃそりゃ?って感じの不思議ちゃん系の話もあって。なんだか、今回の文章の表現は他の著者さんふうな感じもしたり・・・。短い内容だけど、惹きつけられる作品もあるんですよねぇ。

Posted byブクログ

2011/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館にて。 やっぱり川上弘美好きだな~と改めて思った。 「エイコちゃんのしっぽ」は別な本でも読んだことがあったが、やっぱりいい。変なんだけど、長尾さんの気持ち悪さが本当に気持ち悪くて笑った。 「夜のドライブ」も好き。これも別な本で読んでいたけど、母親とのドライブの本。そうそう、母親ってこんなとんちんかんなこと言うよなーでもちょっと懐かしくて切ない感じ。母親と私もドライブに久しぶりに行きたくなった。

Posted byブクログ

2011/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いつかまた、この瞬間のことを思い出すことがあるのかな。真琴は思う。好きな男たちがいて、でも不安で、どうやって生きていったらいいかわからない幼い子供みたいな気持ちでいる、今のこの瞬間のことを。」                            『天頂より少し下って』より 『夜のドライブ』のなかの、老いた母親を車に乗せて、なんだか少し泣きそうになって、でも泣いたらなんだか不吉だと思って、その代わりに少しスピードを出した、っていうところの。娘の気持ちが少しわかるような気がした。 あとは、ヒモになれなかった吾郎。吾郎がヒモになりそこねたのであたしは少し悲しい。

Posted byブクログ

2011/10/07

ちょっと関わりのあったりするけれども基本的には独立した短編集。 いつもの川上弘美の短編みたいな不可思議さはないけれども楽しく読みました。

Posted byブクログ