帰宅部ボーイズ の商品レビュー
小学校の頃から、名前をネタにからかわれ続けていた矢木直樹は、中学でもからかい続けてきたカナブンの前で、同じくからかってきた友人のウメの顔面を殴ったところから彼らとの友情が芽生える。野球部に馴染めなかった直樹は、カナブン、ウメ、そしてテツガクという4人で、中学の放課後にしかできない...
小学校の頃から、名前をネタにからかわれ続けていた矢木直樹は、中学でもからかい続けてきたカナブンの前で、同じくからかってきた友人のウメの顔面を殴ったところから彼らとの友情が芽生える。野球部に馴染めなかった直樹は、カナブン、ウメ、そしてテツガクという4人で、中学の放課後にしかできないことを探し始める。 現代の親世代が中学だった1980年頃の回顧もの。現代の子供世代である息子が学校に馴染めなかったところから、自分の過去を思い出すという、割とよくあるタイプのストーリーだ。 運動はできるが仲間と馴染めない主人公、喧嘩っ早くて落ちこぼれの少年、成績もよく恵まれた環境で映画監督を夢見る少年、そして飛び抜けたなにかはないが、なんとなくうまくやる少年の4人で、1980年らしい形での青春を謳歌する。 漫画やアニメであれば、そこから恋愛に発展するものだが、それもほとんど無いあたりがリアルなところであろう。 写真部から8ミリ映画、そのきっかけとなったみんなで見た映画など、モチベーションは十分なのに、うまく行かない消化不良感も逆に良い作品だ。 ただ、よくある構図といえばそうかな。
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帰宅部の僕らにも青春はたしかにあった… 直樹・カナブン・テツガク・ウメ 4人の中学生のほろ苦い三年間を、家庭を持ち小学生の息子がいる直樹が振り返る物語。 たぶんわたしの時代と同じかな? 何かしら部活に入るのが決められて、辞めると白い目で見られ、帰宅部だというだけで先生から目を...
帰宅部の僕らにも青春はたしかにあった… 直樹・カナブン・テツガク・ウメ 4人の中学生のほろ苦い三年間を、家庭を持ち小学生の息子がいる直樹が振り返る物語。 たぶんわたしの時代と同じかな? 何かしら部活に入るのが決められて、辞めると白い目で見られ、帰宅部だというだけで先生から目を付けられた時代笑 ラスト近くで高校生になった直樹が中学の時を振り返る場面にちょっとウルっ(T . T) 20代で気づいたあの頃の事、子供を持った今の気持ち…ラストの語りも良かった。゚(゚´Д`゚)゚。 自分の中学時代はどうだった? 自分の子供の頃を忘れて子供に理想を押し付けてないですか? あの頃を思い出させてくれる作品です! おじさんになった今読んで欲しい一冊です(^ ^)
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胸がアツい。 中学時代の、苦くて切ない思い出が蘇ってくる。 キラキラ輝く青春とは違う、でも確かな青春が心を揺さぶる。
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『その時僕は、多分自分で決めたのだと思う。人と同じであることにしがみつくのではなく、今いる場所ではないどこか別の世界を求めることを。かっこ悪くても、ひっくり返っても、もがきながら、もう一度カナブンのように起き上がり、飛び立とうと…』 人の目を気にせず、自分の好きなように生きることはとても難しいことです。周囲の人々に「お前は愚かだ」と冷たい目線を向けてくることもある。楽しいことばかりではない。それでも"帰宅部"の彼らの日常はとても生き生きしているように見えます。(暴力的な喧嘩などの悪事を称賛してるわけじゃないけど(汗)) 彼らの日常は先ほど述べたように楽しいことばかりではなく、野球部との確執、金崎(カナブン)の母と姉とのいざこざ、小島(テツガク)が街からいなくなること…主人公・矢木が、カナブンを助けなかったこと…… 主人公の矢木は、カナブンを助けなかったことで、自分を責め、変わりたいと思うようになったり… 輝かしくて誰かに誇りたい青春も、暗く重たい青春も、『過ぎたことだけが、自分の中に残る』そうして『今の自分を作っている』『過去は変えられない。全ての行為は連鎖している。』 それでも、『今の自分は、自分の先端に立っている自分』で、『どの道を選ぶこともできる』 この本には生き方のようなものを教えられた気がします。どんな過去でも、それが"今"だった時は必ずあって、どんな結末になるかわからない"今"をがむしゃらに、それこそ"カナブン"のように生きてきたことが僕にもあったことを思い出しました。 大人になっていくにつれ、過去をただ単に過ぎ去ったものと冷たい眼差しで一瞥して、それで終わってしまう自分がいたことにも気づかされました。 矢木のように、今の自分を作り上げてきた自分の過去たちを振り返り、あの頃と今を行きつ戻りつしながら未来に向き合っていきたい、綺麗事なのかもしれないけれど、器用に生きることができないから、カナブンみたいにかっこ悪い自分を受け入れて、飛び立とうと頑張れる人生を送りたいものだなぁ、と思いました。 あー、あと『出会うタイミングが観る者の人生と共鳴しなければ、案外味気ないものなのかもしれない』とありますが、高校の部活などの青春の思い出から遠ざかるほど味気ないものになるのかもしれないですね〜… 20代のうちに読むと一番良さそうかなぁ?でもいろんな人に読んで欲しい作品です! ※『』は本書からの引用
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中学生の男の子、帰宅部の子供達の青春ストーリー。小学生の父である主人公が、自分の中学時代を思い出す。 男の子を持つ父親として、また自らの青春時代を思い出し、引き込まれてしまいました。 以下あらすじ(巻末より) まっすぐ家に帰って何が悪い!入部した野球部に馴染めない直樹。喧嘩早くクラスで浮いた存在のカナブン。いじめられっ子のテツガク。学校にも家にも居場所のない3人が、共に過ごしたかけがえのない時間。喧嘩、初恋、友情、そして別れ…。帰宅部にだって汗と涙の青春はあるのだ。「10年に一冊の傑作青春小説」と評された、はみだし者達の物語。
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中学生に上がった、 苗字で揶揄われることが多いヤギ 母子家庭で育ったカナブン 祖父と二人暮らしのテツガク。 一度はそれぞれ部活に入るが、部を辞め帰宅部になり・・・。 読んだ年齢が悪かったんでしょうね。 青少年コーナーにある本は青少年と呼ばれる年齢で読むべきでした(もう遅いです...
中学生に上がった、 苗字で揶揄われることが多いヤギ 母子家庭で育ったカナブン 祖父と二人暮らしのテツガク。 一度はそれぞれ部活に入るが、部を辞め帰宅部になり・・・。 読んだ年齢が悪かったんでしょうね。 青少年コーナーにある本は青少年と呼ばれる年齢で読むべきでした(もう遅いですが)。
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過去の自分の選択が今の私を作っているんだと思うと苦い経験も大事にしたくなりました。 男の子の青春もいいですね。
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帰宅部だと、熱い青春群像は難しそうだなぁと思いつつ読み始めました。 暴力的な要素や暗い背景に こういった局面からせめるしかないのだと限界を感じていたのは事実かな。 息子と向き合うというよりは回想録に終始していた物語。スケートボードのくだりがとても切なかった。 テツガクくんの存在...
帰宅部だと、熱い青春群像は難しそうだなぁと思いつつ読み始めました。 暴力的な要素や暗い背景に こういった局面からせめるしかないのだと限界を感じていたのは事実かな。 息子と向き合うというよりは回想録に終始していた物語。スケートボードのくだりがとても切なかった。 テツガクくんの存在はとてもスパイスになっていたし、村瀬さんの存在は肝だったね。そう思って物語読み返してみるとまた違った世界がみえてきたりも。 読書の醍醐味なのかな。
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子供をもつ大人となった主人公が、中学時代の3年間を回想するストーリー。タイトルを見て、青春もの独特の楽しく、勢いのあるイメージをして読み始めました。直樹をはじめ、部活に打ち込めず帰宅部となった、カナブン、ウメ、テツガクの4人。友情、挫折、恋、ケンカ、後悔、別れ。一年ごとにちょっと...
子供をもつ大人となった主人公が、中学時代の3年間を回想するストーリー。タイトルを見て、青春もの独特の楽しく、勢いのあるイメージをして読み始めました。直樹をはじめ、部活に打ち込めず帰宅部となった、カナブン、ウメ、テツガクの4人。友情、挫折、恋、ケンカ、後悔、別れ。一年ごとにちょっとずつ成長していく皆の青春はもちろん楽しい時もありつつも、読み終わってみると少しのほろ苦さとリアリティの感じさせる青春小説でした。
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なかなか友だちややりたいことを見つけられない息子を見守りながら自分の中学生のころを振り返る 何十年前だろう 昔っぽい(校内暴力とか出てくる不良の生態やドラマの名前が) 部活になじめず 居場所がないと引け目を感じながら 仲間と楽しい帰宅部ライフを送る 自分でもどうしようもない気持ちが中学生のリアル でも大人っぽい
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