「通貨」を知れば世界が読める の商品レビュー
「基軸通貨」をめぐる大河ドラマ。ポンドに始まり、ドル、ユーロそして円、さらには「地域通貨」までの可能性を分かりやすく説明してくれる。 さて、「1ドル=50円」の時代は本当にやってくるのか。今後に注目。
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浜ノリ子のセミナー担当になったので一冊ぐらい読んどかないとと思って購入。 基軸通貨の歴史を概観するには少しぐらいは役に立つかもしれないけど、議論が雑過ぎて、読むに値しない。 エコノミストというより、評論家、シナリオライターですね。 こんなんで同志社大の教授が良く勤まるもんだな。
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p102:「プラザ合意」 アメリカのご都合主義のとばっちりを食うことに対して、その他の国々が拒否権を発動した場面だったと言ってよい。 p109:EUの起源。争いの元となる資源の問題をなくしてしまおう。そのために、設立されたのが欧州石炭鉄鋼共同体だった。それが後に欧州経済共同体...
p102:「プラザ合意」 アメリカのご都合主義のとばっちりを食うことに対して、その他の国々が拒否権を発動した場面だったと言ってよい。 p109:EUの起源。争いの元となる資源の問題をなくしてしまおう。そのために、設立されたのが欧州石炭鉄鋼共同体だった。それが後に欧州経済共同体へ、そしてEUの前身にあたるECへと発展することになった。 リーマンショックでドルの基軸通貨体制が崩壊し、ギリシャ危機で次の基軸通貨候補であったユーロも候補となれないことがわかった。これからはどこか特定の基軸通貨が生まれるのではなく、もっと地域通貨が発達していくと筆者はとく。また、基軸通貨になれる候補として可能性が一番高いものは円と主張する。 そもそも基軸通貨になるためには、その通貨価値が変動することによって多くの人がハッピーにならなければならない。 ドルの基軸通貨はすでに各国が終わらせたいと考えているが、どこも発言しないため今日までずるずると長引いてしまっている。 これからお金はどうなっていくのか。
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まさに「円高」時代の今、注目の本。ってことで読んでみました。 基軸通貨をめぐる人類の歴史を辿りながら、今世界が直面する通貨問題について考える1冊。 “基軸通貨=ドル”時代の終わり、実は陰の基軸通貨『円』、EUの成り立ち~ユーロ危機、中国人民元の可能性、などを初心者にも分かりやすく...
まさに「円高」時代の今、注目の本。ってことで読んでみました。 基軸通貨をめぐる人類の歴史を辿りながら、今世界が直面する通貨問題について考える1冊。 “基軸通貨=ドル”時代の終わり、実は陰の基軸通貨『円』、EUの成り立ち~ユーロ危機、中国人民元の可能性、などを初心者にも分かりやすく解説。 キャッチコピーにあったように、為替相場の数字に一喜一憂するのが馬鹿らしくなるかも!? 小難しい表現はなく、とても面白く読めました。
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三橋さんと同じ論だし復習によかった。 野田政権の根拠のない信用が崩れるので 増税(しかも復興の事なのかなんだか曖昧というか 混同してる?)するよりも如何に国内での流動性と 円高による資産購入による世界へのまきこみを 考えた方がいいと思う。
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通貨のことがきちんと知りたければ他の本を読んだほうがいい。ただ、基軸通貨だった英ポンドの没落、レーガノミックスの実態、ユーロ統一の背景など、個別のイシューについてコンパクトに理解できるという点ではよいのではないでしょうか。最後の「地域通貨」については、紙幅の制限もあるでしょうが、...
通貨のことがきちんと知りたければ他の本を読んだほうがいい。ただ、基軸通貨だった英ポンドの没落、レーガノミックスの実態、ユーロ統一の背景など、個別のイシューについてコンパクトに理解できるという点ではよいのではないでしょうか。最後の「地域通貨」については、紙幅の制限もあるでしょうが、正直理解できませんでした。
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読みにくい。 面白くて読む手が止まらない、、、と書いてるが、まったくの嘘。 購入前に目次をみて、これはわかりずらそうだな~と思ったものの、 売れているので取り合えず買ってみた。やはり失敗した。。。 何か原因か読みながら考えていたが、理由は以下だと思う。 「章名、項目名に対する...
読みにくい。 面白くて読む手が止まらない、、、と書いてるが、まったくの嘘。 購入前に目次をみて、これはわかりずらそうだな~と思ったものの、 売れているので取り合えず買ってみた。やはり失敗した。。。 何か原因か読みながら考えていたが、理由は以下だと思う。 「章名、項目名に対する結論がわかりずらい」 「パラグラフのながれが飛びすぎ」 ~内容について~ この本の結論で 「この先は地域通貨が普及すべし」 と書かれているが、果たしてそうであろうか? 私は同意できない。 国内のサプライチェーンだけで生きていくのは無理。 輸出入は必須であり、地域通貨普及=混乱に繋がってしまうと思う。 ★外貨投資に役立つ情報が何か載っていないかな、、、と 期待していたが、期待はずれであった。
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”1ドル50円時代”などという副題が付いているが、 これはおまけですね。「基軸通貨」の歴史をざっと眺めて、 今の通貨の動きを観る視点を与えてくれる本です。 ちょいちょいエピソードを挟み込んでいて、 それが割と興味深く、挟み方もうまい。 TPP制度が批判されているのは知っていた...
”1ドル50円時代”などという副題が付いているが、 これはおまけですね。「基軸通貨」の歴史をざっと眺めて、 今の通貨の動きを観る視点を与えてくれる本です。 ちょいちょいエピソードを挟み込んでいて、 それが割と興味深く、挟み方もうまい。 TPP制度が批判されているのは知っていたけど、 その視点としてブロック経済圏の復活を持ち出していて、 これは個人的によく分かる懸案事項だなと。 紛争になりそうなものは慎重に回避していきたいところだ。 ただし、末尾の地域通貨に関する希望のかけ方は 飛躍がありすぎる。 キャンディ地域通貨を挟み込んだとはいえ、 この本の射程は「共通通貨」というアイデアがある、というところまで。 けど、そんな主体を作るのもなかなか一筋縄にはいかないでしょうなぁ。 それでミクロに目が行ってしまうわけだ。 「「基軸通貨」とはその発行国家の幸せが他国の幸せに通じている通貨のことだ」(意訳)というのはいい言葉。 正しく発展するというのは紛争をすることで、経済規模を増大させることではないからね。 とりあえず、そこを揺るがせにしないように。
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いろんなご意見があるようですが、私はほぼ、彼女が考えていることで納得しました。ほかのどの本よりも説得力はあったように思います。円がもう元に戻ることは考えにくく、50円まで進むかどうかは別にして、今よりさらに円が高くなることは間違いないと思っている一人です。介入に懐疑的であるところ...
いろんなご意見があるようですが、私はほぼ、彼女が考えていることで納得しました。ほかのどの本よりも説得力はあったように思います。円がもう元に戻ることは考えにくく、50円まで進むかどうかは別にして、今よりさらに円が高くなることは間違いないと思っている一人です。介入に懐疑的であるところや、バブル後、リーマン前にとった日本の政策などについての考察、また「今(生き残ることができている)日本企業がおかれている本当のところ」であったり、中国に対する考察など、基本的な考えはほとんど同じで、自分の頭を整理していただいたようで、非常にスッキリしました。小難しい文章もなく、例も巧みで2時間もあれば読めてしまいます。ただ、少し残念なのは、いざそうなったら、じゃあどうしましょうか。という部分が脆弱だったところ。私は専門家じゃありませんから、超円高時代の到来が、我々の生活や日本経済にどう影響してくるのかという点を実は最も知りたかったわけでして、そこで★1つマイナスとさせていただきました。別著にあるのかもしれませんので、機会があったら読んでみます。
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う~ん、ちょっと現実離れした感があります。 2章の基軸通貨を巡る国家の興亡は、通貨の歴史をざっと眺める助けになると思います。 全体として、通貨の動きを理解するために、ストーリーを作り出そうと工夫されている気持ちは伝わってきました。
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