子どもが体験するべき50の危険なこと の商品レビュー
この本のコンセプトは本当に素晴らしい。 怪我をしないように、病気にならないように、危ないことから子どもを遠ざけるのは、本当に本人のためになっているのか? 刃物の危なさ、火を使うこと、ものを爆発させること、、、何が危険なのか、どうしたら危険を避けられるのかを察知できる能力を身につけ...
この本のコンセプトは本当に素晴らしい。 怪我をしないように、病気にならないように、危ないことから子どもを遠ざけるのは、本当に本人のためになっているのか? 刃物の危なさ、火を使うこと、ものを爆発させること、、、何が危険なのか、どうしたら危険を避けられるのかを察知できる能力を身につけさせることこそ、本当の教育なのでしょう。 本の中には、「えっ、それ本当にこどもにやらせる?」と思うものもあるのですが、そう思ってしまうあたり、私も危険を避けて生きてきてしまったのでしょう。 自分に子供ができたら、この本を見ながらぜひ一緒に危険なことをやってみたいと思わされた本。
Posted by
評価3(読んで納得) 著者の信念、すべては「無茶をやる」ことから習得する、に共感を覚える人は是非とも読んで欲しい。自分でもやってみたくなること請け合い。 このままワークショップの教材として使えるぐらい良くできている。 内容には満足しているけれども、もっと手頃な価格で手に入るように...
評価3(読んで納得) 著者の信念、すべては「無茶をやる」ことから習得する、に共感を覚える人は是非とも読んで欲しい。自分でもやってみたくなること請け合い。 このままワークショップの教材として使えるぐらい良くできている。 内容には満足しているけれども、もっと手頃な価格で手に入るようにした方が本書の趣旨には沿っていると思う。 こんな人にオススメ -子供の頃冒険できなかった大人 -自分の子ども世代には冒険して欲しい大人 -ちょっと危ないことやってみたい子供
Posted by
うーん。マニュアルとしてではなく、ちょっとした読み物としてならまあ時間の無駄ではないとは思う。 「もっとくわしく」の子育てとは何の関係もないウンチクがいちばん興味深く読めた。
Posted by
上司から聞いた話だと、最近は「家のトイレが全自動の洋式だから、外の和式のトイレで座って用をたすことができない子」とか「家がオール電化で火に触れたことがなく、危険なものだと認識できずに火傷してしまう子」とかも出てきているらしい。世間の子供を見守る大人として(まだ自分は「親として」と...
上司から聞いた話だと、最近は「家のトイレが全自動の洋式だから、外の和式のトイレで座って用をたすことができない子」とか「家がオール電化で火に触れたことがなく、危険なものだと認識できずに火傷してしまう子」とかも出てきているらしい。世間の子供を見守る大人として(まだ自分は「親として」というステータスは無いので)、子供を危険な目に遭わせないようにする、というのは間違いなく大事なこと。でも、あまりに過保護になってしまって、その子供の生き抜くための力を奪ってしまってはいけない。 怪我をさせたくない、危険なことをさせたくない、だからその危険なものから遠ざけて、絶対に触れさせないようにしよう、というのは、「なんか起きた時に面倒になるから」「危険なことをさせてる間は目が離せないから、そんなことに時間を潰したくない」という、大人の怠慢でもあると思う。 子供が自由な発想で、時に大人の目から見たら危ないと思われることをやりたがるのは自然なこと。だいたい、自分が小さかった時のことを思い出しても、親に言ったら怒られるだろうなーってことの方が楽しかったしね。 この本に書かれてる50のことのうち、9割以上は大人が見守ってあげればまったく問題なく、怪我もせずに体験することができるものだと思います。要は、それをしたいという子供のために、自分が時間を割いて彼らに向き合ってあげられるかどうか。 そんなことを考えるためにも、子供に触れる機会のある人なら一度は読んでおいて損はないと思う。
Posted by
衝撃的!ちょっと怖いことも書いてある。以前はいたずらにしていたことかもしれないけれど…。これらを「怖くてできない」って思ってしまう私自身が、すでに「過保護世代」なんだと思った。
Posted by
201204/ (序文) この本には、子どもだけでなく大人にとっても危険なことばかりだと思われる方もいるでしょう。しかし私は、これらを体験しないことのほうが、結局は私たち自身や私たちの社会にとって、もっと危険なことになると心配しています。ここで紹介している活動は、実際の現象を、と...
201204/ (序文) この本には、子どもだけでなく大人にとっても危険なことばかりだと思われる方もいるでしょう。しかし私は、これらを体験しないことのほうが、結局は私たち自身や私たちの社会にとって、もっと危険なことになると心配しています。ここで紹介している活動は、実際の現象を、とにかく体験してみるための方法です。そこから、注意して物事を観察する意識が生まれ、物事を探究する好奇心が芽生えます。化学物質や機械を実際に扱うことは、物づくりの技術や創造的な思考を育てるうえで、非常に意義深い体験となります。そして、「お手上げ状態」になるのは、怖くておかしくて楽しいことでもあります。こんな方法で現実と対面できる場所は、今は幼稚園か大学院にしかありません。認識能力の開発においては、実際にやってみることが、もっとも効果的な方法とされていますが、残念なことに、学校でも街角でも家庭でも、禁止されていることがほとんどです。 それを実行するのが、この本です。強い好奇心、物づくりの技、試す気持ち、考える力を持つ子どもに育てるためのガイドです。こうした能力は、結果的には、子どもたちを探究心旺盛な社会の一員に育てるための力となり、ひいては次世代の発明家、改革者、指導者を生み出す基盤となります。そこで私は、老いも若きも、経験者も未経験者も、とにかくあらゆる人たちに、この本に書かれているすべての活動を実行してほしいと考えています。これを実行すると、見慣れたものが違って見えるようになります。「こんなときはこうしろ」と教わってきた判断の基準に疑問を抱くようにもなります。そしてこれまでは「やり方がわからない」と決めつけていたことも「まずやってみよう」と思えるようになり、人間の度量が広くなります。さあ、やりましょう。大変なのは最初の危険な一歩だけです。/
Posted by
子どものうちに体験しておくと のちのち大人になったときに役に立つサバイバル術。 というか雑学。 私はほとんど体験済みだったのだが、周りは 「そんなことしないよ!!」とのこと。 案外やんちゃ。 ちゃんとレポートを記述するところもあるので 実際に使えるかもしれない。 後半は「この...
子どものうちに体験しておくと のちのち大人になったときに役に立つサバイバル術。 というか雑学。 私はほとんど体験済みだったのだが、周りは 「そんなことしないよ!!」とのこと。 案外やんちゃ。 ちゃんとレポートを記述するところもあるので 実際に使えるかもしれない。 後半は「この体験の意味はどうか」というのもしっかり記載されているので ネタとしての本とはちがうらしい。
Posted by
自分が子供の頃に普通にやっていたようなことが並んでいた。こういうことが普通にはできにくくなってるんだろうな。
Posted by
危ないものは子供から遠避けて社会全体が過保護になっている、だからあえて危険な経験をさせて本当に危ないことを知り自分のことを守れるようになる、ということだそうです。50個の最初の1つ目に「9ボルト電池をなめてみよう」と書いてあって驚いたけど、火を使う、ナイフを使う、子供の頃いたずら...
危ないものは子供から遠避けて社会全体が過保護になっている、だからあえて危険な経験をさせて本当に危ないことを知り自分のことを守れるようになる、ということだそうです。50個の最初の1つ目に「9ボルト電池をなめてみよう」と書いてあって驚いたけど、火を使う、ナイフを使う、子供の頃いたずらしながら経験したものもいくつかありました。小さなお子さん(特に男の子)がいる方には、とてもお勧めの本です。
Posted by
自由な環境で子どもにものづくりの体験をさせる取り組みをテーマにしたTEDトーク「ゲーバー・タリーが工作を通じて教える人生の教訓」でも知られる著者の本。子どもがちょっと背伸びをして出来るような実験の数々が紹介されている。具体的な進め方などが書かれているのもよいが、子どもと安全に関す...
自由な環境で子どもにものづくりの体験をさせる取り組みをテーマにしたTEDトーク「ゲーバー・タリーが工作を通じて教える人生の教訓」でも知られる著者の本。子どもがちょっと背伸びをして出来るような実験の数々が紹介されている。具体的な進め方などが書かれているのもよいが、子どもと安全に関する著者の考え方が述べられている前文が特に素晴らしい。
Posted by