神様のカルテ(1) の商品レビュー
読了(25/06/2011) 話題本だけに読んでみました ほのぼの感満載の ほのぼのした内容でした。 2もあるようですが きっと内容はさほど違いがないような バチスタシリーズとは違った 医療問題を扱った作品です。 とはいえ 医者と患者の関係をしっかりと感じさせ...
読了(25/06/2011) 話題本だけに読んでみました ほのぼの感満載の ほのぼのした内容でした。 2もあるようですが きっと内容はさほど違いがないような バチスタシリーズとは違った 医療問題を扱った作品です。 とはいえ 医者と患者の関係をしっかりと感じさせられる 作品です。 のっぺりしたいときにはいい本です。
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良い。 以前、夏川草介さんの『エピクロスの処方箋』を読み、夏川草介さんの描く哲学や情景に深い感動を覚え、『神様のカルテ』にも手を伸ばす。 夏目漱石に影響を受けていると主人公が言うように、文体や表現の小難しさがまた味が出ており良い。 読む度に、夏川草介さんの見えている世界を深く...
良い。 以前、夏川草介さんの『エピクロスの処方箋』を読み、夏川草介さんの描く哲学や情景に深い感動を覚え、『神様のカルテ』にも手を伸ばす。 夏目漱石に影響を受けていると主人公が言うように、文体や表現の小難しさがまた味が出ており良い。 読む度に、夏川草介さんの見えている世界を深く味わいたいというが欲求に駆られる。 小説に登場する安曇さんも人間的によく出来た人だなと。生きていく上での辛さや悲しみを知っているからこそ、相手の気持ちを理解しようと、寄り添う姿勢が素敵だなと。 私自身も、誰かの小さな灯火になれるようになりたいと思った次第。 ◾️学問を行うのに必要なものは、気概であって学歴ではない。熱意であって体裁ではない。大学など行かずとも、あなたの八畳間はまぎれもなく哲学の間であった。あの部屋には思索と英知が溢れ、ひらめきと発見があった。こんなことは今さら言葉にするまでもないことだ。八年をすごしたその探究の道に何を恥じ入ることがある。 ◾️笑う者あらば笑うがいい。貴君は常に前進してきたのだ。我々がその証人だ。 ◾️川を堰きとめ山を切り崩して猛進するだけが人生ではない。そこかしこに埋もれたる大切なものどもを、丁寧に丁寧に掘り起こしてゆうその積み重ねもまた人生なのだ。
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医療モノが好きなわたしにとっては面白くてスラスラ読めちゃった。私も医療従事者になったけど急性期じゃないから"死"に向き合うことってなかなかないけど、この本を通して人生を見つめ直すキッカケになった。私も、死ぬ時に、幸せな人生だったって思える人生を歩みたいな。
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息子へ) 最近、このブログで、君には、本屋大賞の過去受賞作品をたびたび薦めている。本書は、こんなにいい本なのに、大賞ではなく、第2位の作品。 ちなみに、本屋大賞関連の本は、ことごとく映画化・ドラマ化されていて、本作品も映画化。映画のほうも見たが、やっぱり原作がおもしろい。原作が...
息子へ) 最近、このブログで、君には、本屋大賞の過去受賞作品をたびたび薦めている。本書は、こんなにいい本なのに、大賞ではなく、第2位の作品。 ちなみに、本屋大賞関連の本は、ことごとく映画化・ドラマ化されていて、本作品も映画化。映画のほうも見たが、やっぱり原作がおもしろい。原作がおもしろかったから映画化する訳だが、さすがに、時間や映像化に制約がでるので、原作を超えることは難しいようだ。 地方の救急病院医の物語。 主人公の医者が特別すごい訳でもなく、患者の病気が特別難病であったり、シチュエーションが特殊なわけではない。 命の数だけ、死があるわけで、そのいくつかを取り上げた医者と患者の物語。ひとつひとつの命の物語に、涙と感動がある。 お父さんも本を読んで、久しぶりに涙した。君にも時々、本書のような良質の命の物語に触れて、死生観を研ぐを薦めたい (お父さんの本の買い方) BOOK・OFF \105円 (読め、もしくは、読むな) 必ず読め! (君が・・・歳のころに) いつでも。
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著者の別の本を読むつもりでいたが、図書館ですぐに読めるのがこちらだったので先にこちらから読むことに。救急医療、地方医療の大変さがヒシヒシと伝わってきました。息子が医学生なので、将来の姿と重ねてしまい、患者に寄り添える医師になって欲しいけど、自分の生活も大事にして欲しいなと思ってし...
著者の別の本を読むつもりでいたが、図書館ですぐに読めるのがこちらだったので先にこちらから読むことに。救急医療、地方医療の大変さがヒシヒシと伝わってきました。息子が医学生なので、将来の姿と重ねてしまい、患者に寄り添える医師になって欲しいけど、自分の生活も大事にして欲しいなと思ってしまいまひた。改めて医療現場で働く方たちに感謝と敬意を表します。
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地方の病院で働く医師の話。物語の大テーマは、【このまま忙しい地域医療を続けるか、大学病院でじっくり学ぶか】を選択すること。患者さんや友人たちとのエピソードとおし、どちらを選ぶかを決めます。 実際にお医者さんが執筆されているということで、心の揺れ動きにリアリティがありますね。こんな...
地方の病院で働く医師の話。物語の大テーマは、【このまま忙しい地域医療を続けるか、大学病院でじっくり学ぶか】を選択すること。患者さんや友人たちとのエピソードとおし、どちらを選ぶかを決めます。 実際にお医者さんが執筆されているということで、心の揺れ動きにリアリティがありますね。こんなのを子供の頃に読んでいたら、医師を目指してしまっていた気がします。笑 総評、全体に刺激的というよりは、ふんわり優しい作品でした。勝手に「容体が急変!!どう救うか!?!?」みたいな、激しめのドラマっぽい作品を想像していたので、「いつ事件が起きるのかな…?」→「あれ終わっちゃった…」みたいな寂しさ?残念感?がありました。
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ずっと気になっていた一冊。2026年の本屋大賞に夏川先生の本がノミネートされたことをきっかけに手に取りました。 劣悪な勤務状況の病院に勤める主人公・栗原一止。夏目漱石のような独特の話し方で変わり者として周囲に見られているが、実は優しく誠実。患者に親身になって対応している姿勢が胸を打つ。最後の安曇さんからの手紙にはグッときた。 迷った時には立ち止まろう、という筆者からのメッセージは、日々何かを目指さなければいけないような雰囲気の私達をホッとさせてくれる。 一止と看護師・東西とのやり取りが面白い。一止が私には妻がいるから‥のくだりで、東西が呆れる場面があるが、本当は東西は一止が気になっているのでは?と思ってしまった。 一止の妻のハルが素敵で可愛らしいと思ったが、それはハルの使う言葉が綺麗だからかなと思った。会話が一昔前の夫婦みたい。 読みやすく、時にユーモアを交えながら、淡々と物語は進む。しかしながら、描かれている内容は人の生き方や尊厳である。結構深い。続編も全て読みたいと思う。
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栗原一止 イチ。本庄病院に勤務する五年目の内科医。信濃大学医学部卒。夏目漱石を敬愛している。南3病棟。御嶽荘の桜の間の住民。御嶽荘でのニックネームはドクトル。 外村 救急部看護師長。年齢三十?歳にして独身、有能で美人の看護師。 海先生 研修医。 山先生 研修医。 砂山次郎 北海道の牧場農家の生まれの大男。一止とは医学部生時代からの知己で、学生のころは同じ寮の隣りの部屋で四年間も生活してきた腐れ縁がある。 卒業後は大学病院の外科医局に入局、三年後に大学病院の人事にもとづいて本庄病院の外科へ派遣される。水無陽子に惚れている。 水無陽子 病棟看護師。栗色の髪をショートカットにした笑顔が可愛らしい。一年目の新人。気立ても良く気のつく性格。 南4病棟。 栗原榛名 ハル。一止の妻。一見すると華奢な普通の女の子。幾つものカメラを抱えて世界を飛び回り、数々の驚くべき写真を撮影してくる山岳写真家。 1年前に一止と結婚した。元松の間の住人。旧姓片島。 大狸先生 消化器内科部長。太った腹をゆすりながら豪快な笑い声で患者たちを魅了する。一止は大狸先生と呼んでいる。驚くべき内視鏡のテクニックの持ち主で、信州のゴッドハンドと呼ばれる。 古狐先生 消化器内科副部長。痩せぎすで三日徹夜で働いても三日ゆっくり休んでも変わらず顔色が悪く、大狸先生とは対照的な姿から古狐先生と呼んでいる。 豊科 糖尿病教育入院の患者。糖尿病三羽がらす。 明科 糖尿病教育入院の患者。糖尿病三羽がらす。 倉科 糖尿病教育入院の患者。糖尿病三羽がらす。 安曇清子 胆のう癌の患者。七十二歳のおばあさん。 田川 六十二歳の膵臓癌のの男性。 東西直美 二十八歳にして病棟の主任看護師にまでなっあ極めて優秀な女。頭がいい上に、危急の際にも絶対慌てない冷静さに定評がある。南3病棟。 男爵 御岳荘の桔梗の間の住人。一見すると四十代にも五十代にも見えるが、ふとしたときには少年のようなそぶりを見せる年齢不詳の男。売れない貧乏絵描き。 学士殿 御岳荘の野菊の間の住人。信濃大学文学部哲学科、大学院博士課程に所属し、ニーチェ研究に没頭している。古今東西のあらゆる書物通じ、その博学博識は、ほとんど異常と言ってもよい領域に達している。本名は橘仙介。 大村 外来患者。六十五歳。男性。 旭 外来患者。八十二歳。男性。 桐 外来患者。二十八歳。女性。 横田 外来患者。五十四歳。男性。 老紳士 金曜日に必ず現れる不思議な老紳士。昔、安曇の旦那に救われたことがある。 後藤 松本平広域救急隊の隊長。 自若 循環器内科の先生。 橘楓 学士殿の姉。 雲之上先生 信濃大学医学部附属病院の医局長。
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本好きは一度は目にし、手にも取るほど、話題の本だった。 主人公の栗原一企は信濃の国、本庄病院に勤務する5年目の内科医。愛読書の漱石「草枕」をはじめ彼のすべての著作の影響をうけて、言動がいささか現代向きでない、見方によっては変人に分類されるような人柄である。 外面はそうであっ...
本好きは一度は目にし、手にも取るほど、話題の本だった。 主人公の栗原一企は信濃の国、本庄病院に勤務する5年目の内科医。愛読書の漱石「草枕」をはじめ彼のすべての著作の影響をうけて、言動がいささか現代向きでない、見方によっては変人に分類されるような人柄である。 外面はそうであっても、こころの奥は柔らかな熱い医師魂を秘め、患者第一で、過酷な生活に身をおいている。 結婚一年目の記念日を忘れて、妻に申し分けなく思うような愛妻家であり、いまだに松本城に近い、古いアパートに住み続けている。 外から見れば奇態な住人たちも、それぞれ付き合ってみれば、深いつながりが生まれていて、酒を酌み交わしているだけで心地よい。 患者には死を迎える高齢者も多い。死に向かい合う姿勢もそれぞれで、一企は、仕事とはいえ人生の終末を迎える人たちにどういう治療をすればいいのか悩んでいる。 延命治療と自然死の境目で苦悩する姿が、彼が誠実であるために、現代の高齢化する社会の悩みを反映していて、他人事には思えない。 いい妻と友人、先輩に囲まれた栗原一企という新進の医師が、直面する今の医療と、死に向かう終末医療の問題も考えさせられる。 患者とのエピソードが暖かい。 彼の誠実な悩みが受診者側にも希望を持たせる。福音書だ。 人気の本は、図書館にすぐに予約しても今になる。 限られた時間でいい読書が出来るよう、目を開けて耳を澄まさねばと思う。
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「学問をするのに必要なのは、気概であって学歴ではない。」 これがこの小説に通底するメッセージではないかと思う。高度医療だけでは救えない命があるし、看取れない命がある。大きな歯車だけではカラクリは精緻に動かない。小さな歯車と大きな歯車がうまく組み合ってこそのカラクリだろうし、社会...
「学問をするのに必要なのは、気概であって学歴ではない。」 これがこの小説に通底するメッセージではないかと思う。高度医療だけでは救えない命があるし、看取れない命がある。大きな歯車だけではカラクリは精緻に動かない。小さな歯車と大きな歯車がうまく組み合ってこそのカラクリだろうし、社会もそうあるべきなのだろう。この小説には決して大きな歯車ではないが魅力的な人たちがたくさん登場する。主人公の一止先生も大学病院で高度医療を極めることより街場の医者として患者と向き合う道を選ぶ。どちらが優れてるとかどちらが良いということではないけれど、私自身も目の前の患者さんと真摯に向き合うような生き方をしたいと思う。 バブル崩壊以降の日本からは社会的な紐帯や地域的な紐帯はズタズタにされて地方は壊滅的だ。でもやっぱり地方なくして東京はないし、街場の臨床なくして高度医療はないし、現場なくして理論はないのだろうと思う。 こじつけかもしれないけれど、衆院選間近だからかもしれないけど市井の生活まで降りてこれない政治家や復興庁創設を手形にした前の総理なんかに特に読んでほしい。
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