日本中枢の崩壊 の商品レビュー
読みやすい。 ニュースに対して、譜面どおり受け取るのではなく、どこに本質があるか、目的は何か、誰が儲けるのかとかも考えたい。 上司のエピソード。普段は口を挟まないが、ピンチになると責任を取って推し進めてくれる。 政治家。本当の政治主導。
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政治家がリーダーシップを取って、成長戦略を描く必要がある。 が、今の政官の仕組みが既得権益を守り、改革を妨げるため、改革の本丸として公務員改革を推し進めるべき。 大まかすぎるが、こういう主張だ。 それにしても与謝野さんのディスられかたがすごかった笑
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省の利益のみを考えて行動する官僚。それは評価方針にも理由がある。官僚が国民の為に行動する為の制度設計が必要。
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去年話題だった本。誰が考えてもこの人の言ってることは正論だと思うんだけど、霞ヶ関っていうのはこういう人が生きていけない所なのか。暗い気持ちになるなー。
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結局干されて辞めることになった古賀氏。 本文にある公務員制度改革を何としても推進してほしかった。 それなしに増税はあり得ない。賛同します。 初めは日本国を思ってなった官僚が数年もすれば、ダメダメ官僚に。 仕組みを変えるしかないが、これが言うが易し行うが難し。 ほんと何とかな...
結局干されて辞めることになった古賀氏。 本文にある公務員制度改革を何としても推進してほしかった。 それなしに増税はあり得ない。賛同します。 初めは日本国を思ってなった官僚が数年もすれば、ダメダメ官僚に。 仕組みを変えるしかないが、これが言うが易し行うが難し。 ほんと何とかならんものか。
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話題の書。 官僚批判として一般に言い古されたことが列挙されており、それ自体新しさはないが、現役官房付が書いているという点でエピソード自体はどれも新鮮であり、迫真的である。 民主党非難としても共感する部分が多く、菅政権の無能ぶりがよく分かる。 また、彼が提案する回転ドア方式の官民交流案、逆農地解放、東電処理案などの改革案は興味深い。 ただし、書いてある官僚非難のうちの数点は、著者がたまたま経験した悪い点を過度に全官僚に一般化しているきらいがあり、その点が本書全体の説得力にも影響している。押さえて書けばいいのにとおもう部分が多い、ということ。 新書「官僚の責任」とほぼ同内容であり、両方読む必要性は乏しい。
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昨年2011年のベストセラーとなった本でしたので、なんとか去年中に読んでおこうと思って、遅ればせながら年末に読みました。 古賀氏の事はニュース等で知っていたものの、彼の主張をちゃんと読んだのは初めてでしたが、日本の公務員制度の課題を要点をついて指摘されており、実態を理解するに...
昨年2011年のベストセラーとなった本でしたので、なんとか去年中に読んでおこうと思って、遅ればせながら年末に読みました。 古賀氏の事はニュース等で知っていたものの、彼の主張をちゃんと読んだのは初めてでしたが、日本の公務員制度の課題を要点をついて指摘されており、実態を理解するには非常に有益な本でした。 ただ逆説的に、この確固たる公務員制度を改革するために必要なパワーの大きさを思い知らされました。少なくとも、今の政治にはその力はなさそうです。日本が財政破たんしてIMFの管理下に置かれるような事態にならないと、大変革は起きないのかもしれません。
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2011/12/28:読了 非常に良い本だった。 古賀茂明氏が、TPP推進派だといって、非難する人もいるが、 この本に書かれたような政策実現は、TPPの賛否とは別に、 必要なことだと思う。
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「公務員制度改革を推進すること」 P4 その最大の原因が霞ヶ関の内向きの、すなわち省益にとらわれる論理である。そして、官僚がそうした内向き志向になっていく仕組みこそが問題の本質だ。その象徴として、天下りがある。 P30 政治主導とは、本来、官僚排除ではない。政治と官僚のどちら...
「公務員制度改革を推進すること」 P4 その最大の原因が霞ヶ関の内向きの、すなわち省益にとらわれる論理である。そして、官僚がそうした内向き志向になっていく仕組みこそが問題の本質だ。その象徴として、天下りがある。 P30 政治主導とは、本来、官僚排除ではない。政治と官僚のどちらが主導するかという話である。官僚主導など本来はあってはならない。政治が主導し、官僚はそれをサポートし、それに従って政策を実施する。当たり前のことができていなかったようだ。 P375 権限の委譲=私は、中堅以上になったら、若手を育てることが大きな職務の一つだと考えている。仕事の半分くらいはそれに費やしてもいいと思うくらいだ。 P380 この災害からどうやって立ち上がればいいのか。これは、「復旧」ではなく、また「復興」でもなく、新たな日本の「創造」に向けた取り組みをしなければならない。
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普段人がなかなか知ることのできない、官僚の実態について詳しく書いてあり、勉強になりました。本の厚さといい内容といい、とにかく読み応えがある。 著者のことは最近よくテレビで見る機会も多く、官僚という非常に優遇された立場ながらもその地位に拘ることなく意見を発し続けた姿勢には、尊敬の念を覚えました。今まで知らなかったことが多く書かれており、特に国税庁を擁する財務省の恐ろしさなどがよく分かりました。成る程、よくテレビなどで「財務省のいいなり云々かんぬん」と言われるわけです。確かにあれではなかなか逆らえない。 一方で、構造改革論的な意見やTPP推進的な考え方には全面的に賛成することはできませんでした。兼業農家の問題や戸別所得保障制度については納得させられる部分もあったのですが、まず構造改革についてはデフレである現状に行うべきか疑問です。ばらまきだけではいけないのは勿論ですが、今自由競争や民営化をいたずらに促進してはよりデフレが進むのではないかと思いました(構造改革とは、市場への新規参入者を増やして自由競争を促し、産業の生産性を向上させようとする政策であるため)。またTPPに絡めて、外国米輸入に伴う価格競争の問題について『アジアの富裕層に日本の良質の米を輸出できる』とする考えも、いかにも現在の中国の不動産バブルをアテにした考えのように思え、個人的に疑問符が浮かびました(このようなリスク重視の思考は、著者から言わせれば「一億総リスク恐怖症」なのかもしれませんが)。他にも、アメリカの政策やいわゆる通貨の問題にも触れていないことが多少気になりました。 などなど、個人的にいくつか思うところはありましたが、テレビを見ながら「政治家がー官僚がー」とついボヤきたくなってしまう人には凄くお勧めです。そのボヤキきに一気に説得力が増し、より具体的な怒りが込められると思います。笑 「最小不幸社会」というメッセージの最悪さも、これでようやく納得できました。「平成の開国」といい、ここ最近碌でもないメッセージばかり発信されてうんざりします。
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