日本中枢の崩壊 の商品レビュー
東大法学部を出て経産省に入省した古賀茂明氏の本。 王道を歩んできた人だと思うが、勇気のある人だと思う。 官僚組織や政治の世界を全く知らない立場からは、内部の様子を知ることができるこの本は貴重だ。
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著者は「守旧派v.s.改革派」や「若手v.s.シニア」の世代格差とステレオタイプに分けてしまうところが多々見受けられました。具体的に守旧派ってどんな人たちのことを言うのか?改革派って何?若手の定義は?などをもう少し丁寧に論じて欲しいと思いました。そこらあたりはちょっと知恵足らずに...
著者は「守旧派v.s.改革派」や「若手v.s.シニア」の世代格差とステレオタイプに分けてしまうところが多々見受けられました。具体的に守旧派ってどんな人たちのことを言うのか?改革派って何?若手の定義は?などをもう少し丁寧に論じて欲しいと思いました。そこらあたりはちょっと知恵足らずに見えてしまいました。本当はちゃんと考え抜いている方だと思うので、ちょっともったいない。あとは、自民党も民主党もだめなのだとすると結局誰が政治を変えるのだろうかと改めて頭真っ白になりました。みんなの党や国民新党って訳でもないだろうし。あとは、市場原理が働かない産業もなんとかならんものか。大きなところでは電力。その他は補助金漬けの中小企業&兼業農家。血税を預かっている方々には、危機感持って仕事をしてほしい。
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著者は優秀で、まじめで、国家・国民のことを一生懸命考える合理的官僚であったらしい。そのことは、本書やその後の著者の行動からよく分かる。 そういう人の書いたものであるから、傾聴すべき意見は多い。ただ、本書の執筆時期によるのかもしれないが、公務員はすべてダメといった十把一絡げ的な書き...
著者は優秀で、まじめで、国家・国民のことを一生懸命考える合理的官僚であったらしい。そのことは、本書やその後の著者の行動からよく分かる。 そういう人の書いたものであるから、傾聴すべき意見は多い。ただ、本書の執筆時期によるのかもしれないが、公務員はすべてダメといった十把一絡げ的な書き振りが所々見られることが残念だったし、提言にしても、よいものが多いが、中には、もう少し検討してから書いた方がよかったのではないかと思われる点があるのが惜しい気がする。 官僚時代の著者と知り合いたかった。
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読み出しは、なかなか興味深い日本の政治の内幕が暴露されているのだが、読み進めても内容は同じ。 民主党が脱官僚できずに結局官僚に寄り添っていった様子、官僚がいかに既得権の維持に必死か、意味のない役人の残業がいかにまかり通っているかなどなど、日本の政治中枢の崩壊の様子が語られている。...
読み出しは、なかなか興味深い日本の政治の内幕が暴露されているのだが、読み進めても内容は同じ。 民主党が脱官僚できずに結局官僚に寄り添っていった様子、官僚がいかに既得権の維持に必死か、意味のない役人の残業がいかにまかり通っているかなどなど、日本の政治中枢の崩壊の様子が語られている。 どこまで読んでも救いが見当たらず、読んでいると怒り心頭、もう読む気がうせてしまった。多分読了することはないです。はい。
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官僚と政治の裏側がしっかり書かれてあり、官僚組織に対抗できる政治家はいないのではないかと嘆きたくなる。 しかし、官僚組織をただす方法もしっかり書かれている。それを実現できるかどうかは、政治家の力であり、国民の世論である。公務員制度の改革こそが日本再生への最も重要な砦であると認識さ...
官僚と政治の裏側がしっかり書かれてあり、官僚組織に対抗できる政治家はいないのではないかと嘆きたくなる。 しかし、官僚組織をただす方法もしっかり書かれている。それを実現できるかどうかは、政治家の力であり、国民の世論である。公務員制度の改革こそが日本再生への最も重要な砦であると認識されされる一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
官僚システムの問題点について書いた書ではあるけど、この本に書かれている課題なり問題点は、日本全体にもあてはまるものなのかなぁと。 官僚の課題もさることながら、官僚システムにものすごく大きな問題があるという話。
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古賀氏の分析も主張も頷ける点が多い。とくに、日本人の組織力が欧米に比べ、決して優れてない点など、新鮮であった。 しかし、なぜか素直に肯定できない気分もある。 古賀氏が、あたかも、国民の声の代弁者で、内部で改革に邁進した結果、殉死した(追い出された)かのような側面が強調されすぎて...
古賀氏の分析も主張も頷ける点が多い。とくに、日本人の組織力が欧米に比べ、決して優れてない点など、新鮮であった。 しかし、なぜか素直に肯定できない気分もある。 古賀氏が、あたかも、国民の声の代弁者で、内部で改革に邁進した結果、殉死した(追い出された)かのような側面が強調されすぎてるのかも。 過去にも、此の手のものはあった。 厚生省(名は失念)、外務省の天本氏など。 比べると、提言の鋭さでは、古賀氏が抜けてると思う。
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新年早々ブルーな気持ちになったコトよ…。 分かってるよ?大部分の官僚の方々は日本のために粉骨砕身してるって。(そーだよね?違わないよね?) でも…本書に書かれている、非常に洗練された嫌がらせ、誘導…見事過ぎて引く。 本当その才能を国のために生かせよ!と。 結果を問われない、責...
新年早々ブルーな気持ちになったコトよ…。 分かってるよ?大部分の官僚の方々は日本のために粉骨砕身してるって。(そーだよね?違わないよね?) でも…本書に書かれている、非常に洗練された嫌がらせ、誘導…見事過ぎて引く。 本当その才能を国のために生かせよ!と。 結果を問われない、責任を取らなくてもいい、ということは、どこまでも酷いことができるんだなあ…。 アレー?どっかで聞いた話だぞ、と。 →『日本型リーダーはなぜ失敗するか』(半藤一利・著) おおう!日本のお家芸! つまりは、良心に期待することはできない、と。 結局、官僚の利益=国の利益≠省益、というようにしないと。 「メンタル・デフレ」(p313)。なんてよく出来た言葉!
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東日本大震災の前後の状況を交えつつ、政治と官僚ってこんなことやってるんだよ~って本です。個人的には「官僚」自体は悪くないとは思ってます。「官僚を官僚たらしめているシステム」が悪いのだろうな~。と。 天下りなんかも、能力のある人が正当なポジションで正当な業務を行っていれば文句なしな...
東日本大震災の前後の状況を交えつつ、政治と官僚ってこんなことやってるんだよ~って本です。個人的には「官僚」自体は悪くないとは思ってます。「官僚を官僚たらしめているシステム」が悪いのだろうな~。と。 天下りなんかも、能力のある人が正当なポジションで正当な業務を行っていれば文句なしなんですが。現実はそうでないよね。ということがとてもよくわかる本でもあります。 でも、結局のところ、国民一人一人が日本の行く末を考えないとだめなんだろうな。と思う本でもありました。
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これは官僚が書いた官僚の実態だが、同じような事が政治や企業等あらゆる場面に広がっているのが、今の日本の衰退に繋がっていると思う。身近な所でも垣間見ることが多く感じる。危機の本質はそこにあるような気がする。
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