図書館危機 の商品レビュー
今回はショートストーリーのドッグ・ランを読む前に感想を書き始めたかった。単行本のあとがきを読んで書いておかなくてはいけないと思ったからである。 今回の香坂大地の話も、毱江ちゃんの話も、なんでだろうと思う。全然理解できない。 「障害を持っていたら物語の中でヒロインになる権利もな...
今回はショートストーリーのドッグ・ランを読む前に感想を書き始めたかった。単行本のあとがきを読んで書いておかなくてはいけないと思ったからである。 今回の香坂大地の話も、毱江ちゃんの話も、なんでだろうと思う。全然理解できない。 「障害を持っていたら物語の中でヒロインになる権利もないんですか?」 あとがきの通りで、本当にこれが現実に起こっているなんて、信じられないし怒りが沸く。とってもいい話なのに。なんでなんだろう。床屋の話もそうだけど、過剰な配慮は差別したがっているとしか思えない。 図書館戦争を読んでいて思うのは、無関心が最大の敵であるということだ。知らないから、私たちには関係ないから、ふーん、と思っている間に色んな人たちの思惑で小さい変化が起こっている。そうこうしてる間に、対岸のぼやが火事になり、いつのまにか火の海になっていくんだろうな。 だから、私はやはり無関心をやめなくてはいけないと思う。無関心、思考停止をやめる。考える癖をつけなきゃいけない。 最後の話は、いつ読み直してもなんでと納得できなかったけど、やっと納得出来るようになった。最初に読んだときより成長したのかな。 やっぱりきゅんきゅんしっぱなしなのはいいけども、最近きゅんきゅん出来ない自分にちょっと悲しくなった。でも、経験を積んだ分きゅんきゅんを自分ごととして落とせるのはいいな。ありがとう、いままで恋愛させてくれた人たち笑
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久しぶりの続きを読み始めた図書館戦争。若い女の子向けの軽い恋愛ものになっている感じだった。起こるイベントは図書館防衛のための戦いなのだが、そこで主になってくるのは主人公たちの少女漫画のような恋愛もの。文体は軽快で読みやすく、ライトノベルを読んでいるか、あるいは漫画を読んでいるか...
久しぶりの続きを読み始めた図書館戦争。若い女の子向けの軽い恋愛ものになっている感じだった。起こるイベントは図書館防衛のための戦いなのだが、そこで主になってくるのは主人公たちの少女漫画のような恋愛もの。文体は軽快で読みやすく、ライトノベルを読んでいるか、あるいは漫画を読んでいるかのような感じ。言い回しは非常にうまいなぁと思うのだが、好き嫌いは別れるかもしれない。
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話が進むごとに、段々と近づいている郁と堂上との距離も、図書隊の中での原則派、行政派、中立派それぞれの在り方も変化しているところが面白い。 キャラ的には普通死ぬところで部下を叱りながら目を覚ます玄田隊長がとてもらしくて良かった。
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郁と堂上の関係がかなり前進した感じですね。柴崎と手塚も何やらいい雰囲気? あとがきを読んで知ったけど、床屋って現実世界でも「差別用語」とされているそうですね。謎です。 そういう用語もそうだけど、メディアの偏向報道っていうのは昔も今も、多かれ少なかれあるのは分かっていて、特に今は色んな媒体から溢れんばかりの情報を得ることができるからこそ、情報の価値や中身についてをちゃんと精査して、受け取るか受け流すものなのかを選別する目を持たないといけないよね。 あと、国民が検閲があるのに慣れて、当たり前に感じて感覚が麻痺してきていて、メディア良化委員会と図書隊との争いに関心を持たないでいるのとかって、なんだかすごく現実世界とも通ずるものがあるかもなと。人間って、慣れちゃうんですよね。慣れることで、生きることができるから。今の日本人はお互いに無関心で、今後の日本や世界の未来にも興味ないし、政治にも諦め気味。でももうそれが当たり前だし、だから関心ないんだよね。順応することって、必要なことだけど、怖いことだなと思う。 と、的外れかもしれない感想と意見を垂れ流します。 フィクションだけど、やっぱり自分の信念を持って、その信念を守って闘う人っていうのはかっこいいよなぁ。なかなか現代社会に生きていると、こんな小説に出てくるようなかっこいい人たちには出会えない。
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「床屋」や「魚屋」、「八百屋」などが放送禁止用語(平たく言う差別用語)だとは知りませんでした! 何故なのか不思議ですが、不快に思う人がいるというよりかは、大人が体裁よく決まりを作っていった印象を受けました。 また、文庫版あとがきにて、図書館戦争のアニメでは聴覚障害者である毬江を登...
「床屋」や「魚屋」、「八百屋」などが放送禁止用語(平たく言う差別用語)だとは知りませんでした! 何故なのか不思議ですが、不快に思う人がいるというよりかは、大人が体裁よく決まりを作っていった印象を受けました。 また、文庫版あとがきにて、図書館戦争のアニメでは聴覚障害者である毬江を登場させないことがアニメ化の条件であることにも驚きを隠せません。 表現の自由とは一体なんなんでしょうね
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再読。単行本だけど文庫しかなかった・・ 郁父と郁兄に持ってかれました。あと玄田三監。 こんな上司のもとで仕事したい。
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図書館シリーズ第3弾。 もちろん、3作目も期待を裏切らず。 シリーズを重ねるたびに、キャラクターが少しずつ丸くなって成長していく過程がとてもほほえましい。 ちょっとずつラブストーリーの方に重心が偏っているような印象はあるけど、本編それ自体に揺らぎがないのが素晴らしいなぁ~...
図書館シリーズ第3弾。 もちろん、3作目も期待を裏切らず。 シリーズを重ねるたびに、キャラクターが少しずつ丸くなって成長していく過程がとてもほほえましい。 ちょっとずつラブストーリーの方に重心が偏っているような印象はあるけど、本編それ自体に揺らぎがないのが素晴らしいなぁ~。
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何度目かの再読でどハマりし、続けざまに読んでいる。やっぱりこのシリーズが一番有川浩の魅力がつまってるなと思う。もう完結してるけど、この世界観でまた新しい話描いてほしいなあ。
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ここからどんどん未来企画との戦いが激しくなるであろう。いつの時代も枠組みの中で信念や思想の違いで争いが起こるのだなと思った。何のために戦うのか?武力は良いことなのか?考えさせられました。
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