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有川浩脚本集 もう一つのシアター! の商品レビュー

3.6

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

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2024/08/30

脚本の書式が読み慣れず、途中まではノロノロとしか読めなかったが、やはり後半はグイグイと読んでしまった。 好きな声優である沢城みゆきさんが千歳役だったり、本編にはない要素で三匹のおっさんでお馴染みの祐希くんが出てきたり、ニヤニヤポイントも多かった。 そして、巻末の大和田伸也さんとの...

脚本の書式が読み慣れず、途中まではノロノロとしか読めなかったが、やはり後半はグイグイと読んでしまった。 好きな声優である沢城みゆきさんが千歳役だったり、本編にはない要素で三匹のおっさんでお馴染みの祐希くんが出てきたり、ニヤニヤポイントも多かった。 そして、巻末の大和田伸也さんとの対談で完結巻になるシアター!3について言及していて、また歯がゆい思いをした。

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2023/04/15

タイトルにあるように、全編脚本で、「掃きだめトレジャー」をアレンジして実際に舞台で上演されたもの。 対談集の中の、「人間って、自分のためにはあまり頑張らないと思うんですよ。人のためだから頑張れる」って言葉に「なるほど」と思った。

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2023/03/30

「シアター!」は劇団のお話。 その中に出てくる劇の脚本だと思ってたら、そうじゃなくて、「シアター!」そのものが劇になったんだね。 その時の脚本。 ややこしいけど。。。 「三匹のおっさん」の祐希くんも登場し、これまた良い青年なんだな。 後書きに、ほんとの劇の役者さんとの対談が載...

「シアター!」は劇団のお話。 その中に出てくる劇の脚本だと思ってたら、そうじゃなくて、「シアター!」そのものが劇になったんだね。 その時の脚本。 ややこしいけど。。。 「三匹のおっさん」の祐希くんも登場し、これまた良い青年なんだな。 後書きに、ほんとの劇の役者さんとの対談が載ってるんだけど、その話に共感した。 劇団員ってのはなかなか食って行けない。 食っていける役者は、ほんの一握り。 テレビ・映画に出られるような役者さんだけね。 で、公演のチケット売っても会場費や運営費を賄って終わりで、役者のギャラはナシってのが通常なんだそうだ。 そういう構造になってしまっている。 有川浩は、そこを小説にしたんだけど、実際、それじゃダメだと思ってる役者さんもいる。 一般的な若い役者は、自分たちが出られるだけで充実感を味わい、楽しんで終わっている。 お客も、他の劇団員だったり演劇が好きな極一部の人達だけ。 観に来てくれた時は、次は自分が観に行ったりする。 結局、すごく狭いグループの中でお金が廻ってるだけ。 それじゃ、食っていけるわけ無い。 一般的な・・・演劇に興味を持ってないような人達が観に来てくれるようにしないとダメなんだ・・・というような対談。 これって、音楽も映画も、何もかも同じ構造だよね。 ダメなんだよ、自分たちが楽しんでたら。 もちろん自分たちが楽しめていなかったら、お客も楽しめない。 けど、それだけじゃダメなんだって事に気がつかなきゃねって。 まあ、許されるのは趣味の範囲でやってる場合かな。 いろいろと考えさせられました。

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2022/02/03

シアターの実際の舞台の脚本 学校に呼ばれたがミスが続いた! 元演劇をしていた教師の仕業 最後は心温まる話でした!

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2021/08/21

紀伊國屋ホール舞台で講演された「もう一つのシアター」の脚本集。 普段の文庫とは違い、台詞が書いてあるので少し不安だったけど凄く読みやすかったです。 所々ある脚注が、舞台の裏話的な感じで面白いです。 舞台を見に行ったから、読んでて、演じてた人達の声で脳内再生されます(笑) ...

紀伊國屋ホール舞台で講演された「もう一つのシアター」の脚本集。 普段の文庫とは違い、台詞が書いてあるので少し不安だったけど凄く読みやすかったです。 所々ある脚注が、舞台の裏話的な感じで面白いです。 舞台を見に行ったから、読んでて、演じてた人達の声で脳内再生されます(笑) 巻末に載っている、作者と演じた人達との対談も読んでて面白かったです。

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2021/01/23

圧倒的に読む順番を間違えてしまったかな…と…。 原作の漫画読んでないのにファンブック読んでしまったような気分。 このあと原作小説読んでも、実際の俳優さんのイメージが若干付いてしまうだろうな、と思ってそれが本当に残念…。 演劇を見に行ったことは数えるほどしかないですが、さまざまなキ...

圧倒的に読む順番を間違えてしまったかな…と…。 原作の漫画読んでないのにファンブック読んでしまったような気分。 このあと原作小説読んでも、実際の俳優さんのイメージが若干付いてしまうだろうな、と思ってそれが本当に残念…。 演劇を見に行ったことは数えるほどしかないですが、さまざまなキャラクターが、言葉だけじゃなく演技で自分たちをアピールすることが前提とされた「脚本」を読むのは新鮮だった。 ただ、小説だと思って読み始めてしまったので、ストーリーが単純に感じてしまった。

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2020/05/10

舞台の反応って本当面白いのね!! それを見れる役者さんたちもどんな反応が起こるか分からないから面白くてやめられないんだろうなぁ。 私は舞台はあまり見たことないけれど見に行く側にも、反応を見る傍観者側にもなってどちらの反応も見てみたい!絶対面白そう( ̄▽ ̄)ニヤリッ

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2019/09/16

 【註64】  舞台の反応は本当に読めない。ここは小説だったら絶対にカッコいい場面のはずである。  しかし、読めないだけに面白い。この経験を経て、作者は演劇の魅力に今さら取り憑かれつつある。 劇団モノ小説、「シアター!」が作者による脚本で劇になった! ということで、その脚本が...

 【註64】  舞台の反応は本当に読めない。ここは小説だったら絶対にカッコいい場面のはずである。  しかし、読めないだけに面白い。この経験を経て、作者は演劇の魅力に今さら取り憑かれつつある。 劇団モノ小説、「シアター!」が作者による脚本で劇になった! ということで、その脚本が文庫になりました。 シアターフラッグの面々が高校に招かれて講演をすることに。 しかしその準備中、次つぎと何者かによる妨害に見舞われる。 果たして犯人の意図は?という筋立て。 お話よりも、ところどころにある註釈が面白い。 実際の劇ならではの諸事情や裏事情、観客の反応がどうだったか、稽古での様子など、シアター!を読んで劇団を面白いと思った読者には嬉しい小話てんこ盛りです。 ところで、脚本1作しか入ってないものも「脚本集」って言うの?

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2019/04/02

有川作品が好きでシアター!が大好きな方が読むものですね。舞台脚本としてはどうかなぁ…と個人的には思う。

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2018/10/12

小道具が無い舞台を俳優さんたちだけで景色のある舞台に仕上げていく過程が何とも素敵。三匹との融合も何ともいい感じ。ミュージカルにせよ、踊りにせよ、舞台は、人間のエネルギーが感じられて大好き。でも、小さなシアターでの舞台はほとんど見たことがない。是非、この演目で見てみたいなと思った。...

小道具が無い舞台を俳優さんたちだけで景色のある舞台に仕上げていく過程が何とも素敵。三匹との融合も何ともいい感じ。ミュージカルにせよ、踊りにせよ、舞台は、人間のエネルギーが感じられて大好き。でも、小さなシアターでの舞台はほとんど見たことがない。是非、この演目で見てみたいなと思った。(巻末の対談も興味深かった。)

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