瑠璃でもなく、玻璃でもなく の商品レビュー
不倫と離婚の話。 <恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである。> だそう。 恋愛も結婚もしたいけど 歳を重ねるごとに 結婚なんてできないような気がしてしまう。。 不倫の話て結構多いけど 世の中にはありふれたことなのかな。
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MORE 2005年5月号から2007年10月号までに連載。 雑誌の読者に合わせたかき分けをしているように感じた。 単行本発行に際し、加筆訂正をしているとのこと。 唯川恵は、単行本にするときに加筆、訂正することが多いように感じる。まじめというか、まめというか。 話の最後は、予想とは異なり、すごく落ち着いた、現実的な話題で閉じている。 推理小説、恐怖小説のようなものを期待した人には空振り感があるかもしれない。 仕事をしていた人が専業主婦になり、 専業主婦だった人が仕事をする。 ある一点ですれちがう、X字のような人生模様。 二人の男性が登場する。どちらも著者の好みの範囲なのではないかと推測できる。
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20代ならではの恋愛観と、30代ならではの恋愛観を見事に絡ませた物語。 恋愛に間違いなんかないんだよって、背中を押してくれる1冊です。
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こんなに人生うまくいかないと思うけど・・・。 でも、不安に思うきもちは誰もが一度くらい経験してるんじゃないかな(^◇^;)
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瑠璃でもなく、玻璃でもなく 唯川 恵 「恋愛とは不安との戦いで、結婚とは不満との戦いである。」 これが冒頭の一文。 まさに、この物語の核心を突いている。 恋愛と結婚は両立しない。 恋愛の延長線上に結婚はあるかもしれないけど、 ときめきと安定が両立...
瑠璃でもなく、玻璃でもなく 唯川 恵 「恋愛とは不安との戦いで、結婚とは不満との戦いである。」 これが冒頭の一文。 まさに、この物語の核心を突いている。 恋愛と結婚は両立しない。 恋愛の延長線上に結婚はあるかもしれないけど、 ときめきと安定が両立するかと言えば、否だと思う。 そんなのってつまんない? どうだろう。 無い物ねだりな生き物なんだな、人間って、本当に。 幸せって、何なんだろなー。 そんなベタなことを、ぐるぐる、ぐるぐる、考え込んでしまうような小説。 でも、今このときに読めて良かったと思う。 同世代の女子には、ぜひおすすめしたい一冊です。
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言葉を選ばなければ、他人の夫を略奪した女と略奪された女の話。 結婚に迷い、旦那との関係に迷う女心の描き方はさすがだと思う。 一般的な女性なら少なからず共感できるんじゃないかな。 相手がいなければ結婚の幸せを焦り、結婚していれば独身の自由を羨み。 結婚すれば万事おっけー全部幸せ☆って思って結婚したけど、 実際結婚してみれば「スペシャルが日常になり」、変化のない生活を苦痛に感じる。 愛だけじゃ満足する生活はできない。 でも、私がまだ幼いのとオサレな生活に縁がないのとあわさって、 正直どっちもどっちだし、どっちもあんまり好きじゃない。 おしゃれだからって無理してセレブの料理教室通って奥様の輪にくわわってるのも見ていて理解できないし、 「この人さえいればいいの」なんていって男を略奪するのはもってのほか。 どっちも好きになれないわ。 でも一番最悪なのは旦那の朔也だと思うんだよね。 いいとこどりで、ずるすぎるわ。
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結婚してても独身でも、どちらにも悩みがある。無い物ねだりなんだよなーと痛感させられる小説。嫌いじゃないけど読み終わって疲れた。
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『人生はそう、うまくいきませんって。』 って言いたくなる作品。 不倫ものは救いがないパターンが多いけど、 これはめずらしく、略奪した側が幸せになるパターン。 たまにはこんな話があってもいいんじゃないかと思いました。 美月の、好きになった相手の家族を大切に思う気持ち、嫌いじゃないです。 慰謝料として、ネイルケア代を請求する英利子、カッケーっす! でも離婚後すぐになぐさめてくれる若い男が出現するあたり、 小説ですよねー(笑)
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表紙が綺麗ですよね。 内容は、あまり心に残らなかったなあ…。 いや、つまらなかったわけではないんですが。 また機会があったらちゃんと読んでみます。 色んな方のレビューを拝見させていただき、少し思い出しました。 なんていうか、もっとドロドロしてほしかったなあという感じでしたね。 不倫ってもっとドロドロしてるもんじゃないかなあ? こんなあっさり事が運ぶ?
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またまた唯川さん。 設定は陳腐で、ありえない偶然がいくつか起こるけど、たぶんそれは問題じゃない。なぜなら、その与えられた設定の中で美月やエリコさんがどう感じどう行動するか、というところがとてもリアルだから。唯川さんの小説はいつも、とても正直に女の本性を炙り出していて、読んでいて...
またまた唯川さん。 設定は陳腐で、ありえない偶然がいくつか起こるけど、たぶんそれは問題じゃない。なぜなら、その与えられた設定の中で美月やエリコさんがどう感じどう行動するか、というところがとてもリアルだから。唯川さんの小説はいつも、とても正直に女の本性を炙り出していて、読んでいて胸をえぐられるくらいだ。 でも、最近ちょっと思うんだけど、登場人物たち、ちょっと薄っぺらすぎないか…?彼女らは基本的に恋愛と結婚そして仕事のことしか頭にない。私の周りの女の子たちは、もっと、社会の中でどう貢献したいかとか、損得抜きで誰かを助けたいとか、考えたりしてる。 って、そんな色んなことに言及したらまとまりのない小説になるっか。 うん。でもそこは今回、感じたなぁ。薄っぺらいと。
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