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ライトノベル(1) の商品レビュー

4.3

14件のお客様レビュー

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2017/08/24

大学生ライトノベル作家の元へある日一通の奇妙なメールが届く。 その日を境にして彼は自著の見立てともとれる連続殺人事件に巻き込まれていくのだが…… 暗躍する謎の少年。胡散臭い刑事。 自らの作品を模倣するように次々起こる猟奇的な事件が「日常」を浸蝕していく…… フィクションに触発...

大学生ライトノベル作家の元へある日一通の奇妙なメールが届く。 その日を境にして彼は自著の見立てともとれる連続殺人事件に巻き込まれていくのだが…… 暗躍する謎の少年。胡散臭い刑事。 自らの作品を模倣するように次々起こる猟奇的な事件が「日常」を浸蝕していく…… フィクションに触発され犯罪に走るという言説は事実か?はたしてフィクションはそこまで影響力を持つのか? フィクションの作り手及びその享受者にとって避けて通れない命題に斬新な切り口で挑んだ実験作にして意欲作。ライトノベルの見立て殺人を行う黒幕は、これを一種の実験と称している。 いわく、―「我々は創作が人間にもたらす影響を追究します」− 逆転の発想、認識の倒置。あくまで「追究」であって「追及」ではない。 事件が起こると犯人が偏愛していた漫画アニメゲームの影響が取り沙汰されるのは昨今の常だが、この犯人の動機は斜め上すぎる。 「本当かどうかわからないならわざと混ぜてみればいいじゃない?」 一巻はまだ序章にすぎず、犯人の正体はおぼろげにも掴めない。 しかし引き込む力は十分にある。 ライトノベルの愛読者はもちろん書き手志望者なら主人公の創作スタイルにシンパシーを抱くだろうし、問題提起にも興味を示すはず。 ブログやツイッター・携帯など、すっかり世の中に浸透したツールが頻繁に登場し、事件の進展の鍵を握るのも面白い仕掛け。

Posted byブクログ

2016/05/18

電子書籍で無料で読んでいたので油断していたら、 なかなか面白い!ぐいぐい読んでしまいました。 そういう目のつけどころ、なるほどね~ 1巻の勢いを失わず、完結してほしいと思います。

Posted byブクログ

2013/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フィクションは犯罪の引き金になりえるか? たぶん読者よりも、(考え抜いて作品を世に送り出している)作家さんが一番ドキッとするテーマを、なるしま節で読めたのが何よりよかった。 なるしま作品では1番好きかもしれない。 スラム○ンクの引用はちとズルイなーと思ったけど、創作が持つ影響力が一瞬でわかるセリフで、とても印象に残った。

Posted byブクログ

2012/07/11

シリアスで重いストーリーなのに、独特の言い回しやキャラクターの性格のおかげでテンポよく読めます。 なるしまさんらしい作品。 不死者あぎとや少年魔法士、少年怪奇シリーズが好きな人はこの作品も嵌ると思います。 主人公の左々暗先生と警察官の遣り取りが面白い。

Posted byブクログ

2011/12/30

そこはかとない怖さを感じます・・・。 なんでしょうねえ。なるしまさん独特の言い回しや場面展開のせいでしょうか。 とにかく、がんばれ主人公!と言いたくなります。

Posted byブクログ

2011/06/25

やっと読み終わった。小説に書いたことが現実に起きたら、っていう話。ネタ的にはオーソドックス、なのに先が気になりすぎる。1巻だけでは話が掴みづらいところもあるので早く続き読みたい。

Posted byブクログ

2011/06/22

自分の書いた小説の通りに殺人事件が起きたら…と言う話。 まだ導入部だろうと思われますが、展開は早く、ハラハラして面白いです。 なるしま節全開なのも嬉しいし、何気に主人公が「いい人」なのもいい。 次巻が楽しみです。

Posted byブクログ

2011/06/13

うを、なにこれ。面白いですよ。。なんかじわりと嫌な気持ちが。。こわっ!なんか全然言葉にならないですけど、これは...。とりあえず続きが楽しみです。

Posted byブクログ

2011/08/26

ようやく買えた。少年怪奇シリーズのような、現代舞台のオカルトもの。現実とのメディアミックス」っていいのかそれ?

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2011/05/19

 こっえええ。ちょっと不思議(幽霊)要素はあるけれど、なるしまさんの作品でここまでファンタジー(オカルト)よりも現実の事件を中心に据えた話は初めてな気がする。  今までで一番怖い気がするのはご時世のせいで「現実的にあり得る事件」と感じるからか、そういえばここまでグロいのは不死者あ...

 こっえええ。ちょっと不思議(幽霊)要素はあるけれど、なるしまさんの作品でここまでファンタジー(オカルト)よりも現実の事件を中心に据えた話は初めてな気がする。  今までで一番怖い気がするのはご時世のせいで「現実的にあり得る事件」と感じるからか、そういえばここまでグロいのは不死者あぎと以来だからか。怖い。犯人が「正気100%で狂ってる」感じなのが尚更怖い。  前の雑誌で1巻収録よりちょっと先の話を拝見したけど、もしかして「弟は現実に帰ってこない」はミスリーディングで、ミカトくん=犯人の片割れでお姉さんとの会話は二重人格の描写だったりしたら怖いなあと妄想。  怖いけど興味のある題材なので、なるしま先生の描く「答え」に期待。

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