檸檬 の商品レビュー
よくわからなかった。評価の高さが。 肺の病気のせいで精神的にも不安定になってるんだけど、みずみずしいイエローの檸檬が気にいった。 行った大きな本屋で本を適当に積んでその上に檸檬を置いた。 実はその檸檬は爆弾でもう少ししたら爆発する、という妄想。 かな?かなあ? 二回読んだけどサッ...
よくわからなかった。評価の高さが。 肺の病気のせいで精神的にも不安定になってるんだけど、みずみずしいイエローの檸檬が気にいった。 行った大きな本屋で本を適当に積んでその上に檸檬を置いた。 実はその檸檬は爆弾でもう少ししたら爆発する、という妄想。 かな?かなあ? 二回読んだけどサッパリ良さがわからなかった。 それより読んでる最中梶井基次郎のゴリラ顔がチラチラして…
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2011 8/17読了。WonderGooで購入。 名前は知っていても読んだことのない作家・作品を、280円だしWonderGooでポイント10%還元セールもやっているし何か一つ手にとろうと思い、じゃあ『檸檬』だ、と決めて買ってみた本。 八百屋で檸檬を買って、丸善の画集コーナーで...
2011 8/17読了。WonderGooで購入。 名前は知っていても読んだことのない作家・作品を、280円だしWonderGooでポイント10%還元セールもやっているし何か一つ手にとろうと思い、じゃあ『檸檬』だ、と決めて買ってみた本。 八百屋で檸檬を買って、丸善の画集コーナーで画集を積み上げた上においてくる話・・・と書くと意味がわからないが、まあそんな話。 『檸檬』も好きだけど『Kの昇天』が収録作品中では一番好きだった。情景を想像するとひどく綺麗だ。高橋葉介が漫画にしそうな。
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なんとなく雰囲気がビジュアル的に伝わってくる。文字のくせに。主人公の気持ちにもなんとなく共感。このなんとなく感。檸檬は象徴。
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妄想のエネルギーをレモンに注入する そんなことで爆弾が1コ手に入るなら、僕だってテロリストだ だけどそんなうまい話はないのであって 実際には、それなりに面倒な手順をふまないと爆弾を手に入れられない 鉄は熱いうちに打ての諺もあるように、その手順の面倒くささを思った時点で まあだいた...
妄想のエネルギーをレモンに注入する そんなことで爆弾が1コ手に入るなら、僕だってテロリストだ だけどそんなうまい話はないのであって 実際には、それなりに面倒な手順をふまないと爆弾を手に入れられない 鉄は熱いうちに打ての諺もあるように、その手順の面倒くささを思った時点で まあだいたいのテロリスト予備軍は心が萎えて挫折する では妄想エネルギーをレモンに注入する行為には意味がないのか? と聞かれればそんなこともなく それがひとつの詩的表現として小説になったりするのだった 世界の本質が個人の認識にあると考えたなら、詩や小説によって 世界の変革を目論むことも けして無謀な行為とは言えないのではないだろうか それ以外の作品においても作者は、不可解な現実に対して 妄想による理解をこころみている 脊椎カリエスによる早死にを運命づけられた彼の 現実に対する抵抗なのかもしれない
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『檸檬』と『桜の樹の下には』を目当てに購入。 タイトルは知っていたけど読んだことはなかったので。 オビの「280円で名作を読もう。」というのもよかった。 目当ての2作品はラストシーンが印象的。 くたびれたというか、くすんだような感情の描写とそのままの風景描写が好み。 色と匂いが...
『檸檬』と『桜の樹の下には』を目当てに購入。 タイトルは知っていたけど読んだことはなかったので。 オビの「280円で名作を読もう。」というのもよかった。 目当ての2作品はラストシーンが印象的。 くたびれたというか、くすんだような感情の描写とそのままの風景描写が好み。 色と匂いが伝わってくるカンジ。 丸善に檸檬を置いていった人の気持ちがわからなくもない。やりたいとは思わないけど。
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高校生の頃、友人が面白いと言っていて気になっていたものの未読だった作品。ハルキ文庫280円に誘われてようやく読みました。 ストーリーそのものよりも、色彩が美しい作品ですね。少し活字から目を離して、全体像を思い浮かべながら読むと味わい深くなると感じました。 肺を病み、夭折の文学者。...
高校生の頃、友人が面白いと言っていて気になっていたものの未読だった作品。ハルキ文庫280円に誘われてようやく読みました。 ストーリーそのものよりも、色彩が美しい作品ですね。少し活字から目を離して、全体像を思い浮かべながら読むと味わい深くなると感じました。 肺を病み、夭折の文学者。うーん、久しぶりに味わうこの「日本文学」の香り。。
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ハルキ文庫で始まった280円文庫。『280円で名作を読もう。』という謳い文句に誘われて。 梶井基次郎という作家は全然違うイメージを持っていたんだけど、読んでみたら、どうやら別の作家と混同していたみたい。 こんなに鬱々とした作家とは思ってなかった。 「桜の樹の下には屍体が埋まっ...
ハルキ文庫で始まった280円文庫。『280円で名作を読もう。』という謳い文句に誘われて。 梶井基次郎という作家は全然違うイメージを持っていたんだけど、読んでみたら、どうやら別の作家と混同していたみたい。 こんなに鬱々とした作家とは思ってなかった。 「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」がこの作家の文章だったんだね、泉鏡花とかあたりの文章だと思い込んでた。恥ずかしながら。 『檸檬』は「レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色」がとても鮮やかで、それが丸善の本棚に置かれているのを想像したら、爽快な感じだよね。今でも時々丸善の本棚にはレモンが置かれるらしいけど、確かにやってみたくなる。
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桜の樹の下には屍体が埋まっている! 対比がきれい。重苦しい気持ちで見つけた清涼感あるもの、それで一層引き立つ感じ。 とは言え、基本重苦しいので、読後感がいいかといえばそれほどでもない。だってどの短編もみんな肺を患ってらっしゃる。
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