流星の絆 の商品レビュー
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8年ぶり4回目。ミステリーや推理小説の類ではない東野圭吾の甘い方の小説。毎度、視点(主観)を犯人に変えて描いたものを読んでみたいと思う。実際は描かないで想像させるところに面白さがあるのだろう。
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流星の絆。タイトルが幻想的で素敵だと思った。題名を裏切らない感動的な内容は、心に残り続けると思う。 長男:功一の責任感あふれる行為には、泣きたくなるほど心が動かされた。 両親が殺された事実を自ら決断し、妹に告白する場面。まだ小学生でありながら、自分達三兄弟のことは自分達...
流星の絆。タイトルが幻想的で素敵だと思った。題名を裏切らない感動的な内容は、心に残り続けると思う。 長男:功一の責任感あふれる行為には、泣きたくなるほど心が動かされた。 両親が殺された事実を自ら決断し、妹に告白する場面。まだ小学生でありながら、自分達三兄弟のことは自分達で決めるしかない。そして、そのリーダーは自分だ。その自覚と決意には、尊敬の念しかなかった。 施設に入ってから三人で見にいった獅子座流星群のシーン。「俺たち三人はいつだって絆で結ばれている。だから怖がるな」功一の発言は、兄弟二人を大きく包み込む優しさに満ち溢れていたのだろう。二人共、その思いにどれだけ安心したことか。心底信じあえる兄弟愛が、何よりも尊い。 皆が妹:静奈を守ろうとする絆の強さに、思い切り泣けた。刑事の柏原さえ、もしかしたら絆の1人であったのかもしれない。 主な登場人物が、悲しくなる程皆優しすぎた。誰かを守り自分を犠牲にしていた。人の温かさを沢山プレゼントしてくれる作品であった。 世の中には、無数の絆が存在するであろう。流星のように一瞬であったとしても、それは大きな意味があると信じたい。 初めて東野圭吾の作品を読んだ。文章がシンプルで分かりやすい。人物の気持ちを細部まで書く力に感動した。600ページ程の著書であっても、あっという間に読める。これを機に彼の作品を色々読んでいきたい。
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最後泣きそうになった。。兄弟の絆、互いを思いやる気持ち、幼い頃に親を殺されてしまったからこその強さなのかな。詐欺師になったり、ハヤシライス繋がりが見つかったり、犯人を捕まえる為に偽装工作しようとしたり。。間違った道でも一生懸命でつい3人を応援したくなってしまった‼︎ 犯人が分か...
最後泣きそうになった。。兄弟の絆、互いを思いやる気持ち、幼い頃に親を殺されてしまったからこその強さなのかな。詐欺師になったり、ハヤシライス繋がりが見つかったり、犯人を捕まえる為に偽装工作しようとしたり。。間違った道でも一生懸命でつい3人を応援したくなってしまった‼︎ 犯人が分かった時、そっちか‼︎ってびっくりした。そして犯人の気持ちを考えると辛くなる。。どんな理由があっても人を殺したんだから悪い人なんだけど。。良い人だったし。。苦しかっただろうな。。とか考えてしまう。
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一家の夫婦が殺害される事件から始まる物語。 その子供が犯人を見つけ、逮捕させるために奔走する。そこで絡まる人間関係。 …衝撃のラスト。予想できなかった。 最後の10ページで泣かせてきた。その10ページがなかったら評価は星4になっていたような気がする。 読了後の満足感は圧倒的だった...
一家の夫婦が殺害される事件から始まる物語。 その子供が犯人を見つけ、逮捕させるために奔走する。そこで絡まる人間関係。 …衝撃のラスト。予想できなかった。 最後の10ページで泣かせてきた。その10ページがなかったら評価は星4になっていたような気がする。 読了後の満足感は圧倒的だった。
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小さい頃の経験。苦さは甘さにはならず、痛みは痛みを助長する。 何の抵抗も出来ない無力さに打ちのめされる。本当は誰も望んじゃいないのに。そしてそれを分かち合う存在。 妹の感情の起伏も女だからこそ分かり。 珍しい締め括りだった?それも良き。
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何者かに両親をサツ害された3兄妹は、 流れ星に仇討ちを誓う。 3人で完璧に仕掛けたはずの復習計画。 その最大の誤算は妹の恋心だった… ~~~~~~~~~~感想~~~~~~~~~~ 高校生の頃に読んだ作品。 あまりの分厚さに腰は重たかったが 読書中は、まるで気にならかっ...
何者かに両親をサツ害された3兄妹は、 流れ星に仇討ちを誓う。 3人で完璧に仕掛けたはずの復習計画。 その最大の誤算は妹の恋心だった… ~~~~~~~~~~感想~~~~~~~~~~ 高校生の頃に読んだ作品。 あまりの分厚さに腰は重たかったが 読書中は、まるで気にならかった。 ドラマ化も納得の傑作である。 復習への執念 兄妹愛 そして、結末の意外性。 読み返すと、「犯人はお前か…」 っていう伏線もしっかり張られていて 物語の緻密さを感じる。 東野先生、たまに 救いようのないバッドエンドで 読者を放心状態にさせる結末を描く事あるけど 本書は心晴れやかなハッピーエンドではないにしても 希望がある終わり方がとても良かった。
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ドラマから15年、再読。 犯人やシーンも覚えていたので、ドラマの俳優さんをイメージしながらドラマを見ているような感覚で読んだ。 嵐のBeautiful daysがずっと流れる。 ニノを好きになったお陰で、東野圭吾を好きになって、読書を好きになった、きっかけの1冊。 読み返せてよか...
ドラマから15年、再読。 犯人やシーンも覚えていたので、ドラマの俳優さんをイメージしながらドラマを見ているような感覚で読んだ。 嵐のBeautiful daysがずっと流れる。 ニノを好きになったお陰で、東野圭吾を好きになって、読書を好きになった、きっかけの1冊。 読み返せてよかった。 そんなこともあって、ミステリーながらとても心温まった。
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もともと復讐劇があまり好みではなく(読んでいていたたまれなくなるから)読み始めるのに躊躇していたのですが、全体の雰囲気が想定していたよりも暗くなく、ドロドロしていなかったのでホッとして読み進めることが出来ました。 その後は東野作品よろしく軽快な疑惑と謎解きが読む手を進めさせ、また今回はストーリー上、詐欺を仕掛けながらの真相解明にのぞむ部分に緊張感を持ちつつ、主人公らの悲願が無事遂げられるよう願いながら読みました。 最後はやはりどんでん返しと伏線回収が後味スッキリ。謎解き以外の主人公らのその後の人生にも期待が持てる終わり方がとても好きな形でした。 人に勧めたい作品です。 4.5
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ドラマは見てたけど結末忘れたので改めて。 東野圭吾の作品を本で読むのは10年ぶりぐらいかもしれないが、とても読みやすい。 どんでん返しとまではなくても小さなミスリード。 こんな絆もいいよなあ。 最後は温かくなった。
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