流星の絆 の商品レビュー

東野圭吾【著】

2020/05/11

「大人になったら、三人で、犯人探して復讐しような」
幼い頃、両親を殺された洋食店「アリアケ」の三兄妹。
14年後、大人になった彼らは結婚詐欺をして暮らしていた。
最大のターゲットとして選んだのは、レストラン「とがみ亭」の御曹司。
ところが、その名物料理は、懐かしい「アリアケ」と同じ味だった。
「これはお父さんのハヤシライスだ――」
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。
14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。
三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。
その最大の誤算は、妹の恋心だった。
(アマゾンより引用)

御曹司が性格良過ぎるよね。
伏線がびっくりした。
そこか、って感じで。

2020/04/21

読後感さいこーーー！！

風呂敷の畳み方がプロすぎる。
伏線ができるだけ小さくてかつ本の中での距離が遠いほど、最後に出てきたときの衝撃が増すんだなと。
かつ「真犯人は誰か？」と探るのを忘れてしまうほど面白い登場人物達の駆け引きだった。
そのおかげで最後の畳みかけがより面白くなってた気がする。

いつも冷静沈着で兄弟想いの功一、少し幼さもあるが演じる才能に長けた泰輔、そして抜きん出た美貌を持つ静奈。3人の兄弟愛が至るところで垣間見えてるところが好きだった。
特に功一かっこいい。やっぱり兄貴って下の兄妹を守る強さを持ってるんだよなぁ。

2020/04/21

初めて読んだ東野圭吾さんの作品がこれだった。
申し分ない。
ミステリーでの犯人がわかるハラハラ感が好きなので読んでよかった。

2020/04/19

両親を殺された3兄妹が人の手を借りまいと詐欺を働いて生きている。事件の14年後に犯人に復讐を果たす為の大チャンスやってくる。その復讐計画と共に明らかになる事件の真相。作中に年月を越えて張り巡らされた伏線と、衝撃の展開に最後まで驚かされた。

なんと言っても、3兄妹の絆は素晴らしい。親を亡くし、自分が兄弟を守るんだという強い意志を持つ長男功一。感情的になってしまうところはあっても1番気持ちが前に出て行動に出る勇気のある次男泰輔。小さい頃から兄たちとおんなじ事をするのが好きで、兄たちのためにどんなことでもする末っ子静奈。
共通して言えるのは、両親を殺した犯人を殺してやりたいという気持ちがあること。

功一の復讐計画は素晴らしく、弟妹の一時的な感情に惑わされず常に冷静に物事を考えるため、面白いくらいに周りが思うように行ってしまうのが見てて気持ちいい。復讐計画実行中、静奈の恋心にも気付いてしまう兄たちも、妹の気持ちを考えると苦しさに翻弄されながらも計画を進めていくときには、いよいよ兄妹がバラバラになるんではないかと思ったこともあった。
最後の最後に自分たちがやってきたこと（詐欺）を自首する際、妹だけは助けてやりたい、そう考える兄2人。両親が殺された日の夜も、流星を見に行きたいと駄々をこねる妹を最後まで連れてってやる姿を見て、妹に対する愛が既に小学校からあり、14年経った今でも変わっていない。常に、静奈を守ってやりたいと思う兄たちの思いがどの場面でもひしひしと伝わってくる。

両親の店、アリアケのハヤシライスがキーワードとなり、様々な展開が繰り広げられていく。はじめは、犯人を早く懲らしめてやれという気持ちがあったものの、段々計画が狂っていくたびにハラハラした。

怒涛のクライマックスに驚かされたものの、なんとも兄妹愛に溢れて感動的なストーリーやった。本当に良くできているなぁと思う。
個人的にめちゃくちゃお気に入りの作品になった。

2020/04/18

いゃぁ～面白かった。

通常の文庫本約2冊分のページ数だが、中弛みする事も無く一気読みでした。

一言で言ってしまえば幼い時に両親を殺された三兄妹の復讐劇。

事件当時から捜査に関わり、自身も幼き息子を難病で亡くした体験を持つ警察官の柏木は被害者遺族である三兄妹を気にかけながら、犯人に繫る有力な手がかりもないまま事件は間もなく時効を迎えようとする中、三兄妹の執念がついに犯人は辿り着いたかに思われた。

しかし、そこには驚愕の真実が...

説明
商品の説明
「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」

東野作品史上、売り上げNo.1
「大人になったら、三人で、犯人探して復讐しような」
幼い頃、両親を殺された洋食店「アリアケ」の三兄妹。14年後、大人になった彼らは結婚詐欺をして暮らしていた。最大のターゲットとして選んだのは、レストラン「とがみ亭」の御曹司。ところが、その名物料理は、懐かしい「アリアケ」と同じ味だった。
「これはお父さんのハヤシライスだ――」

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。
内容紹介
「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」

東野作品史上、売り上げNo.1
「大人になったら、三人で、犯人探して復讐しような」
幼い頃、両親を殺された洋食店「アリアケ」の三兄妹。14年後、大人になった彼らは結婚詐欺をして暮らしていた。最大のターゲットとして選んだのは、レストラン「とがみ亭」の御曹司。ところが、その名物料理は、懐かしい「アリアケ」と同じ味だった。
「これはお父さんのハヤシライスだ――」

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。
内容（「BOOK」データベースより）
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
東野/圭吾
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年、『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』(文春文庫)で第134回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

2020/04/13

ドラマが好きで見ていたので、そのあと原作を読みましたが、やっぱり最高におもしろかった。ハヤシライスがこんなに自分にとって特別な食べ物になるとはなあ……

2020/04/09

「クサナギとでもしておこう。スマップの草薙だ。で、俺のほうはカガ。女優の加賀まりこの加賀だ。どっちも神奈川県警本部の刑事ってことにする。」が、1番のピークだった！

2020/03/23

これは好き！
ドラマは見てないのに戸田恵理香の顔が思い出されすぎたけどｗ

うーん、満足。一日で読んじゃったダッシュ（走り出す様）
他の作品も読んでみようかと思ったくらい！

2020/02/14

大好きだったドラマの原作を久々に再読。
やっぱり好きなこの話。
3人の悲しい絆が優しく描かれていて。
ハヤシライスが食べたくなっちゃって作りました。

2020/02/13

兄弟愛が素敵。
死んだ父親のハヤシライスの味覚えてるなんて感動。
行成もとても紳士的でいい。
最後はとても感動した。
イヤな人間が全然出てこなくてモヤモヤ感一切なし。
犯人はかなり意外すぎた。