風花 の商品レビュー

川上弘美【著】

2012/02/01

うーん、自分もこういうふうになっていけばよかったのに。実際はこんな感じにはならんよねえ。だからちょっとうらやましいかな

2011/12/03

のゆりちゃん、かわいかったです。

だけど。

友達にはなれないだろうなぁ。

不器用な女の子。

モヤモヤしてしまったぞー。

2011/12/15

ふわ～っとした作品。
内容は浮気や離婚やちょっと暗めのはなしだけれど
軽くふわふわと読めて、読後にゆったりとした気持ちになる
川上ワールド。
好きです

2011/11/20

突然、夫の浮気を知らされたちょっと鈍い「のゆり」。結婚７年目、３３歳。結構な状況だが、ないたりわめいたりはせず、ゆるやかに日常は流れていく。

夫である卓哉ののらりくらりとした優柔不断さが腹立たしい。だいたい、「卓ちゃん」て呼ばれるのが好きじゃないって７年も黙ってるなんて。。。

内容には関係ないけど、「のゆり」ってほんとうに読みにくい名前でした。

2012/02/18

夫の不倫とその後の気持ちのすれ違い。
特にドラマチックに盛り上がるようなこともなく
淡々とそっけなく流れていくストーリー。

恋愛ってつまらないもの？
笑ったり泣いたり、食べて、働いて、遊んで、セックスして、
なんてことない日常の一要素のような気がする。

でも恋愛がなかったらきっと楽しくない。

2011/10/30

一日で読み終えました。

時が経過するにつれて、
心もゆっくりと変わっていって、すれ違う。
切なかったです。

ダンナさんが浮気していることを知りつつも、
怒れなくって、責めることもできなくって、
話を始めちゃうと本当に終わってしまう気がして、
話合うことも避けちゃうのゆりの気持ちに共感しました。
私がのゆりだったとしても、きっとこんな風になっちゃうんだろうな、って･･･

サバサバした性格の人が読むと、
きっとイライラすると思います。
ただ、私の性格には合っていると思いました。

はじめて川上弘美さんの小説を読みましたが、
この作家さんの他の小説も読んでみたいと思います。

2011/10/13

胸がチリチリと痛むようなお話でした。川上さんらしい浮遊感のある文体なので、なおさらのこと悲しさ、寂しさ、怖さが増します。時が移ろうということは、何かが変わっていくということで、あたりまえのようにある幸福が、実は砂でできた城ように脆いものだということを誰もが思い知ることになるのです。だからこそ人は、温もりを求めつつ、その一方で寂しさに耐える術を身につけようとするのでしょうネ。
ふわふわとした主人公の、ふわふわとした心の変化が、ふわふわとした文体で、ふわふわと丁寧に描かれていて、ふわふわとした寂しさと、ふわふわとした怖さが染みてくる、川上弘美さんらしい、ふわふわ感満載の小説でした。時が過ぎ去るということは、辛く寂しいことですが、それが救いでもありますネ。

2013/04/07

主人公のゆりの複雑な思いを重ねて、ゆるゆると物語が進んでいく。
何か独特の空気が流れている。
この小説は、のゆりのまわりで起こった出来事を書いたものではなく、のゆりの心情を綴ったものだ、と思った。
読む人によって、いろんなとらえ方ができる小説だと思う。
のゆりはまわりから見ると、「おとなしいひと」なんだけど、離婚を決意するまでの心の動きが、うまく書けているなぁと思った。

2011/10/01

文章中で使われる読点の効果が面白い。主人公の言動は一見ふわふわしているのだが、読点のせいで地に足が付いているそんな印象を受けた。

2011/09/26

淡々と進んでいくお話。
なんか、結婚生活長くなると
こういう風になるのかな～～

なんて、冷めた目で見てしまった。

そんなに好きな感じではない。

川上弘美さんの作品って、
自分にはいまいちピンと来たことがないのでした・・・