実力大競争時代の「超」勉強法 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分の今後の勉強方法のみならず、子供の教育方針についても考えさせられた良書 <まとめ> ・好奇心こそが勉強の最大の原動力 ・シグナルとしての学歴を得るための勉強から、武器として使える勉強が必要となっている ・勉強で獲得すべきは、「伝達力」と「問題の発見・解決力」 ・英語と数学はどんな仕事にも必要
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6/7借→6/14返。昔の超勉強法シリーズを持っているので読んでみた。筆者は日本の沈没を恐れて焦っている。大学は(0)やりたいことができて①過剰な受験勉強を強いられず②入ってから猛勉強するのが当たり前になっていて③優秀な教授がいて④リーズナブルなところを選ぶべきだと改めて思った。
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世界の大学ランキングで日本は相当低位に下がってしまった。世界のトップはやはり、アメリカと英国。教育に関しても、世界中から優秀な学生を引きつける魅力、実力がある。米国大学への日本人留学生の数も80年代から今や大幅に減って、韓国人や中国人にその数は抜かれた。 韓国人、中国人のエリート...
世界の大学ランキングで日本は相当低位に下がってしまった。世界のトップはやはり、アメリカと英国。教育に関しても、世界中から優秀な学生を引きつける魅力、実力がある。米国大学への日本人留学生の数も80年代から今や大幅に減って、韓国人や中国人にその数は抜かれた。 韓国人、中国人のエリート学生の向学心は上昇志向は相当のものだ。一流大学だけでなく、そのプレップスクール(高校レベル)にまで、韓国人は入り込んでいいるという。こうした英語でビジネスが出来る人材の数がどんどん増えているわけで、これが韓国企業の競争力に源にもなっている。日本企業の国際競争力は、こうした人材面でも遅れをとっている。日本も、韓国のこうした姿勢を謙虚に学ぶ時期に来ていると思う。かつて日本の技術をただ取りしてきたのは事実だろうが、今や、いつまでもそれらを非難していても始まらない。 ただ、そうしたら、日本人がもう一度かつてのハングリー精神を取り戻せるかは大きな疑問だ。日本全体が、ガラパゴス化している現代。経済のグローバル化のスピードについて行けないのは日本人以外の役員がいない、国際共通語の英語が使われていないなど、ある意味、世界から孤立した経済大国である。世界第3位の地位からもあっという間に滑り落ちて行くだろう。 これからの日本の将来を考える時に、ほんとうに教育が一番大事 だと思う。問題解決能力、野口さんの言うモデル思考、英語力、ITリテラシー、ファイナンスリテラシー、これらは、日本人に苦手賭する分野だが、若い人にこうした教育を徹底的にやって行く必要がある。少子化により国内需要が今後急速に減少していくのは止めよいうもない事実であり、海外との貿易立国で生き延びていくためには必須である。
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「モデル思考法」を説明する第5章は基礎教養教材として有用(192~231頁)。 また、第7章の3で「私塾」の可能性を解く。
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この人の言っていることはいつも正論なんだけれど、説教臭い感じがどうにも肌に合わない。また、抽象的な議論の部分に頁の大半が費やされていて、具体的、実践的なノウハウについては消化不良の感があり、「勉強法」というタイトルに沿っていない。編集者によって著者が意図した内容にそぐわないタイト...
この人の言っていることはいつも正論なんだけれど、説教臭い感じがどうにも肌に合わない。また、抽象的な議論の部分に頁の大半が費やされていて、具体的、実践的なノウハウについては消化不良の感があり、「勉強法」というタイトルに沿っていない。編集者によって著者が意図した内容にそぐわないタイトルが付けられてしまったのかもしれない。
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☆必要条件 ①伝達力:数学、英語。 ②戦術:モデル思考法(ソリューション、問題設定/発見) ③プロフェッショナル戦略(方向は?) ④シグナルとしてのリテラシー。 ⑤大競争時代/知識を土台としたソリューション。高専門性を武器とする。 ☆法則 ①成功者は誰でも似ているが、失敗者はさま...
☆必要条件 ①伝達力:数学、英語。 ②戦術:モデル思考法(ソリューション、問題設定/発見) ③プロフェッショナル戦略(方向は?) ④シグナルとしてのリテラシー。 ⑤大競争時代/知識を土台としたソリューション。高専門性を武器とする。 ☆法則 ①成功者は誰でも似ているが、失敗者はさまざまである。 ②成功法則は、時代によって変化する。
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著者はとても頭のいい方で、かなり勉強もされている印象を受けた。それがゆえに、難しい専門用語が多々出てきたので、読み進めるのに苦労した。 参考になった点 ・日本では大学に入ること(卒業証書をもらうこと)が重要で、入ってからの勉強は卒業できる程度でよかった。 ・日本の大企業で外国人...
著者はとても頭のいい方で、かなり勉強もされている印象を受けた。それがゆえに、難しい専門用語が多々出てきたので、読み進めるのに苦労した。 参考になった点 ・日本では大学に入ること(卒業証書をもらうこと)が重要で、入ってからの勉強は卒業できる程度でよかった。 ・日本の大企業で外国人採用枠を設け、日本人採用人数より多い企業が出てきた。 ・中国の80後(バーリンホー)が強い。 ・武器として使える勉強が必要。 ・パラシュート勉強法 ・消費としての勉強 この本で、日本の世界での立場が分かり、非常に悔しくなった。政治にも大いに問題があるが、国民1人1人が目的を明確に持って学ぶことが必要ではないかと思う。著者が塾を開くときはぜひ参加させて頂きたい。
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野口さんから、不勉強な日本人への強烈なメッセージです。 学ぶべきは、伝達力と問題の発見・解決力、とのこと。 既に大競争時代は始まっているのに、未だぬるま湯に浸かっている自分に気付き、ほんとに不勉強が身にしみました…。
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野口さん曰く、これからのビジネスに不可欠なのは、 ・英語(→とりにかくリスニング) ・数学(→パラシュート勉強法) ・問題発見・解決(→モデル思考法) ということで、分かりやすかった。 モデル思考法は、学問を通じて習得するのが第一とあるが、例えば、経済学をビジネスに実用的に利用す...
野口さん曰く、これからのビジネスに不可欠なのは、 ・英語(→とりにかくリスニング) ・数学(→パラシュート勉強法) ・問題発見・解決(→モデル思考法) ということで、分かりやすかった。 モデル思考法は、学問を通じて習得するのが第一とあるが、例えば、経済学をビジネスに実用的に利用すること自体考えたことがなかった。 ただ、英語にしても、モデル思考法にしても少なくとも2年間位は学習する期間が必要となるわけで、お手頃勉強法はない。 いかに興味をもって楽しく、熱中して学ぶことができるかが鍵。
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これからの社会で必要なのは、「リテラシー」ではなく、「モデル思考能力」であるとする著者の視点には共感出来る。勿論「知識の習得」も不可欠であるが、向かうべき方向や解答への道筋が益々見えづらい環境の中で求められるのは、「本質を捉えた応用力」ということになると思う。改めて「勉強」の大切...
これからの社会で必要なのは、「リテラシー」ではなく、「モデル思考能力」であるとする著者の視点には共感出来る。勿論「知識の習得」も不可欠であるが、向かうべき方向や解答への道筋が益々見えづらい環境の中で求められるのは、「本質を捉えた応用力」ということになると思う。改めて「勉強」の大切さを考えさせてくれる書籍である。
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