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新三河物語(下) の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2024/01/25

非常に大作の本書だが、後半に行くほど内容に引き込まれてくる。 最終巻の本書は小諸城を中心とした真田家との闘いから一気に大坂の陣戦後に至る。関が原や大坂の陣の描写があっさりしているのも特徴的。 なにしろ主人公の平助の人生に武士の清々しさが象徴的に描かれていた。 内容の濃い一書だと感...

非常に大作の本書だが、後半に行くほど内容に引き込まれてくる。 最終巻の本書は小諸城を中心とした真田家との闘いから一気に大坂の陣戦後に至る。関が原や大坂の陣の描写があっさりしているのも特徴的。 なにしろ主人公の平助の人生に武士の清々しさが象徴的に描かれていた。 内容の濃い一書だと感じた。

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2023/01/03

2023/1/3読了。南信濃への侵攻後、真田昌幸を追い詰めるも平助の『大久保は一門を挙げて広忠(家康の父)に忠を尽くしたにもかかわらず、優遇されなかったが、それでも松平家あっての大久保家であることは疑う余地はない。』と言う思いはこの小説に一貫して感じされる。封建時代の忠臣の忠義と...

2023/1/3読了。南信濃への侵攻後、真田昌幸を追い詰めるも平助の『大久保は一門を挙げて広忠(家康の父)に忠を尽くしたにもかかわらず、優遇されなかったが、それでも松平家あっての大久保家であることは疑う余地はない。』と言う思いはこの小説に一貫して感じされる。封建時代の忠臣の忠義とは一体何か?ただ、これは大久保家だけではなく御家そのものが主家の感情で断絶に至った一門もさぞや多かったことだろう。なんとなく重くなる話。 家康の心の変化→つまり関ヶ原の合戦の頃から、 『思考と目配りに偏側が生じている』と、大久保彦左衛門忠教は見た。家康の異様なほどの猜疑心。 ここに後年の家康への評価が著しく分かれて行くのか?殺戮と心の荒廃を感じる。

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2015/11/08

歴史小説の第一人者が描く徳川家康に仕えた大久保一門の年代記。大久保彦左衛門の「三河物語」を下敷きにしているが、著者の眼差しは遥かに遠く、歴史とは何か、義とは何か、を問いかける。全編を通して透徹した語り口が印象的であった。

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2014/09/14
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最終巻。大久保家の没落が描かれるが、その段は割とあっさりしている。上巻のころの、家臣のために身体を張る、さっそうとした家康と、この巻の冷徹な天下人としての家康。その変質は、愚直に忠義を貫き続けた大久保家の視点からみるととりわけ寂しく感じられた。

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2012/11/03

家康は天下人に上り詰めていく。大久保一族と家康配下の武将たちとの争いが描かれている。 家康をずっと支えてきた大久保一族への仕打ちが非常に哀しい。信康を失った悲しみがあるのかもしれないが。

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2012/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上田攻め、大久保忠世と信康の側近だった平岩親吉、鳥居元忠の対立。酒井忠次の隠棲。家康が心に秘めた信康の死に対する気持ち。大久保忠隣の失脚。大久保彦左衛門の結婚。『三河物語』の執筆。

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2012/09/13

第一次上田合戦から大阪の陣。 大久保彦左衛門の進退が爽やかに活写される。 大久保氏を通じて三河武士を、そして現代人がイメージする武士道を描いているようだ。 今まで読んだ作者の作品のなかで最も読みやすいんじゃないでしょうか。 こちらに少し降りてきてくれたようです。

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2012/09/08

大久保彦左衛門の三河物語からの徳川家康の物語。はじめの頃は家康の波瀾万丈と大久保家の活躍がメインであったが、最終巻のここでは既に家康は秀吉と並びNo2までとなっていく。だんだん戦が減ってきて活躍するのは武将である大久保家の人々から本多正信、土井利勝など知謀の人に移っていく。また家...

大久保彦左衛門の三河物語からの徳川家康の物語。はじめの頃は家康の波瀾万丈と大久保家の活躍がメインであったが、最終巻のここでは既に家康は秀吉と並びNo2までとなっていく。だんだん戦が減ってきて活躍するのは武将である大久保家の人々から本多正信、土井利勝など知謀の人に移っていく。また家康も昔から支えてきた人たちよりこのような知略のものを重視する。ただ彦左衛門忠教の大久保家の家訓の黙って欲を欲せずの姿はすがすがしい。誰かが言ってましたが、やはり下巻からはなんか、第3者目の語り口になっていますね。話の内容が最後のところで、秀忠、家光まで彦左衛門の三河物語を読みに来るところで終わっているがちょっとほのぼの。

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2012/07/26

松平徳川家の覇権への道における柱石であった大久保一門の物語。三河物語とは大久保忠教(平助、彦左衛門)が記した記録。宮城谷昌光氏の作品を始めて読みました。個人の精神世界を語るのは司馬遼太郎が上?時代群像としての風景描写は宮城谷さんか?本多、酒井、井伊、榊原、鳥居、土井 家康から秀忠...

松平徳川家の覇権への道における柱石であった大久保一門の物語。三河物語とは大久保忠教(平助、彦左衛門)が記した記録。宮城谷昌光氏の作品を始めて読みました。個人の精神世界を語るのは司馬遼太郎が上?時代群像としての風景描写は宮城谷さんか?本多、酒井、井伊、榊原、鳥居、土井 家康から秀忠、家光に渡る徳川家の腹心達の群像描写はリアル。長子信康が信長に切腹を命ぜられる経緯を巡り、酒井、大久保一門を晩年の家康が糾弾する。依田信蕃がかなり好意的に描写されてもいる。

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2012/03/18

戦国武将の息遣いがリアルに伝わって来る一冊。家康を支えた大久保家の倫理観に共感。戦国時代のストーリーも楽しみながら読めると同時に、人との関わり方も再考出来る。働く人が読んでおくべき一冊だと思った。

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