崩れる の商品レビュー
さくっとした短編集で世にも奇妙な物語のような展開が多く、終わり方も奇妙な感じで面白かった。とはいえ、個人的にはもう少しホラー色、ミステリー色が強い方が好きかな~?
Posted by
短編が8つ.表題作が最も面白くゾッとする内容だ.「誘われる」は女性の心理をよくあらわして,作者の力量が伺える作品だ.
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結婚にまつわる怖い話、そう言っても違和感がない。かなり古い作品なのに最近の問題が出ていたりして、時代を先取りしていたという事に驚く。一番崩れるが怖かった。未婚だが、結婚ってこんなに怖いのかと思うとぞっとする。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
特に感想が持てなかった。 淡々と、読んだ。 --- 仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、撮った行動は……(「崩れる」)。30第独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった雅子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが……(「憑かれる」)。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かなり面白かったよーー。 結婚にまつわる男女の生活の悩みや憂鬱、苛立ち、、、かなりリアル。 そのリアルとミステリーがすごくマッチしていて、有り得そうでかなり恐い。 もちろん未婚の人が読んでも楽しめる内容。 でも絵に描いたような結婚像なんて一つも出てこないから未婚の人が読んだらきっと結婚を躊躇してしまうかも・・ いや、むしろ結婚前に読んでおくべき内容かも!?
Posted by
結婚にまつわる短編集。 結婚とはいえ、結婚生活や子育て、結婚に関係する中にある人間関係の話といっていい。 日頃、積もった思いや過去の恨み等、恐怖の物語。 衝撃的な話が多く、結末を思うとゾクッとせずにはいられない。 2012.5.10
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編だからこそできる荒業をうまく使いこなした作品だと思う。 特に「崩れる」と「憑かれる」なんかがそんな感じかと。 最初の「崩れる」がやはりインパクトがあったかな。内に込めてる 日本人女性ならこういう話も実際ありそうで怖い。 ストーカーの話も怖かった。ストーカーはもはや理屈では 通用しないものだし。 育児ノイローゼの話は育児をしたことがないからわからないけど、 もっと忙しすぎてバタバタしてそうな気がする、実際のお母さんたちは。 ただ、ママ友の問題をもってきたところはうまいなーと感じた。
Posted by
女性の心理に近いところまでいっているのだけど男性作家が描いた女性…という感触が拭えない。たまたま私の好みではなかったみたい。
Posted by
日常に起こりえる話ばかりだなと思った、その観察力の素晴らしさ。あとがきでも書いてあったけど、問題視される前にもうすでに書いているのがすごい。
Posted by
「慟哭」がすごく面白かったので気になっていた作者。 紀伊国屋のレジ前に置かれていたので新作なのかと思って購入。 1995年頃に書かれた短編だったが、知らずに読んだ。 現在読むにはつまらない内容。 桐野夏生さんの解説で「優れた作家は事件を先取りしてしまうが、作者もその一人」とあるの...
「慟哭」がすごく面白かったので気になっていた作者。 紀伊国屋のレジ前に置かれていたので新作なのかと思って購入。 1995年頃に書かれた短編だったが、知らずに読んだ。 現在読むにはつまらない内容。 桐野夏生さんの解説で「優れた作家は事件を先取りしてしまうが、作者もその一人」とあるのが言い得ていて、ストーカーなど、今では一般的になってしまった事を、それよりも前に書いたことには驚く。 反面、それらは現在では一般的になってしまったことなので、目新しさがなく、使い古された印象になってしまう。 なぜ今更文庫版を出したのか。。。 追伸 その後、再読したら何だか良さが分かってきました。
Posted by