ホワイトスペース戦略 の商品レビュー
いわゆる古い大企業に勤めつつ新規事業を考えないといけない身としては、よく聞く愚痴「上は分かってない」の原因理解と対処に役立ちそうだと思った。 ホワイトスペース = 「既存組織のインフラに適合しない」かつ 「ニーズを既存と根本的に異なる方法で満たす」もの。 ホワイトスペースに踏...
いわゆる古い大企業に勤めつつ新規事業を考えないといけない身としては、よく聞く愚痴「上は分かってない」の原因理解と対処に役立ちそうだと思った。 ホワイトスペース = 「既存組織のインフラに適合しない」かつ 「ニーズを既存と根本的に異なる方法で満たす」もの。 ホワイトスペースに踏み出すには、ビジネスモデル(どう儲けられるか)から刷新しなければならない。 特に既存企業の場合、自社の現在のビジネスモデルをまず理解する。その上でやろうとしていることがホワイトスペースへの進出か否かを経営者が理解する(させる)のが、第一段階として必要。 そしてホワイトスペースに進出するなら、既存とは全く異なるシステム(ルール、評価方法)が原則必要。
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成功するビジネスモデルには互いに関連した「4つの箱」が不可欠。 ①顧客価値提案 ②利益方程式 ③主要経営資源 ④主要業務プロセス 顧客のジョブを解決する価値とそれを生み出す仕組みは必ずセットで考える
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私たちも新しい顧客価値提案をしても既存のルールに妨げられて利益方程式や主要経営資源、業務プロセスを変更できずにいる。 新しいビジネスモデルにとって特に有害なのは既存のビジネスモデルで適用されているルール。既存のルールにとらわれると未知のものを避ける事を合理的な判断だと思い込む...
私たちも新しい顧客価値提案をしても既存のルールに妨げられて利益方程式や主要経営資源、業務プロセスを変更できずにいる。 新しいビジネスモデルにとって特に有害なのは既存のビジネスモデルで適用されているルール。既存のルールにとらわれると未知のものを避ける事を合理的な判断だと思い込む。 新規事業に取り組む私たちだが、実際は上記のような大企業病的な足枷に苦しんでいる。 改革のリーダーシップがルールを変え、何度反対されてもやり抜くという粘り強いボトムのエネルギーが欠かせないと感じた。
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既読でしたがブクログに登録してなかったので、ざっと再読。 本質的な内容は、クリステンセンの『ジョブ理論』に通ずるところがあると改めて感じました。
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ポーターの競争戦略論に近いが, ・顧客価値提案 ・利益方程式 ・主要経営資源 ・主要業務プロセス という4つのより平易なフレームワークで新規ビジネス立ち上げを語っている. やっぱり特徴あるビジネスモデルと,それを実現するために最適化した業務プロセスが重要.
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・ 言語の構造は、人間の思考だけでなく、物事の現実も左右する ・ 形を作ることにより、インスピレーションの扉が開かれる場合もある ・ 顧客価値提案:一定の金銭的対価と引き換えに、顧客がそれまでより有効に、あるいは確実に、便利に、安価に、重要な懸案を解決したり、それを成し遂げたりす...
・ 言語の構造は、人間の思考だけでなく、物事の現実も左右する ・ 形を作ることにより、インスピレーションの扉が開かれる場合もある ・ 顧客価値提案:一定の金銭的対価と引き換えに、顧客がそれまでより有効に、あるいは確実に、便利に、安価に、重要な懸案を解決したり、それを成し遂げたりするのを助ける商品やサービスの提供 ・ 成功する価値提案の特徴は、シンプルでエレガントであること。顧客価値提案を絞り込めば、対応するジョブの数を限定できる。それにより、新しい試みに対して過度に意欲的になることに歯止めがかかり、顧客がお金を払いたいと思わない(あるいはお金を払わされることに不満を感じる)ような要素を商品やサービスに盛り込みすぎる事態を防げる ・ ビジネスを行う際に目指すべきは、一定レベルの利益率を確保することではなく、目標とする利益を得る為に必要な水準の利益率を確保することなのである ・ 競争の基準の変化:機能性→信頼性→利便性→価格(コモディティ化) ・ 顧客の未解決のジョブを見いだそうとする際に忘れてはならないのは、機能面のジョブだけでなく、情緒的・社会的な面のジョブも考慮に入れることだ。ヒンドゥスタンユニリーバでは、シャクティ・アマの社会的立場を意識した。環境保護の重要性を理解している人でもマイカーに対する情緒面でのこだわりを捨てられない ・ 顧客価値をどうやって最大化するか 1) 現状では十分に解決されていない顧客の重要なジョブを見いだす 2) 最も安い妥当な価格で市場にある他の選択肢より好ましい形でそのジョブを解決する提案を考案・開発する ・ 商品・サービス「それの最も重要な要素は私にとっての合格レベルに達しているか」 ・ アクセス「だれから、どのくらいの頻度で、どうやってそれを入手すれば良いか」 ・ 支払いスキーム「何を基準に払うのか、数量単位か、利用回数単位か、生まれた価値の大きさに対してか」 ・ 新しいものを想像する際に大切なことのひとつは、コントロールしすぎないことだ ・ 現実には、新事業を既存事業と一元化しようという条件反射的な判断が幅を利かせ、新しいビジネスの独特な正確が無視されるケースが多い。下記の場合は分離した方がよい 1) 既存事業と大幅に異なるビジネスルール、評価基準、行動規範が求められる場合 2) 明確に区別されたブランドが必要な場合 3) 既存事業に破壊的な影響を及ぼすことが予想され、しかも、既存事業より固定費をはるかに低く抑えること及び経営資源の回転率を大幅に高めることの一方または両方が求められる場合 ・企業買収を行う場合、注意すべきなのは、既存のビジネスモデルの要素を新事業に押し付けず、むしろ必要な要素を既存事業から引き出せるようにすることだ
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vol.105 ビジネスモデルの空白を狙え!?勝者に共通する戦略とは。 http://bit.ly/gfnjyd
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企業の自社の中核となる事業領域を「コアスペース」とした上で、「その企業の既存のビジネスモデルが活動の対象としていない領域」「コアスペースと隣接スペースの外にあり、新しいビジネスモデルを確立しないと生かせない領域」としてホワイトスペースを定義し、ホワイトスペースに進出し成長するため...
企業の自社の中核となる事業領域を「コアスペース」とした上で、「その企業の既存のビジネスモデルが活動の対象としていない領域」「コアスペースと隣接スペースの外にあり、新しいビジネスモデルを確立しないと生かせない領域」としてホワイトスペースを定義し、ホワイトスペースに進出し成長するための方策について論じられている。具体的には、ビジネスモデルの「四つの箱」と名づけた強力な枠組みを打ち出している。 「成功するビジネスモデルは例外なく、互いに関連し合う四つの要素で構成されている。第一の要素は、顧客価値提案。顧客が解決すべき「ジョブ(=用事)」をそれまでより有効に、あるいは便利に、あるいは安価に実行する助けになる商品やサービスを提供することである。…第二の要素は利益方程式だ。… …第三と第四の要素は、主要経営資源と主要業務プロセス。」 ホワイトスペースも「内なるホワイトスペース」=既存の市場を変革する、「かなたのホワイトスペース」=新しい市場をつくる、「はざまのホワイトスペース」=市場の地殻変動に対処する、に分けてそれぞれ論じている。 「既存事業の能力を活用する不合理」というのは、自分の今の業務に通ずるところで、肝に銘ずべきと痛感した。 「コアスペースのビジネスモデルを支える主要経営資源・業務プロセスは、事業を日々運営しているマネジャーたちの考え方に重大な影響を及ぼす。既存の能力が新しいビジネスモデルで実際に役立つかどうかに関係なく、その能力を新事業で用いようとするマネジャーが多い。 …新しいビジネスモデルに既存事業の能力を押しつけるべきでない。なにを既存事業から借用し、なにを刷新するかは、新事業に自由に判断させる必要がある。 新しいビジネスモデルにとってとりわけ有害なのは、既存のビジネスモデルで適用されているルールだ。既存のルールにとらわれると、未知のものを避けることが合理的な判断だと思い込みやすい。」 ちなみに、序文は「ゲームの変革者」の著者であり、P&G全会長兼CEOのA・G・ラフリーが記しており、両著書ともイノベーションの重要性を強調していることが印象的である。
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良い本だった。ホワイトスペース進出のためには、とにかくまずは既存の事業を忘れてとにかく顧客の未解決のジョブを見出せ、という明快なメッセージ。そしてアップル、アマゾン、ZARAなど事例豊富でわかりやすい。
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訳本ながら比較的読みやすく好印象。 「ホワイトスペース」の定義がいくぶんあいまいなまま進むので全体を通す主張に弱さを感じる。 四つの基本要素 顧客価値提案/利益方程式/主要経営資源/業務プロセス
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