ユリゴコロ の商品レビュー
なんか共感できなくて‥。 自分に殺人鬼の血が流れてるっておもったらもっと狼狽えません? 旦那もさ‥ それが愛なのか‥わからんけど。
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非常によくできたお話。 前半ホラー、後半ほっこり、という印象。 本当は母の正体が分かる瞬間が一番ゾゾーッとするのだろうが、私にはほっこり人情モノに感じられた。 2016/10
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非常に面白かった。 最初は不気味な殺人者の手記と思わせるが、最後の最後は大どんでん返し。立派なミステリー小説だ。
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母に先立たれ、病床に伏せった父を持つ男。 男自身も婚約者が結婚間近で失踪するという不幸に見舞われており、置かれた環境は決して明るい物ではない。 その最中、男は実家で古ぼけたノートを見つける。 そこに書かれていたのは恐ろしい内容だった… というのがあらすじ。 ノートに書かれた、ノ...
母に先立たれ、病床に伏せった父を持つ男。 男自身も婚約者が結婚間近で失踪するという不幸に見舞われており、置かれた環境は決して明るい物ではない。 その最中、男は実家で古ぼけたノートを見つける。 そこに書かれていたのは恐ろしい内容だった… というのがあらすじ。 ノートに書かれた、ノートを書いた人物の独白は異形な人格であり、それが時を経てどのような影をその人物の人生、他の人間に落としてきたかを主人公に教えます。 そこで主人公は書いた人物を推理していくというミステリーパートが入るわけですが、正直、そこは結構浅めです。 この作品に描かれているのは家族の愛、ただしそれが一般からすれば異形という内容。 冷静に考えると「う〜ん」となる部分も多いのですが、ラストの爽やかさがそれまでのモヤモヤとした部分とのギャップで際立った印象です。 著者の作品は初めて読みましたが、不思議な感覚でした。 他の作品も読んでみたくなりました。
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妻を亡くし一人で暮らしている父の押入れから長男が見つけた4冊の手書き小説。 その中には数々の殺人の記録が書かれておりそれが真実なのかどうか、そして亡くなった母の面影に違和感を持つ長男がその小説と自分たち家族の本当の過去を探るストーリー。 殺人を重ねた話が主軸ながらも、親子、そして...
妻を亡くし一人で暮らしている父の押入れから長男が見つけた4冊の手書き小説。 その中には数々の殺人の記録が書かれておりそれが真実なのかどうか、そして亡くなった母の面影に違和感を持つ長男がその小説と自分たち家族の本当の過去を探るストーリー。 殺人を重ねた話が主軸ながらも、親子、そして夫婦の絆を感じさせる温かい作品でした。そして最後にはちょっと驚く展開も。楽しめました!
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ぐわーっと吸い込まれて ラスト手前で は? ってなって ラストでほーってなった。 面白いようなそうでもないような
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ちょっと気になっていたこれ、やっと読めた。読み始めたときと読み終わったときとで印象が変わる不思議なお話でした。事実なのか創作なのか分からない殺人記を見つけた主人公。その殺人記を読み進めていくうちにどんどん内容に引き込まれる。すごいあっけなく人を殺してるし、もうほんとに法とか倫理観...
ちょっと気になっていたこれ、やっと読めた。読み始めたときと読み終わったときとで印象が変わる不思議なお話でした。事実なのか創作なのか分からない殺人記を見つけた主人公。その殺人記を読み進めていくうちにどんどん内容に引き込まれる。すごいあっけなく人を殺してるし、もうほんとに法とか倫理観とか全部置いといて、何でこんなにサラッとしてるんだろうなあと。何でこんなに愛に溢れてるんだろうなあと。やっていることは非情で赦されないことだけど、なぜかラストはちょっと感動する。細谷さんの優しさに何だか心がほっこりした。
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余命わずかな父の部屋で、ある殺人鬼の手記を見つけた亮介。 フィクションなのか、実話なのか。 亮介は、殺人鬼は、実の母なのではないかと疑い始める。 なんだか、すごいお話でした。 前半の手記は、不気味で恐ろしく、読み始めたことを後悔さえしましたが、最後は家族の愛へと結ばれ、今は気持...
余命わずかな父の部屋で、ある殺人鬼の手記を見つけた亮介。 フィクションなのか、実話なのか。 亮介は、殺人鬼は、実の母なのではないかと疑い始める。 なんだか、すごいお話でした。 前半の手記は、不気味で恐ろしく、読み始めたことを後悔さえしましたが、最後は家族の愛へと結ばれ、今は気持ちのいい読後感を味わっています。 ちょっと不思議な感じ。 先入観なしに読むのが正解の本。 私のこれでさえも、余計な話なのかも、です。
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あの始まりから、こんなラストが待ち受けているとは思ってもみなかった。「ユリゴコロ」という名前のついた「ある殺人鬼の女性の手記」。手記の内容がもう何もかも狂っているとしか思えず、戸惑いつつもページをめくる手が止められない。今まで当たり前に存在していた「家族」というものが、あっけなく...
あの始まりから、こんなラストが待ち受けているとは思ってもみなかった。「ユリゴコロ」という名前のついた「ある殺人鬼の女性の手記」。手記の内容がもう何もかも狂っているとしか思えず、戸惑いつつもページをめくる手が止められない。今まで当たり前に存在していた「家族」というものが、あっけなく崩れ去る。そして、形を変えて再生する。他者への愛を知ってしまったから苦しんだ。愛があるから生きてこれた。そして、愛があるから将来がある。「非情な殺人鬼」のはずの彼女がいとおしくなってしまった不思議な作品。
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導入から不気味さを帯びた雰囲気に興味を抱き、引き込まれる。あり得ない話でも、なんだかあり得そうなように描かれており、飽きさせない。驚く展開がいくつも用意されており、予測できるもの、まったくできなかったものがあり、ほうー、と思う事も度々。 と、娯楽本としてはとても満足できた。でも...
導入から不気味さを帯びた雰囲気に興味を抱き、引き込まれる。あり得ない話でも、なんだかあり得そうなように描かれており、飽きさせない。驚く展開がいくつも用意されており、予測できるもの、まったくできなかったものがあり、ほうー、と思う事も度々。 と、娯楽本としてはとても満足できた。でもなあ、読後に残るものがあまりないのです。そこが物足りない。
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