巨人たちの落日(下) の商品レビュー
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戦争が終わった。傷を負う者、財を失う者、のし上がる者、戦前とは全く違う生活と価値観になった。大聖堂は壮大な物語をハラハラしながら読んだけれど、こちらは自分の歴史に対する知識不足が悔やまれた。ただ、大戦後の国際連盟をつくるための委員会で日本が人種的差別撤廃を提案した点、多国からはスルーされたが誇らしかった。戦争関連の物語はどれも痛ましくて辛い。ただ戦争を回避したくても回避できない構図が垣間見れて、小説なんだけれども考えさせられた。大聖堂の続きを読もうか悩み中。
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一言でいうと、長い。 長過ぎるよー。 主人公がいろいろ変わることで、舞台が変わって 飽きないような構成になっているが、やはり飽きる。 意外と話は淡々と進み、淡々と終わって 長い割にはなんか物足りなかったかな。
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7月-8。3.5点。 第一次世界大戦、終戦。 主人公それぞれが、成長・挫折・成功。 次作は、主人公たちの子供が活躍する模様。 楽しみ。
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大戦の終結と、それに伴う貴族/保守男性などの旧勢力の凋落と労働者/女性の台頭を示唆して物語は終わる。 戦争で負傷したり不幸があったりはしたけど、メイン人物のほぼ全員がそこそこハッピーエンドというのはたいしたものである。 日本の作家なら、これだけの大河ものだと何人かは因果応報的に殺...
大戦の終結と、それに伴う貴族/保守男性などの旧勢力の凋落と労働者/女性の台頭を示唆して物語は終わる。 戦争で負傷したり不幸があったりはしたけど、メイン人物のほぼ全員がそこそこハッピーエンドというのはたいしたものである。 日本の作家なら、これだけの大河ものだと何人かは因果応報的に殺されたり馳星周的な結末を迎えさせるんではなかろうか?
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第一次大戦大河ドラマの最終巻。 少々冗長。 ロシアでのレーニンとトロツキーによる赤軍革命、ロシアへのイギリスの介入、イギリスでの労働党の躍進、ドイツの戦後補償による国内経済の疲弊など。 欧州の国民国家の成立を理解するための本としては良くできているが、だれる。
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「大聖堂」を読んだあとだと、物足りなさを感じる。 ヨーロッパの戦争の複雑な状況が描かれていて勉強になった。
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第一次世界大戦の戦場の様子、戦時中の国の様子、そしてこの未曾有の戦争で起こった社会の変化などがいきいきと描かれていておもしろかった。 戦争を通して運命が大きく変わった登場人物たちも、新しい世界でそれぞれの道を歩き出す。ケン•フォレットの小説ではいつものことだが、女性がしっかりして...
第一次世界大戦の戦場の様子、戦時中の国の様子、そしてこの未曾有の戦争で起こった社会の変化などがいきいきと描かれていておもしろかった。 戦争を通して運命が大きく変わった登場人物たちも、新しい世界でそれぞれの道を歩き出す。ケン•フォレットの小説ではいつものことだが、女性がしっかりしていて元気がいいので、つい応援したくなる。 あとがきに、二十世紀を舞台にした次の作品も、とあったのでぜひ読んでみたい。
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第一次世界大戦からロシア革命へ。最後の方では、ヒトラーのミュンヘン一揆もでてきて、20世紀前半のヨーロッパからロシアの政治地図の変化が、個人個人の動きと重ね合わせて描かれていく。 身近な歴史ではないので、感情移入が少し難しい所がある。
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2月-16。 終戦へ。それぞれが人生を進んでいく。 ロシアの革命、イギリスの変化、ドイツの敗戦。 そしてアメリカ。 さすがフォレット、面白い。三部作とのことで、大作。 ただ、大聖堂には敵わなかったかな。
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ケン・フォレットが描く第一次世界大戦。 ウェールズの炭鉱から始まった物語は、ドイツ、アメリカ、ロシアの若者たちを俯瞰しながら進んでいく。 読みながら、この「巨人」とは何なのだろうと、ずっと考えていた。 まぁ、多分ロシア帝国であり、東ローマ帝国であり、ヨーロッパを支配して...
ケン・フォレットが描く第一次世界大戦。 ウェールズの炭鉱から始まった物語は、ドイツ、アメリカ、ロシアの若者たちを俯瞰しながら進んでいく。 読みながら、この「巨人」とは何なのだろうと、ずっと考えていた。 まぁ、多分ロシア帝国であり、東ローマ帝国であり、ヨーロッパを支配してきた貴族社会なのだろう。 それぞれは、それぞれの閉塞を抱え、故に落日に向かっていくのだ。 炭鉱夫から政治家になっていく少年や、ロシア帝国の崩壊とともにソビエトの重鎮になっていく青年など、時流にのっていく者たちはそれはそれで魅力的なのだけど、古い貴族の価値観から脱することができず、妹や愛人に背を向けられていく男や、人間的であろうとしながらことごとく踏みにじられて行くドイツ人が、魅力的だった。 この作品の子供たちの世代を描く、第二次世界大戦の話が来年(2012年)に刊行されるらしい。 でもって、最終的には3部作として、近代100年を描くとか。 …すごい、楽しみだ。
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