巨人たちの落日(下) の商品レビュー
結局ロシアにもフランス・イギリスにもはさまれたドイツは敗戦国となる。 巨額の賠償が要求され、ドイツは受け入れざるをえない。 「わたしたちは平和を説きながらも常に復讐をたくらんでいる」 という一説が心に残った。 喧嘩両成敗というか、これだけ各国に被害がでていて、ドイツが一番の被...
結局ロシアにもフランス・イギリスにもはさまれたドイツは敗戦国となる。 巨額の賠償が要求され、ドイツは受け入れざるをえない。 「わたしたちは平和を説きながらも常に復讐をたくらんでいる」 という一説が心に残った。 喧嘩両成敗というか、これだけ各国に被害がでていて、ドイツが一番の被害をうけているのになお、巨額の賠償を請求されるあたり、私としても何か違うのではないかと感じてしまった。でも、もしも、戦勝国だったら、何がなんでも賠償金をとれと思うのかもしれない。。。歴史は常に強者が紡ぐ。。 ロシア革命のくだりはちょっと退屈しながら読み進めた。結果が失敗だし、私としても共感できないから。ただ、ロシアの帝政は野蛮といっていいほどだったようだし、だからこそここまでに振り子が触れたのだろうと思った。ソ連の崩壊をもって、20世紀の壮大な試み=人類平等はなしえるのか ということが、全くの失敗だったということだけれど、理想をいうなら人類平等が幸福に思えるのに。。。やっぱり、残念ながら性悪説なんだろうなぁ・・・
Posted by
Posted by
- 1
- 2