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巨人たちの落日(下) の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2011/05/13

結局ロシアにもフランス・イギリスにもはさまれたドイツは敗戦国となる。 巨額の賠償が要求され、ドイツは受け入れざるをえない。 「わたしたちは平和を説きながらも常に復讐をたくらんでいる」 という一説が心に残った。 喧嘩両成敗というか、これだけ各国に被害がでていて、ドイツが一番の被...

結局ロシアにもフランス・イギリスにもはさまれたドイツは敗戦国となる。 巨額の賠償が要求され、ドイツは受け入れざるをえない。 「わたしたちは平和を説きながらも常に復讐をたくらんでいる」 という一説が心に残った。 喧嘩両成敗というか、これだけ各国に被害がでていて、ドイツが一番の被害をうけているのになお、巨額の賠償を請求されるあたり、私としても何か違うのではないかと感じてしまった。でも、もしも、戦勝国だったら、何がなんでも賠償金をとれと思うのかもしれない。。。歴史は常に強者が紡ぐ。。 ロシア革命のくだりはちょっと退屈しながら読み進めた。結果が失敗だし、私としても共感できないから。ただ、ロシアの帝政は野蛮といっていいほどだったようだし、だからこそここまでに振り子が触れたのだろうと思った。ソ連の崩壊をもって、20世紀の壮大な試み=人類平等はなしえるのか ということが、全くの失敗だったということだけれど、理想をいうなら人類平等が幸福に思えるのに。。。やっぱり、残念ながら性悪説なんだろうなぁ・・・

Posted byブクログ

2011/03/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

終わり方が中途半端かなぁ…。(-_-;; たぶん、来年刊行予定の第2部への伏線なんだろうけど。 ある意味、先の展開が読めてしまうのが残念。

Posted byブクログ