龍の寺の晒し首 の商品レビュー
首のない死体、寺で晒されるように見つかった生首、ボートを漕ぐ首無し屍体、空に舞う龍という怪奇極まりない事件に名探偵・海老原浩一と刑事・浜中康平が挑む本格ミステリーで、横溝正史御大の作品を彷彿とさせる世界観や事件、繰り出されるとんでもトリックに全ての謎を解決する構成など最後まで読...
首のない死体、寺で晒されるように見つかった生首、ボートを漕ぐ首無し屍体、空に舞う龍という怪奇極まりない事件に名探偵・海老原浩一と刑事・浜中康平が挑む本格ミステリーで、横溝正史御大の作品を彷彿とさせる世界観や事件、繰り出されるとんでもトリックに全ての謎を解決する構成など最後まで読み応え抜群だった。癖のある名探偵と不幸(?)体質の刑事のコンビも面白かった。
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こう言う横溝テイストな村のコミューンでよくやりがちな首を切断する連続殺人事件。 正直トリックに関しては無理しかない。 9頭身だからと…いやいや… ほぼほぼ全てのトリックが机上で辻褄合わせたんだろうなって思われるが実感覚が乏しすぎる… 本人の動機もそれを取り巻く人達の動機もなんか...
こう言う横溝テイストな村のコミューンでよくやりがちな首を切断する連続殺人事件。 正直トリックに関しては無理しかない。 9頭身だからと…いやいや… ほぼほぼ全てのトリックが机上で辻褄合わせたんだろうなって思われるが実感覚が乏しすぎる… 本人の動機もそれを取り巻く人達の動機もなんか解るようで解らない。 でも、映像をぼんやり見る感じで読んだらこれはこれで読みやすい。 キャラ立ちは多分素晴らしいんだと思う。
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とある動画でおすすめされていたので読んでみた。トリックやどんでん返しの展開はなかなか面白かったが、どうにも主要キャラクターたちを楽しく見ることができないというか、あんまり親しみを持てなかった。ひたすら主人公の刑事にパワハラまがいの強要をするお婆ちゃん、昼行灯のつもりのへらへらとした探偵役、昇進を望みすぎて嫌味を極めてしまった同僚などなど。最後は綺麗にまとまったように見えるが、どうしても読了後にしこりが残ってしまう。そこだけが残念だった。あと林檎くらいの小顔ってほんとにあるの?
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海老原が好きになれなかった。全員殺したのは石田巡査で首切ったのは弓子ってこと?りんごサイズの頭ある?坊主きもすぎ美雨もかなりひどいな。一乃ばあ生きててよかった。
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05月-20。3.5点。 群馬の旧家、娘が結婚式前日に首を切断され、殺害される。 連続殺人に発展、探偵海老原も協力し。。 おどろおどろしい、王道のミステリという感じ。 終盤、どんでん返しの繰り返し。少し詰め込みすぎた感もあるが、面白い。
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「飛びっきり奇妙な謎がきっちり解明されるものが好きです。島田先生の作品のような、冒頭の奇妙な謎が最終的に日常のレベルまで解明されるというものに、強く憧れます。まずは謎ありきですね。最後まで引き込まれる魅力的な謎がなければならない。解明は夢オチやSFあるいはオカルトに頼らないように...
「飛びっきり奇妙な謎がきっちり解明されるものが好きです。島田先生の作品のような、冒頭の奇妙な謎が最終的に日常のレベルまで解明されるというものに、強く憧れます。まずは謎ありきですね。最後まで引き込まれる魅力的な謎がなければならない。解明は夢オチやSFあるいはオカルトに頼らないようにする。」 自分の好みにかなり合っており、そうそうそう!と言いたくなってしまう。 本作でも生首をどう運んだのか、動くはずのない龍がなぜ飛び去ったのか、などなど魅力的な謎が多数出てくる。そしてその謎全てに、納得のいく奇想天外なトリックが用意されている。 最後に明かされる犯人にも驚かされた。 また、小島さんの単独でのデビュー作である『十三回忌』などに比べると、文章力も上がってるように感じる。 海老原浩一や浜中刑事のキャラクターも良かった。
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名探偵海老原と浜中刑事の出会い作かな。群馬県の寒村首ノ原で起きた連続殺人事件。次々殺される女性とその後見つかる首。 時代設定も昭和だし、たしかに横溝正史的なミステリ(といっても実はまだ横溝作品全然読んだことないのですが)。最終的にサクサク解けちゃう海老原さんの名探偵ぶりが光る作品...
名探偵海老原と浜中刑事の出会い作かな。群馬県の寒村首ノ原で起きた連続殺人事件。次々殺される女性とその後見つかる首。 時代設定も昭和だし、たしかに横溝正史的なミステリ(といっても実はまだ横溝作品全然読んだことないのですが)。最終的にサクサク解けちゃう海老原さんの名探偵ぶりが光る作品。
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本当に何度も書くけど、デジタルではないミステリーが好きです。 懐かしい雰囲気がしたし、読みやすかった。 最後は、え、まだ?という、どんでん返しっぷり。 シリーズだとは知らなかったので、他のも読んでみよう。
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横溝正史の世界観を匂わせる探偵海老原シリーズ。この世界観好きなので、「えっ!ホントに!?」な部分にはつい目を瞑ってしまうw超常現象としか言えない事象(トリック)を一応理にかなった説明で解き明かすあたり、力技とはいえ毎度毎度感心。意外なところからひょっこり顔を出す真犯人は、二転三転のし過ぎでインパクトは弱めか。 凄惨な事件の合間の浜中刑事の一乃ばあとの幼少の回想は郷愁を忍ばせ、現在の一乃ばあと彼と海老原のやり取りに和む。 このまま寂しい気持ちで終わるのかな~と思っていた矢先のどんでん返しが最高の幕引きだった。
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『横溝さんの世界観と、島田先生のとてつもない物理トリック、そのふたつが柱になって、そこへ綾辻行人さんの意外性の美しさを入れたい。』 新年の一冊目を飾るのは、素晴らしいガジェットに彩られた最高のミステリーでした。 最後の畳み掛けるようなどんでん返しの繰り返しがたまらない。
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