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僕らが死体を拾うわけ の商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

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2025/01/26

著者は大学時代に生物学(+博物学?)を学び、その後教員として従事する傍ら、身近な生き物の観察や、生物と触れ合うワークショップの体験を記載している。 もともと1994年に発行された書籍であり、体験記自体も1980年代~1990年代前半に記載されたモノであるが、生物好きの体験記として...

著者は大学時代に生物学(+博物学?)を学び、その後教員として従事する傍ら、身近な生き物の観察や、生物と触れ合うワークショップの体験を記載している。 もともと1994年に発行された書籍であり、体験記自体も1980年代~1990年代前半に記載されたモノであるが、生物好きの体験記としては共感する部分や羨ましい部分が多くあり、楽しく読むことが出来た。 また、生徒とのやり取りでは、座学から学ぶ知識だけでなく著者、生徒それぞれが観察に基づいて 新しい発見をしており、その経緯を楽しむことが出来た。 ある個所の記載で「生物を観察した時の面白さは、比較することで違いがわかること(意訳)」という記載があり、 とても共感した。

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2023/06/04

普段自分から摂取したことのなかったジャンルの本 大体1ページの半分スケッチで、半分文章の形式。 文章自体も読みやすい。 スケッチと実物では同じ物でもまた感じ方が大分違うんだな、としみじみ思えた。

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2022/02/10

ものすごく面白かった。ほぼ全ページに挿絵があり、標本好きのための絵本のような感じになっている。ところどころ、思うところはあるが、まあスタンスの違いなので、批判はしない。いろいろな生物や植物の標本を採取(言い換えると、死体拾い)し、自然を観察し、人間(生徒など)も含めて観察し、スケ...

ものすごく面白かった。ほぼ全ページに挿絵があり、標本好きのための絵本のような感じになっている。ところどころ、思うところはあるが、まあスタンスの違いなので、批判はしない。いろいろな生物や植物の標本を採取(言い換えると、死体拾い)し、自然を観察し、人間(生徒など)も含めて観察し、スケッチをのこしている。私も同じく標本を拾い、剥製を作る者として、興味深い箇所がたくさんあった。そのなかでも、 さすがにこれはすごい、と思ったのがp240 あるバンダーさんが、自宅近くの林での標識調査をしようとしていたら、白骨化しかけた人間の死体を発見した話。調査中に発見、というのは聞くはなしではあるが、自分が発見したくないものの筆頭です。発見した後の手続きなども含めて、本当に発見したくない。 そのバンダーさん曰く、 「盛口さん、死体すきでしょ。よっぽど電話して見に来るかどうか聞こうと思ったんだけど。絵を描きたかった?」 ある意味、人間も動物も平等、というエモーションを感じる。筆者は「人間のはダメなんです」と、断った、というEP。 その後は標識調査の見学のスケッチなどになる。 筆者が長年みたかったシラミバエをつかまえて、 興奮する様子が生き生きと描かれていて、 しかも”シラミバエちゃん”と、愛を感じるちゃん付で、 なんとも、知りあいにこう言う人おるな、、と思いながら 楽しく読了した。 昆虫や、死体全般苦手な人にはおすすめしないです。 が、博物学に興味のある人は一読をおすすめしたい。 ティーンにもおすすめ。

Posted byブクログ

2021/10/24

大学の生物科を卒業したあと埼玉の飯能にある中高一貫校で教職に就いた著者は、「生き物の死体を持っていくと喜ぶ変な先生」として生徒に知られていた。子どもたちが持ってきた死体を一緒に解剖し観察するうちに、いつしか周りにも骨格標本づくりが天才的に上手い子や虫捕り上手な子が集まってくる。生...

大学の生物科を卒業したあと埼玉の飯能にある中高一貫校で教職に就いた著者は、「生き物の死体を持っていくと喜ぶ変な先生」として生徒に知られていた。子どもたちが持ってきた死体を一緒に解剖し観察するうちに、いつしか周りにも骨格標本づくりが天才的に上手い子や虫捕り上手な子が集まってくる。生き物たちの不思議を通して子どもたちと触れ合った生物教師のエッセイ。 文章以上に著者自身による博物スケッチが魅力的。虫は苦手なのでゴキブリを扱ったパート3はキツかったものの、絵ならギリ薄目で乗り切れることがわかった。メスしかいないナナフシモドキの生殖の話はSFみたいで面白い。 クジラの耳骨を通して進化の歴史を辿るパート2も、小さな骨から壮大な物語が見えてくる研究の醍醐味が詰まっている。陸上の哺乳類では頭蓋骨と一体化している耳の骨が、海中の雑音をシャットアウトするために分離されたのがクジラの耳骨なのだとか。クジラとイルカには自前のノイズキャンセラーが付いているのだ。

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2018/11/22

生き物の死体を 拾ってきては 骨格標本に勤しむ 友達がいる 本書を 手にした時 あまりの面白さに こんな本を読んでいる と 連絡したところ くだんの友達が 「それは 私のバイブルです!」 の返事が返ってきた こんな けったいな人 いや こんな すてきなナチュラリストがい...

生き物の死体を 拾ってきては 骨格標本に勤しむ 友達がいる 本書を 手にした時 あまりの面白さに こんな本を読んでいる と 連絡したところ くだんの友達が 「それは 私のバイブルです!」 の返事が返ってきた こんな けったいな人 いや こんな すてきなナチュラリストがいる うちは まだ この国は 大丈夫じゃないか と 思ってしまう ただ そうではない人が 激増している現状には 大きな危惧を抱いている

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2018/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

死体、はともかく、骨は好き♡w ってわけで、表紙のイラストをみただけで読みたくなってたこの本は、本友さんにいただきましてん♡ なので、これもチビチビ読んでたんだけど、半分以上過ぎたあたりで一気読みww いやー、好きだわ!www

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2014/11/07

気になる!をとことん調べていくと道が開けていく・・・かも?と思わせてくれる本。進路に悩む中高生に読ませてあげたいなあ。 これだけ根気よく調べてスケッチを描き込んでいくというのはすごいです。 それにしても「ホネホネたんけんたい」も「イモムシハンドブック」もゲッチョ先生ネットワークの...

気になる!をとことん調べていくと道が開けていく・・・かも?と思わせてくれる本。進路に悩む中高生に読ませてあげたいなあ。 これだけ根気よく調べてスケッチを描き込んでいくというのはすごいです。 それにしても「ホネホネたんけんたい」も「イモムシハンドブック」もゲッチョ先生ネットワークの人だったとは~!

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2014/10/24

進路に迷っている時期に読んだら、骨格標本作りの魅力に憑りつかれて仕舞ったかも知れない。危ない危ない。 こんな先生が身近に居たら楽しかっただろうなあ、と感じ入りながら読んだ。

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2018/10/20

馴染みがないから気持ち悪い。 子供の頃は、見慣れない生き物、抽象画、変わった人などに『キモい』と使っていた気がするが、平気で虫に触れた。大人になって、種の多様性を知り、芸術を学び、色んな人がいることを知ると、『キモい』と思うことは少なくなったが、セミをつまむのにも躊躇するようにな...

馴染みがないから気持ち悪い。 子供の頃は、見慣れない生き物、抽象画、変わった人などに『キモい』と使っていた気がするが、平気で虫に触れた。大人になって、種の多様性を知り、芸術を学び、色んな人がいることを知ると、『キモい』と思うことは少なくなったが、セミをつまむのにも躊躇するようになってしまった。ナマの野生の生物達に触れなくなって幾年。かつては大丈夫だったものが"気持ち悪く"なってしまった大人でも、この本を読めば、きっと、今までよりも一歩だけ、動物の死骸に近寄れるようになるだろう。 タイトルとそれっぽい表紙から屍肉食生物の話と思いきや、拾うのは人間。猟奇的な話かと思いきや、中高一貫の学校で生物を教える教師のエッセイ。論文を書くためでなく、純粋な興味からの研究。モグラを拾い、タヌキを解剖し、リスの骨格標本を作り、奇形タンポポを集め、そこから生態を、物理を、進化を考える。"自分で調べる"ことの、なんと原始的で基本的で魅力的なことか!自分が今までネットや文献で解決してきたことは、"調べた"わけではなく、人が"調べた"結果を読んでいただけだということを思い知らされた。そしてそうやって"自分で調べた"からこそ、その生徒達は自らミジンコの食感を確かめ、タヌキの腸をしごき、ネズミの皮を剥いでデスマスクを作るような行動に至り、更には日本で唯一の標本士まで誕生してしまう。 やってみせ、言って聞かせて、させてみて。そうして育てられた人達からこそ、新しい道が拓かれるのだろうか。

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2013/05/06

2013 5/4読了。恵文社一乗寺店で購入。 京都でも有名な恵文社をぐるぐる見ていた中で、目に止まったのでふと買ってみた本。 高校の生物教員をしていた著者が、書きためたスケッチをあわせて掲載しつつ、生徒たちと解剖したり拾ってきた死体から骨格標本を作ったりゴキブリについて色々考えた...

2013 5/4読了。恵文社一乗寺店で購入。 京都でも有名な恵文社をぐるぐる見ていた中で、目に止まったのでふと買ってみた本。 高校の生物教員をしていた著者が、書きためたスケッチをあわせて掲載しつつ、生徒たちと解剖したり拾ってきた死体から骨格標本を作ったりゴキブリについて色々考えたり・・・な日々について書いた随筆(?) 博物学的というか、自然史(natural history)的な興味がふつふつ湧いてくるいい本。 著者のほかの本も気が向いたら手にとって見るかも。 あと、こんな感じで学生とワイワイしている様子を本にまとめられるくらいちゃんと記憶/記録してるっていいよなあ、とか思う。

Posted byブクログ