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青い星まで飛んでいけ の商品レビュー

3.8

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    12

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2012/12/30

ーーー彗星都市での生活に閉塞感を抱く少女と、緩衝林を守る不思議な少年の交流を描く「都市彗星のサエ」から、 “祈りの力で育つ”という触れ込みで流行した謎の植物をめぐる、彼と彼女のひと冬の物語「グラスハートが割れないように」、 人類から“未知の探求”という使命を与えられたAI宇宙船エ...

ーーー彗星都市での生活に閉塞感を抱く少女と、緩衝林を守る不思議な少年の交流を描く「都市彗星のサエ」から、 “祈りの力で育つ”という触れ込みで流行した謎の植物をめぐる、彼と彼女のひと冬の物語「グラスハートが割れないように」、 人類から“未知の探求”という使命を与えられたAI宇宙船エクスの遙かな旅路を追う表題作まで、 様々な時代における未知なるものとの出逢いを綴った全6篇を収録 ハマりつつある小川一水の短編集 全部名作!ってわけでもないけど、都市彗星のサエ、守るべき肌、表題作が良かったな。 特に表題作!まさかあそこでオーバーロードが出てくるとは! アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」に登場したオーバーロード。彼らに隠された深い哀愁を織り込んで読むと、また違う印象になるはず! それは人間の普遍的な願い。

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2012/08/25

6篇を収めた短篇集。 boy meets girl なものとか、異星人とのファーストコンタクトとか。 「グラスハートが割れないように」は「水からの伝言」に影響を受けたと思われる短編。どことなく水色時代っぽい。

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2012/08/21

短編集。とても好きな作家さん。このかたは、SF的世界の中で、人間がどう生きるかということを、常に書いていらっしゃると思う。私のSFへの興味もまさにそこ。だから好きだ。

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2012/07/31

細かい書き方とか描写の矛盾が気になってしまって…あまり良くなかったかな。でも唯一「占職術師の希望」は、物語も設定も人物もストーリーも上手くまとまっていて好きでした。他はほとんどサラッと流してしまった。一度ストーリーに疑問が湧くと集中できなくなって、いつのまにか話が終わってる…。

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2012/07/15

 都市と星のような、そしてもっと純粋にかわいい「都市彗星のサエ」、既読で今回もあまり面白くない「グラスハートが割れないように」、この手は苦手だな~と思う「静寂に満ちていく潮」、悪くないけど面白くも無い「占職術師の希望」。  後半は、物理人類と転算(仮想)人類と異星人というすばら...

 都市と星のような、そしてもっと純粋にかわいい「都市彗星のサエ」、既読で今回もあまり面白くない「グラスハートが割れないように」、この手は苦手だな~と思う「静寂に満ちていく潮」、悪くないけど面白くも無い「占職術師の希望」。  後半は、物理人類と転算(仮想)人類と異星人というすばらしい背景か光り、ドラマチックなエンディングが心に残る「守るべき肌」。最後は表題作。既読だがクラーク的というかまさにクラーク節でとても良い作品の「青い星まで飛んでいけ」。オーバーロードの誕生を描くとはなかなか気に入った!

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2012/06/24

今年はまっている作家。小川一水。SFの人だ。 SFってふと読みたくなることがある。 理科がどうしようもなく苦手だと気付いたのは最近なんだけど、そのお陰でSFもするする読めるのかもしれない。という気がする。 短篇集の本作には「SF?」というものも結構含まれている。 解説によれば...

今年はまっている作家。小川一水。SFの人だ。 SFってふと読みたくなることがある。 理科がどうしようもなく苦手だと気付いたのは最近なんだけど、そのお陰でSFもするする読めるのかもしれない。という気がする。 短篇集の本作には「SF?」というものも結構含まれている。 解説によれば、「未知との遭遇への憧れと探究」が全体のテーマだということなんだけど。 それというのは「恋愛」というのも含まれる概念だということで、なんだかしっくりくるような、発見があるような、感じ。 中でも「占職術師の希望」が良かったな。 サスペンスも書けるんだ!と思って。 知らなかった作家に出会って、既刊をひたすら読んでいく間はほんと幸福。ずっと繰り返していたい行為。

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2012/02/27

6個の短編集。そのうち「グラスハートが割れないように」と「静寂に満ちていく潮」は理解できなかったので、☆3つ。 都市衛星のサエ 竹宮恵子の「地球へ・・・」を思い出させるような内容。氷塊をカタパルトで打ち出して、それで衛星から逃げるっていうのは面白いな、と思った。 占職術師の希...

6個の短編集。そのうち「グラスハートが割れないように」と「静寂に満ちていく潮」は理解できなかったので、☆3つ。 都市衛星のサエ 竹宮恵子の「地球へ・・・」を思い出させるような内容。氷塊をカタパルトで打ち出して、それで衛星から逃げるっていうのは面白いな、と思った。 占職術師の希望 SFではないかもしれないけれど、面白い!これドラマとかにしてほしいなあ。SPとにたような感じになっちゃうかもしれないけど。 守るべき肌 仮想世界もの。ラストがよかった。 青い星まで飛んでいけ 表題作、これが一番おもしろかった!ホモサピエンスとは何か。それにしても時間軸が気の遠くなるようなスパンだけど!

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2012/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒頭の「都市彗星のサエ」がかなり好みだった。物語の雰囲気は古き良きSF、良質のジュブナイルSFを思わせるとても懐かしい感じだったが、最初はサエの性格が鼻についてしまってあまり楽しめなかった。しかし、ラストで衝撃を受けた。

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2012/02/12

はじめて小川一水読みました。ジャンプの読み切り的な話から直球SFまで、思っていたより幅が広い印象。 長編も読んでみよう

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2011/08/14

アンソロジー以外では小川一水は初読み。六篇からなるSF短編集。どの話も設定が凝っており、キャラの立った登場人物たちの直球な恋愛の展開が好み。特にお気に入りは二編。「占職術師の希望」、人の天職が分かる能力を持つ主人公の地味だけど誠意のある活躍と、6つの天職を持つヒロインとの掛け合い...

アンソロジー以外では小川一水は初読み。六篇からなるSF短編集。どの話も設定が凝っており、キャラの立った登場人物たちの直球な恋愛の展開が好み。特にお気に入りは二編。「占職術師の希望」、人の天職が分かる能力を持つ主人公の地味だけど誠意のある活躍と、6つの天職を持つヒロインとの掛け合いが楽しいです。既読だった表題作「青い星まで飛んでいけ」、人類のアイデンティティの未知との出会いを求める衝動を与えられた人工知性体エクスの口の悪さ等の人間らしいやりとり、しれっととんでもないスピードで時間が経過していく様子が好き。次は長編小説を読んでみよう。

Posted byブクログ