彩乃ちゃんのお告げ の商品レビュー
人の将来が視える彩乃ちゃん。 小学生なのに”教主”としての人生を決められているけど,それを悲観しない。 抗わず,その中で自分の幸せを見つけようとする。 この小説家さんの作品は,一見明るいんだけど,根本に流れる儚さが魅力的。
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最初はどんな話かと思ったが、 読み進むうちに綾乃ちゃんの素敵さがわかってきた。 綾乃ちゃんの純粋さ、 また綾乃ちゃんと関わる人の本当は純粋であることなどが 読んでいてとても良い気分にさせてくれた。 現実は世知辛い世の中で、 実生活においてこのような人との関わりはあまりないが、...
最初はどんな話かと思ったが、 読み進むうちに綾乃ちゃんの素敵さがわかってきた。 綾乃ちゃんの純粋さ、 また綾乃ちゃんと関わる人の本当は純粋であることなどが 読んでいてとても良い気分にさせてくれた。 現実は世知辛い世の中で、 実生活においてこのような人との関わりはあまりないが、 こんな人たちと関わり合いをもてるよう、 自分も少し変わっていこうと思わせてもらった。
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小学五年生にして教祖さまの彩乃ちゃんと関わった三人の物語。将来に少しの不安を抱える人たちが彩乃ちゃんの助言に背中を押され前向きに歩み出す。ほっこり優しい。 彩乃ちゃんも幸せにしたみんなからちょっとずつ大事なものをもらう。役目におしつぶされることなく彼女にも幸せになってほしいな。
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奇跡っていうのはきっと、ほんのわずかな一瞬のことで、それを運んできてくれるのは出会ったばかりの少女だったりもする。 優しく素直な自分でありたいと、そう思わせてくれる物語だった。 凜とした彩乃ちゃんの姿に自分も励まされつつ、この小さな女の子にもどうか幸せになってほしいと、願わずには...
奇跡っていうのはきっと、ほんのわずかな一瞬のことで、それを運んできてくれるのは出会ったばかりの少女だったりもする。 優しく素直な自分でありたいと、そう思わせてくれる物語だった。 凜とした彩乃ちゃんの姿に自分も励まされつつ、この小さな女の子にもどうか幸せになってほしいと、願わずにはいられなかった。 彩乃ちゃんのように「奇跡」を起こしたり、未来を見通すような力を僕は持っていない。 それでも、今までに自分が出逢ってきた全ての人がもし今、みんな幸せであってくれたら、 それは凄く嬉しいことで、それ自体が奇跡みたいなことなんじゃないかなと思ったりした。
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特別な力を持っていて、教主さまと呼ばれる彩乃ちゃん。彼女の過ごした大切な夏の話。 小学5年生なのに、しっかりしてて、大人の振る舞いが出来る。 けど、やっぱり子供な部分もみえてほっとする。 薄くて、文章も難しくなくて、すぐ読める。彩乃ちゃんの話としては繋がってるけど、話は3つだから...
特別な力を持っていて、教主さまと呼ばれる彩乃ちゃん。彼女の過ごした大切な夏の話。 小学5年生なのに、しっかりしてて、大人の振る舞いが出来る。 けど、やっぱり子供な部分もみえてほっとする。 薄くて、文章も難しくなくて、すぐ読める。彩乃ちゃんの話としては繋がってるけど、話は3つだから、休憩にもってこい。 石階段が一番好きだったかな。 そして、河原千恵子さんの解説が良い。 自分がいつも何気なく過ごしている日常の中に、小さなメッセージが隠されていないだろうか。 202p引用
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彩乃ちゃんの力で人が幸せになっていくのを見ているのは嬉しかったけど、彩乃ちゃんの幸せは? そんな気持ちもちゃんと掬ってくれてスッキリ!とまではいかないけど少し救われたかなぁ ただ新興宗教というものへの拒否感が拭いきれなかった…。 物語には何も関係ないんだけど、やっぱりちょっと…
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彩乃ちゃんは小学5年生ですが、関わる人々の近い将来が視えるようです。3つの連作になってますが、みんな彩乃ちゃんに「ポンッ」と背中を押されて、次の一歩を踏み出します。誰もが、持ち合わせるであろう「迷い」や「悩み」、それは、いつしか不安となって誰かに打ち明けずにはいられなくなるのは良...
彩乃ちゃんは小学5年生ですが、関わる人々の近い将来が視えるようです。3つの連作になってますが、みんな彩乃ちゃんに「ポンッ」と背中を押されて、次の一歩を踏み出します。誰もが、持ち合わせるであろう「迷い」や「悩み」、それは、いつしか不安となって誰かに打ち明けずにはいられなくなるのは良くあること。彩乃ちゃんのように、「そっと周りの人を幸せの方へ導けたらいいなぁ」、そう思わずにはいられないホッコリする小説でした。
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彩乃ちゃんは小学5年生の女の子。 とてもお行儀がよくて言葉使いの丁寧な女の子。 そして彩乃ちゃんは教主さまでもある。 素晴らしい力を持っているらしい。 これはそんな彩乃ちゃんがその素晴らしい力で人々を救う話。ではない。 ちょっと不思議な力を持ってはいるけど、本当は普通の可愛くて...
彩乃ちゃんは小学5年生の女の子。 とてもお行儀がよくて言葉使いの丁寧な女の子。 そして彩乃ちゃんは教主さまでもある。 素晴らしい力を持っているらしい。 これはそんな彩乃ちゃんがその素晴らしい力で人々を救う話。ではない。 ちょっと不思議な力を持ってはいるけど、本当は普通の可愛くて優しい女の子の彩乃ちゃんが、彼女の好きになった人達にプレゼントをして、彼女もプレゼントをもらう。 そんな心温まる物語。 お告げとか占いとか、絶対信じられないと思っていた。 でも、そのお告げが私の隣でいつもにこにこ笑っている、優しい女の子の言葉だったら…、その言葉をすんなり受け入れられそうな気がした。 この物語の中で彩乃ちゃんのお告げを信じる3人の気持ちが私にはよく分かる。 彩乃ちゃんの言葉は、ありがたいお告げなんかじゃなくて、彼女からのプレゼントなのだ。 ずっと大切にしたくなるキラキラした宝物なのだと思う。 そしてもしかしたらそれは、神様の言葉や占い師の言葉を信じる人達の気持ちと同じなのかもしれない。 …その辺はまだよく分からないけど。もしかしたら。
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私の周りにもいます。 彩乃ちゃんみたいな力を持った人が。 こればっかりは、その世界を知らない私にとっては 想像にも限界があり・・・・ でも、そういう世界を知っている人がいる、ってことを知ることは いいことだと思います。 知らないよりは。
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ある夏、小学五年生の少女だけれど、教主さま、という、彩乃ちゃんを預かる事になった、3つの家。 そこで関わった人物の視点で、順番に、3つの話が語られます。 彼らに共通しているのは、人生の選択について、悩んでいる事。 彩乃ちゃんと関わるうちに、彼らは心に大切なものを得て、ほんの少し、...
ある夏、小学五年生の少女だけれど、教主さま、という、彩乃ちゃんを預かる事になった、3つの家。 そこで関わった人物の視点で、順番に、3つの話が語られます。 彼らに共通しているのは、人生の選択について、悩んでいる事。 彩乃ちゃんと関わるうちに、彼らは心に大切なものを得て、ほんの少し、背中を押して貰って、ほんのりと幸せになります。 じんわりほのぼのとしたお話でした。
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