Fate/Zero(3) の商品レビュー

虚淵玄【著】

2012/02/14

大勢の生贄を引き連れ、アインツベルン城にキャスターが現れる。迎え撃つセイバー、そしてアインツベルン城内部にはランサーのマスター・ケイネスが潜りこみ、切嗣とかつてない死闘を繰り広げる――その死闘の後に行われた、突然やってきた征服王ライダー、更に英雄王アーチャーと共に語る、「王」の「格」を問う“聖杯問答”という名の、剣を交えない戦い。自らが奉じる王の姿を否定されたセイバーは……

バトルバトルバトル！　でしたね。ランサーがやってきた時は胸熱！でした。ケイネスはほんと残念ですね…ソラウがマスターになったけど、ランサー陣営三角関係せつねえ…悲恋臭しかしない…
そんでTLで見てて知ってたけど聖杯問答について。なんかもっと終盤にあるのかなーと思ったけど、意外と序盤にあったのね。というか三巻で折り返し地点だから前半のクライマックスなのかもしれないけど。ことごとくセイバー否定されてしょぼぼってなってるのを見てやっぱセイバーには士郎がおらんとだめや…！セイバーを救えるのは士郎だけや…！って思ったのだった。はやくレアルタヌア再プレイしたいね。でもいろんな王様の形があると思うし、セイバーのだって間違ってないと思う。王様は神様に似てるのかもしれないね。
アニメ前期はここまで、かな？　そろそろ見始めても良いかも。

2013/03/05

ケイネス脱落に、ランサー撤退早すぎじゃないか!?と思ってビックリ。フェイクで良かったぜ。
ケイネスの尻に敷かれっぷりが哀れを誘ったけれど、今後『吹っ切れてと言うより振り切れて婚約者に歯向かい、返り討ち』な展開がありそうな気がしてならない。婚約者を惨殺して性格豹変でもいいけど(笑)

2012/02/02

聖杯問答がアツかった！！

三者三様の王の在り方を語っていたけどイスカンダルが　　　〝The王〝ってカンジがして惹きつけられた。

セイバーはなんか良いこと言ってるんだけど・・・王っていうよりってカンジ。

2012/01/26

同人版2巻読了。
自分が望んだとおりの姿勢を貫いたことに自負はあるものの、充足感と幸せを手に入れることはなかったセイバー。
上に立つものとして、現代では賞賛されるだろうが、確かに憧れるかと言われると…。

2012/01/14

引き続き3巻読了。己の欲望を身をもって体現する王と、民を救済し自らは規範となるべく精錬で潔白な生き方をした王。王として生き様はどうあるべきなんでしょう。王じゃないからわからない。

2013/02/14

“魔術師殺し”こと衛宮切嗣の悪辣極まる謀略によって、第四次聖杯戦争は早くも佳境を迎えつつあった。その最中、征服王・イスカンダルは“王”たる“格”を自他に問う、真剣勝負の「聖杯問答」を仕掛ける！　英雄王・ギルガメッシュ、そして騎士王・アーサー・ペンドラゴンが全身全霊を懸けて答える“聖杯の王”に相応しき「王の器」とは——!?
これは始まりに至る物語——。白熱の三巻！

2011/12/25

聖杯問答が中々に面白い。
最初は何やってんだと思いつつにやにや。いつもは武器しか出てこないゲートオブバビロンから酒器が出てくるシーンは想像したら吹いた。
しかし途中で一転して真面目語りに。各人、王とは何ぞや？という己の思いをぶつけているところは実に深いね。
特に征服王さんの考えにはなるほどなーと少し納得させられてしまう。
そしてこの後の宝具の凄まじさったら…完全に彼の独擅場である。

ライダー＆ウェイバー組は掛け合いが相変わらず良い味出してる。

再来しつつあるかつての悲劇。どうなるランサー！？
しかしケイネス先生とは何だったのか…。

綺礼の無双っぷりも見逃せない。相変わらず強すぎですこの人。

2011/12/08

ますます面白くなる。聖杯問答も良かった。王にもいろいろなあり方があるんだ。どれが正解ということはなくて己が信じる道を進むしかないのだろう。

2011/11/20

「余の決断、余に付き従った臣下たちの生き様の果てに辿り着いた結末であるならば、その滅びは必定だ。悼みもしよう。涙も流そう。だが決して悔やみはしない」
「そんな――」
「ましてそれを覆すなど！　そんな愚行は、余とともに時代を築いた全ての人間に対する侮辱である！」
(P.241)

「王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する、清濁含めてヒトの臨界を極めたるもの。そう在るからこそ臣下は王を羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に、“我もまた王たらん”と憧憬の火が灯る！」
「そんな治世の……いったいどこに正義がある？」
「ないさ。王道に正義は不要。だからこそ悔恨もない」
(P.243)

2011/10/28

早くも、ロード・エメルロイ、アサシン脱落。ランサーがかわいそう。彼自身が言っていたようにチャームの魔貌は呪いとしか言いようがない。だれかあの泣き黒子を取ってやってくれ。後半の酒盛りはとてもよかった。王とはどうあるべきか、ゆさぶられるセイバーが人間くさい。