トギオ の商品レビュー
最初から最後まで説明が少なくて、すごく不思議なお話。 根底に流れる世界観の強さがなんか、すごい。 最後まで読んで、心臓がドキドキして止まらなかった。
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太朗想史郎さんのデビュー作にして「このミス」大賞受賞作。ただし、ミステリーを期待すると裏切られます。SF小説のようで、とても独創的な作品。100年前に死んだ主人公が過去を振り返りながら語り始めます。捨て子の「白」を拾った主人公がいじめに遭い、港町から、大都会・東暁<とうぎょう>を...
太朗想史郎さんのデビュー作にして「このミス」大賞受賞作。ただし、ミステリーを期待すると裏切られます。SF小説のようで、とても独創的な作品。100年前に死んだ主人公が過去を振り返りながら語り始めます。捨て子の「白」を拾った主人公がいじめに遭い、港町から、大都会・東暁<とうぎょう>を目指す。 古い時代の物語かと思えば「オリガミ」と呼ばれる電子機器とバーチャル世界での共有など、緻密な近未来の世界観が描かれています。荒々しさの中にも、現代社会の問題や人間の本質を取り上げた内容も含まれていて、深いなぁと感じました。一般ウケはしないと思いますが、興味がある方は是非。不思議な世界を覗いて下さい。
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日本独特の土着・土俗性、近未来感が同居した作品。 確かに、「解説」にあるように、「読者を選ぶ」と感じた。 「オリガミ」「エネルギーパネル」「クラゲリラ」等、オリジナルなモノの余分な説明はない。その辺で、映像喚起が難しいのも、読者を選ぶ作品の要素なのか…と思う。 更に、主人公「僕」...
日本独特の土着・土俗性、近未来感が同居した作品。 確かに、「解説」にあるように、「読者を選ぶ」と感じた。 「オリガミ」「エネルギーパネル」「クラゲリラ」等、オリジナルなモノの余分な説明はない。その辺で、映像喚起が難しいのも、読者を選ぶ作品の要素なのか…と思う。 更に、主人公「僕」は斜めに世界を見ているフシがあるし、キレ易く、暴力に走る傾向がある。オマケに性やアルコール、ドラッグにルーズ。コレも感情移入出来る、出来ないのフィルターになって、読者を選ぶ作品となっているのでは…とも思う。 熱心な読書家より、『AKIRA』辺り、が好きな門外漢向きかも…。 で、自分はと言うと、好きです。 自分にとって、全体的にはモノ・トーンで、「オリガミ」や「先生の創作活動」がパート・カラーの印象。そして、「僕」はある意味、考え方云々より、人間臭い。
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所々、読みにくく、理解できない描写もあったが、途中から時間がたつのも忘れて読み進めてしまった。 ほかの人たちの評価は低いが、自分としては結構楽しめた。 太郎想史郎さんのほかの著書も読んでみたいと思ったが、この一冊しか出していないそうなので、新刊に期待したい。
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説明を排除し、時間・空間の場面転換すら突発的になされる読者泣かせの文体。 中盤以降の世界観は秀逸で、携帯端末「オリガミ」を介し仮想空間での妄想に浸る人間が溢れる東暁の描写は和製SFの一つの到達点とも言えよう。 60点(100点満点)。
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このミス大賞受賞。評価が別れたのも納得。デビュー作で問題作で異色作。俺は好き。凄い世界観‼ 村上龍のデビュー作を思い出す。オリガミの詳細は解らんが、とにかく欲しいと思った。
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4月-1。1.0点。 SFかな。仮想世界での主人公の物語。 間引きの子を助け、村八分にされる。 その後も村から逃亡し、東京がモデルと思われる都市へ行き、 破滅への道を進む。 賛否両論らいしいが、完全に「否」。読むのが苦痛。 途中から出る登場人物に対する説明が、全く無い。 暴力的、...
4月-1。1.0点。 SFかな。仮想世界での主人公の物語。 間引きの子を助け、村八分にされる。 その後も村から逃亡し、東京がモデルと思われる都市へ行き、 破滅への道を進む。 賛否両論らいしいが、完全に「否」。読むのが苦痛。 途中から出る登場人物に対する説明が、全く無い。 暴力的、性的描写が多く、不快。 結局何が言いたかったのか。 少なくとも「このミス」で扱う作品では無いのではないか。
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解説にもあるが読者を選ぶ作品だと思う。 自分は好きだ。 作品の紹介 選考委員が驚愕した衝撃の問題作がついに文庫化!捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。村八分に遭い、クラスメイトからも陰湿ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れつき、やがて大都会・...
解説にもあるが読者を選ぶ作品だと思う。 自分は好きだ。 作品の紹介 選考委員が驚愕した衝撃の問題作がついに文庫化!捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。村八分に遭い、クラスメイトからも陰湿ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れつき、やがて大都会・東暁“とうぎょう”を目指す。悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだった―。
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満場一致でこのミスに選ばれつつ、賛否両論だというのに納得。 筆力はすばらしく、ぶれのない世界観はいざぎよい。 地の部分からほとんど背景説明を省き、独白やセリフで徐々に、 読者にネタを明かしてゆく姿勢は、終始一貫している。 ただそれがゆえに、短気な読者には勧められない。 そうし...
満場一致でこのミスに選ばれつつ、賛否両論だというのに納得。 筆力はすばらしく、ぶれのない世界観はいざぎよい。 地の部分からほとんど背景説明を省き、独白やセリフで徐々に、 読者にネタを明かしてゆく姿勢は、終始一貫している。 ただそれがゆえに、短気な読者には勧められない。 そうしておそらく、ミステリー一辺倒の読者にも。 逆にそう、乱読・雑食のあなた、チャンスです! このミスでまさか、こんなファンタジックでグロ、 しかも社会派な骨太小説に出会えるとは。 (これがメフィスト賞であればここまで驚かない、多分) 後半、白が出てこなくなったあたりからなんとなくだれた感じだったけど、 でもこの作者、いいぞ。 次回作を大・所望いたしまする!
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ミステリーじゃないかもだけど、好き嫌いもあるかもだけど、最高に面白かった。 リズムがいいのか、勢いがあるのか、ぐいぐい読める。 物語に仕掛けもある感じで良かった
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