生きるとは、自分の物語をつくること の商品レビュー
心理学者・河合隼雄が、「生きること」を自分自身の物語として捉え直す一冊。成功や正解を追うのではなく、迷いや挫折も含めて意味を見出す姿勢が静かに示される。自分の人生を主体的に引き受けるとは何かを、神話や臨床の知見を通して考えさせられる書。人生の折々で読み返したくなる。
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対談形式で、読みやすかった。 前に読んだ「物語の役割」と重なる内容もあって 小川さんにとっての小説を書く意味を、再確認できた。 河合隼雄さんは、次の対談をする前に亡くなってしまったようでとても残念。カウンセリングと作家に共通することがいろいろあって面白かった。箱庭療法に興味を持っ...
対談形式で、読みやすかった。 前に読んだ「物語の役割」と重なる内容もあって 小川さんにとっての小説を書く意味を、再確認できた。 河合隼雄さんは、次の対談をする前に亡くなってしまったようでとても残念。カウンセリングと作家に共通することがいろいろあって面白かった。箱庭療法に興味を持った。言葉で表現する小説と、言葉では伝えられないことを箱庭を通して表現するというのは正反対だなあ。自分の心の伝え方はいろいろあるんだ、と知ることができた。
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日々生きていく より良く 周りと調和し なおかつ 自己幸福度あげていくのは 少し考えてみる こういう読書の時間が大切
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小説家・小川洋子さんと心理学者・河合隼雄さんの対談本。 最近、私のなかで対談本が、アツい。 この本を読む前に、村上春樹さんと河合隼雄さんの対談本を読んだ。 宙をただよう概念が、思いもよらぬところで、ふっとつながるような体験が、なんとも快感だった。 その熱量をそのままに、今回この...
小説家・小川洋子さんと心理学者・河合隼雄さんの対談本。 最近、私のなかで対談本が、アツい。 この本を読む前に、村上春樹さんと河合隼雄さんの対談本を読んだ。 宙をただよう概念が、思いもよらぬところで、ふっとつながるような体験が、なんとも快感だった。 その熱量をそのままに、今回この対談本を手にしたのである。 個人的には、次の一節が、心に響いた。 「世界中にあふれている物語を書き写すのが自分の役割だとすれば、私はもうちっぽけな自分に怯える必要はないのです。物語は既にそこにあるのですから。」 小説家・小川洋子さんが、河合隼雄さんとお話しして得た気づきである。 書くときに、人はものを作り出そうとする。 けれども、作り出す必要はない。 なぜなら、物語は既にそこにあるのだから。 引用するのも畏れ多いくらい、私はとてもそんなレベルにはたどり着いていない。けれども、この言葉を読んで、スッと心がラクになる感覚が、確かにあったのだ。 書くことを考えたいときに、また読み直したいと思った。
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「物語」は今年少し強めに関心を持ってみようかなと考えているテーマの一つ。まずは導入ということでこちらの本から。何の気なしに手に取りましたが河合隼雄さんの最後の対談本で、しかも途中で終わってしまっていたものだったのですね。『ブラフマンの埋葬』を題材にした会話はぜひ読んでみたかったの...
「物語」は今年少し強めに関心を持ってみようかなと考えているテーマの一つ。まずは導入ということでこちらの本から。何の気なしに手に取りましたが河合隼雄さんの最後の対談本で、しかも途中で終わってしまっていたものだったのですね。『ブラフマンの埋葬』を題材にした会話はぜひ読んでみたかったので残念ですね。 物語というものが持つポジティブなパワーについては既に学んでいたり実感している部分もあるのでそういう意味では心理師としての河合さんのいう物語の効用についてはまぁそうだよね、という感じで、むしろ小川さんの物語ることに対しての使命感のような感覚や創作についての感覚が面白かった。今後探っていきたいのはむしろ物語の力が持つ負の効能や影響面について。それがあったとして物語の効能を使わないということはそもそものホモサピエンスとしての認知の構造としても無理だと思うが、考えどころや工夫のしどころについて色々な観点から考えてみたい。
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ゲスト山田洋文さんお薦め本 https://listen.style/p/jamsessionz/pta6keyx
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生きるとは自分の物語をつくること。題名の深い今は2人の対談の中から汲み取るとしても、なかなか理解するのが難しいかも。小川洋子さんと河合隼雄先生の対談集。河合隼雄さんと言えばよく村上春樹さんと対談、共著もあったと思う。人は結局、矛盾を物語をつくって消化し理解して受け入れて生きていく...
生きるとは自分の物語をつくること。題名の深い今は2人の対談の中から汲み取るとしても、なかなか理解するのが難しいかも。小川洋子さんと河合隼雄先生の対談集。河合隼雄さんと言えばよく村上春樹さんと対談、共著もあったと思う。人は結局、矛盾を物語をつくって消化し理解して受け入れて生きていくしかないのかな。みんな辛い、それを克服して生きていく。
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知人のおすすめで手に取った、小川洋子さんと河合隼雄さんの対談本『生きるとは、自分の物語をつくること』。 この本はまさに、私の「読み、聴く」という営みが深く意味づけられる内容でした。 対談されているお二人は、小説家と臨床心理学者であり、「物語をつくる」という共通点をお持ちです。...
知人のおすすめで手に取った、小川洋子さんと河合隼雄さんの対談本『生きるとは、自分の物語をつくること』。 この本はまさに、私の「読み、聴く」という営みが深く意味づけられる内容でした。 対談されているお二人は、小説家と臨床心理学者であり、「物語をつくる」という共通点をお持ちです。 臨床心理では、人々が自分の物語をつくるのを手助けする。 小説家は、意識的に物語を生み出し、それを読んで人が救われる。 「もしや私がやっていることは、本を読むことで、物語を豊富にストックし、他者の物語化の材料として差し出すことではないか」と自らの行いに輪郭をもらえた心持ちです
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物語は既にそこにある。 小川洋子さんにかけられる「なぜ小説を書くのか」という問いは、私が人に「なぜ山に登るのか」と問われる時と似ているものかあった。「なぜ登るのか」と聞かれるのは「なぜ生きるのか」と問われるのに等しい。説明できないからこそ、自分は山に登っている……。なんて、私にお...
物語は既にそこにある。 小川洋子さんにかけられる「なぜ小説を書くのか」という問いは、私が人に「なぜ山に登るのか」と問われる時と似ているものかあった。「なぜ登るのか」と聞かれるのは「なぜ生きるのか」と問われるのに等しい。説明できないからこそ、自分は山に登っている……。なんて、私における山の存在って、小川洋子さんにとっての小説くらい、知らぬ間にこんなに大きくなっていたのか、と驚いた。 河合隼雄さんのトークセンスが光に光っていており、一気に大好きになった。今まで存じ上げなかったことがもったいないくらいに素敵な方。谷川俊太郎さんとバカ飲みしたエピソードだけでも面白かったのにその勢いは留まることを知らず、荒唐無稽文化財のところでトドメを喰らって思わず電車でニヤついてしまった。新幹線のくだりも好き。そういうユーモアのある人が新幹線を命名したのかな、とか想像。 『ブラフマンの埋葬』を読んでいたので、ぜひ続きの対談が行われてほしいところだった。きっと著者が一番そう思っていることだろう。
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敬愛する御二方の対談は、読めども読めども、自分自身の未熟さばかりを思い知らされるものだった。どのように生きれば、人とこのような対話を交わせるようになるのか。。。10年後の自分よ、その片鱗でも分かるようになっていて欲しい...! とりわけ小川洋子先生のあとがきからは、小川先生のお...
敬愛する御二方の対談は、読めども読めども、自分自身の未熟さばかりを思い知らされるものだった。どのように生きれば、人とこのような対話を交わせるようになるのか。。。10年後の自分よ、その片鱗でも分かるようになっていて欲しい...! とりわけ小川洋子先生のあとがきからは、小川先生のお人柄が文章からこれでもかと伝わり、随所でうっとりとしてしまう。 内容もさることながら、まるで水面にしとしとと降る静かな雨のように、優しく、美しく、やわらかな日本語が、体に染み渡っていく。
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