国道沿いのファミレス の商品レビュー

畑野智美【著】

2013/08/02

　関係を張り巡らした小説。よく構成されている。
　善幸は、ちゃんと変わっている。
　彼の周りにいる人たちの、あまりに良い人ばかりなのに、リアリティを求めるか否か。
　たぶん求めずにいる方が、愉しい気分とともに、この素敵な作品を味わえる。

2013/07/15

彼女がいると、そういう嫌になっちゃうようなことを誤魔化すことができる。自分以外の誰かのためにと頑張っていると、それだけで立派な人になれたような気になる。それが気のせいであっても、それでいいんだと思う。自分自身なんていくら見つめても、何も出てこない。 238

2013/07/14

ファミレスを舞台にして人間模様を描く小説。

どちらかというと不純な恋愛を描いているけれど、ドロドロせずにアッサリを読める。フィクションだけれど、どこにでもありそうな、どこか平凡な物語。

2013/07/12

ファミレス勤務でも、社員とアルバイトは仕事はほとんど同じながら、事務作業ならで格差があるんだと学習。

主人公の友達、外人ぽい顔しらシンコ？　主人公の父親、特色のあるキャラ割りが光る作品。

2013/05/02

“えっ!?”って思うところ満載だけどすらすらと読んでしまう。

よくこれだけの出来事をまとめたな。。

2013/04/02

爽やかな青春小説かと思いきや、けっこうどろどろ。
どうしようもない境遇や忘れたい過去に縛られて、どうしようもないことをうだうだ悩む人たちには、あんまり感情移入できなかったし、えーそれないわってくだりがあったりしたけど、しっくりこないなりにも割とおもしろかったかな。
最後はちょっと強引過ぎたけど、ハッピーエンドなのは悪くないです。
極端な例で恋愛や人生を語ってるけど、不変の真理が透けて見えて、自分に正直に生きることや人に優しくすることの難しさをなんてことない様にに悩むとこや、ちょっとした心の迷いがいいなぁと思いました。

ユキが何でそんなにもてるのかよく分からないけど、シンゴと吉田さんカップルがよかった。

2013/03/31

サクっと違和感無く読めますが、まぁありきたりな設定で特にそんなに変わったこともないのかな…とも。

友達の出生の秘密とか、チョコチョコ絡ませてきますがそんなの昔から判っているだろう、小さな町の中だしとも突っ込んでしまう。

2013/02/22

前から読みたかったのだけれど予約なしで図書館で運良く借りられた。よかった。ユキくんが吉田さんのお父さんにシンゴ達の結婚を認めてもらうよう訴えるシーンがとっても。ユキの父さんのぶっ飛び方やそれを受け入れている母さんやじいちゃんも。窪さんに続いて好きな作家さんが増えたぞ。『夏のバスプール』も早く読みたい。twitter畑野さんのﾌｫﾛｰﾜｰに登録させていただきました。

2013/01/27

夏のバスプール、海の見える街がけっこー好きだったので、デビュー作も読んでみました。
どの作品もキャラと物語の雰囲気が好きですね。
そして所々にグッと来る様な台詞が散りばめられていて、心を鷲掴みにされてます。

「言いたいことを言ってもすっきりなんてしない。後悔が募るだけだ。言っても言わなくても、どうせ後悔するんだから、何も言わない方がいい。その方が相手を傷付けないで済むし、自分も傷付かないで済む。」

2013/01/20

　「ええ？！」な驚きもあり、予測しにくいラストでもあり、おもしろかった。
　……けれど、いろんなことをギュウギュウ詰めすぎている感じで
窮屈だった。

　人の気持ちについての描写が足りない、かな。