1,800円以上の注文で送料無料

戦略PR の商品レビュー

3.9

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/07/31

モノや情報が溢れかえる中、如何に商品やサービスを売ったらよいのか?その答えの一つとなるのが本書で言う戦略PR。国内外の事例と戦略PRの手法、これまでの経緯を図などを用いながら、短時間で学ぶことができる良書。 2009年の旧版では、永谷園『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』を成功事...

モノや情報が溢れかえる中、如何に商品やサービスを売ったらよいのか?その答えの一つとなるのが本書で言う戦略PR。国内外の事例と戦略PRの手法、これまでの経緯を図などを用いながら、短時間で学ぶことができる良書。 2009年の旧版では、永谷園『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』を成功事例として扱っていたのに対し、2011の新版では、サントリー「ハイボール」、アディダス「迷走ランナー」、フェディリティ投信「老後難民」という事例を通して、今後主流化する広告や店頭との連動事例や、テーマ設定のプロセスにフォーカスしている。 広告をラブレターに例え、以前に比べラブレターの効力が落ちた(埋もれて読まれなくなった)現代に、どうしたらラブレターの効力を向上させることができるのか? ラブレターを手にとって、読んでもらえるようにお膳立てをするのが戦略PRの考え方。 このような取り組みは何年も前からやっているだろうと思っていたが、実は国内ではここ最近のことで、米国に比べて10年以上遅れていることや、広告業界でもメディア戦略を包括してディレクションできる人材が少ないことを知り、正直驚いた。 著者が本書の中で多用する「空気」「カジュアル世論」「おおやけ・ばったり・おすみつき」という言葉には落ち着きの悪さを感じるものの、「マスコミ・クチコミ・インフルエンサーの活用」や戦略PR5つのステップなど実践ですぐに活かせる内容も多く、勉強になりました。

Posted byブクログ

2011/10/09

やっと読んだ。これはめちゃいい。BtoC中心だけど、BtoBでも同じ様な部分は多いんだろうな。こういう気持ちいい仕事してみたい。

Posted byブクログ

2011/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

PR(パブリック・リレーション)をより戦略的に、広い概念で捉えなおし、広告やプロモーションなどのコミュニケーションの効果をより高めていこうという流れの中にある本。 本書の中で言われている戦略PRとは、まず商品広告を打つ前に、その商品・広告が世に受け入れられる土壌・空気を作ることが必要であり、その役割を担うものであるという定義である。 例えば、ピロリ菌という悪玉菌の存在を世に知らしめることによって、ビフィダスヨーグルトは爆発的に売れた、というように、事前に、その商品の必要性や有用性が流布され、信用されている状況を作ってから、それに応えるべく、商品がアピールされることで、無理なく受け入れられる構図が出来やすい、というわけだ。 で、その事前の空気を作るためのポイントは、「おおやけ、ばったり、おすみつき」の3つ。 つまり、みんなにとって興味のある話で、あちこちで話題になっていて、影響力のある人物もそれを言っている、という状況を、戦略的に作るというわけだ。 特にいままでコントロールしにくい範疇だった「クチコミ」(あちこちで話題になっている感の創出)の領域も、ソーシャルメディアの躍進によって、飛躍的に組み込みやすくなっている。(完全にコントロールできるわけではなく、そこに危険が潜んでいることも本書に書かれているけれど) 考え方も手法も、今の時代にマッチしたものと言えるような気がする。 これまで、PRの専門領域として捉えられてきたメディアリレーション(特にマスメディア)は、とにかく、人づきあいの中で、時には袖の下を握らせて、メディアに露出させることが勝負、という感じの、体育会系の労働集約型のイメージ。 だが、戦略PRは、広告コミュニケーションですら、その配下に置く上位概念だ。 展開されているロジックは、とても納得感があるし、最後の最後、さとなおさんとの対談で、「おすみつき」と作っているあたり、きっちり持論を実行して効果を上げている感じがあり、著者の切れ味を感じる。 今後のビジネスに活かして行きたい視点だ。

Posted byブクログ

2011/09/03

戦略PRとはどういう事で、事例も紹介をされていて分かりやすいと思う。 色々なメディアや人々とうまく連携しつつ、世間一般が情報を発信もしくは求め、そして情報がうずまいていくという状況(空気)を創りだす。 その状況をいかに戦略的に設計していくかがキーであるという内容。 ただ、仕掛けた...

戦略PRとはどういう事で、事例も紹介をされていて分かりやすいと思う。 色々なメディアや人々とうまく連携しつつ、世間一般が情報を発信もしくは求め、そして情報がうずまいていくという状況(空気)を創りだす。 その状況をいかに戦略的に設計していくかがキーであるという内容。 ただ、仕掛けた側がどういう動きをしてどのように消費者が呼応したのかの解説が中心であり、結果としては成功しているのでそうなのだろうが、消費者は解説通りに考えていたのかは実際には良く分からなかい内容でもある。

Posted byブクログ

2011/08/22

遅ればせながら戦略PRの本を読みました。 広告に携わる仕事をしていたけど、戦略PRについては何も知らなかった・・・反省。 タイミリ~に時流に乗った商品を、発売していけるもんだなぁ~と思って、新商品を見ていたけど・・・実は緻密に計算された戦略PRで世論を作ってからの満を持しての発売...

遅ればせながら戦略PRの本を読みました。 広告に携わる仕事をしていたけど、戦略PRについては何も知らなかった・・・反省。 タイミリ~に時流に乗った商品を、発売していけるもんだなぁ~と思って、新商品を見ていたけど・・・実は緻密に計算された戦略PRで世論を作ってからの満を持しての発売だったのかもしれない。 世論を作ることは、なかなか自分には難しいだろうけど、こういうコトを意識して企画を考えるってのは、大事なんだろな~。 面白かったです。勉強になりました。

Posted byブクログ

2011/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現在の企業と消費者とのコミュニケーションの取り方の最前線の考え方が学べた。ただし、大企業向けなので、中小企業での取り込みには、コンバートが必要。

Posted byブクログ

2011/08/02

ソーシャルメディアを活用しての口コミの集客を目指したいとき、口コミが発生する条件として、発信側と受信側である程度興味関心が一致する共通認識が必要だろう。ソーシャルメディアでの口コミは副次発生的なものであり、マスメディアをうまく利用することが必要だ。世論を作る戦略PRについてハイボ...

ソーシャルメディアを活用しての口コミの集客を目指したいとき、口コミが発生する条件として、発信側と受信側である程度興味関心が一致する共通認識が必要だろう。ソーシャルメディアでの口コミは副次発生的なものであり、マスメディアをうまく利用することが必要だ。世論を作る戦略PRについてハイボールの成功事例を挙げるなど、興味深く読める。が、まだPRについてはプレスリリースくらいしか実施していないのが現状。会員組織や研究機関を活用して、今話題になっていること(ここ重要)についての調査結果を公開し、ニュースにとりあげてもらうことで商品認知・購買のブレイクスルーを起こす可能性があると感じている。

Posted byブクログ

2011/07/25

広告というラブレターを送る前に 空気をつくる(=ニーズを発掘する)時代に突入した! オバマが当選したのももちろん戦略PRのおかげ。 ハイボールなど具体的事例がわかりやすい。

Posted byブクログ

2011/07/22

PRとは何なのか。社会を包む「空気」を作り出すためにはどうしたらいいのか、というのを非常にわかりやすく解説している。様々なメディアや企業とのタッグにより今後の大きな「PRブーム」を期待させる内容。

Posted byブクログ

2011/06/03

戦略PRについてわかったような、わからないような。当たり前と言えば当たり前。でもなかなかできていない。

Posted byブクログ