グアテマラの弟 の商品レビュー
片桐はいりさんが書くグアテマラ、とってもとっても魅力的だった。 グアテマラに住む弟の家に滞在していたためか、毎日の生活や目線がグアテマラの人たちと同じで、それがとてもおもしろい。“観光”では分からないであろうことが、たくさんつまっている。目に見える異文化はもちろん、心で感じる異...
片桐はいりさんが書くグアテマラ、とってもとっても魅力的だった。 グアテマラに住む弟の家に滞在していたためか、毎日の生活や目線がグアテマラの人たちと同じで、それがとてもおもしろい。“観光”では分からないであろうことが、たくさんつまっている。目に見える異文化はもちろん、心で感じる異文化まで描かれているのだ。さらにこれらのエピソード素材に、片桐さんのもつユーモアや人間性も相まって、よりおもしろさが加算されている。なんでも楽しんでなんでも愛する片桐さんだからこそ、これが書けるのだと思う。とんでもなく強い読み物だ。 良い事よりも、悪い事の方がニュースになりやすく、どうしても日本に伝わるグアテマラの情報は災害などの悪い事が多い。この本のように明るい話が日本語の活字になるということは、グアテマラに住んでいる日本人としては大変うれしいことだ。 ー解説 グアテマラの弟 より これには何度も頷いてしまった。世に出るニュースは国レベルのことが多く、変なバイアスがかかっていることも否めない。こういう、ひとりひとりのキャラクターが分かるくらいミクロのグアテマラを知ることができて、わたしもうれしい。そして、ぜひ自分でもグアテマラを訪れたい、と思った。
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グアテマラってどこ? から始まり、読み進めているうちに、あっという間に読み終わってしまいました グアテマラに住む弟 文化も生活も日本と違って、面白かった トイレの話は驚いた! 日本と同じこともある。料理が得意な人はモテるし、周りを幸せにできることは一緒だなと思った
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弟さんが移住しなければ、多分一生行くことがなかったろうグアテマラという国に、片桐はいりさんが2回遊びに行った時の話。 弟さん家族と片桐家のの触れ合いや言葉の通じない、文化の全く違うグアテマラでの人との交流や生活が、片桐さんの感性で書かれていてとても面白かった。巻末の弟さんによる解...
弟さんが移住しなければ、多分一生行くことがなかったろうグアテマラという国に、片桐はいりさんが2回遊びに行った時の話。 弟さん家族と片桐家のの触れ合いや言葉の通じない、文化の全く違うグアテマラでの人との交流や生活が、片桐さんの感性で書かれていてとても面白かった。巻末の弟さんによる解説がついているのも良かったです。 続編出てないのかなぁ。
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この本を読んでみて、エッセイの世界に入り込みグアテマラに行った気分になれた。 それだけ片桐さんの文章の表現力があることなんだなと凄さを感じる。
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グアテマラに住む弟さんを訪ねた際の旅のお話。 旅っていいなぁ、家族っていいなぁと思える心暖まるエッセイ。
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単純に、 あー。面白かった!!! 他の本の合間に 病院の待ち時間に 1話ずつ読んでいたけれど 残念。読み終わってしまった… 「美味しいごはんさえ作れれば、人生たいていの問題は解決できる」 「マソメノス マソメノス」 「ポコアポコ ポコアポコ」 「人生はあまりにも苦いから...
単純に、 あー。面白かった!!! 他の本の合間に 病院の待ち時間に 1話ずつ読んでいたけれど 残念。読み終わってしまった… 「美味しいごはんさえ作れれば、人生たいていの問題は解決できる」 「マソメノス マソメノス」 「ポコアポコ ポコアポコ」 「人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけは甘くするのよ」
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2023.10.9 読了。 俳優・片桐はいりさんが弟の住むグアテマラへ旅に出るエッセイ。 片桐はいりさんのエッセイは「わたしのマトカ」に続いて読むのは2作目。 はいりさんの処女エッセイでご本人は「文章なんて学生時代の読書感想文以来だ」みたいなことを書いて自分の著書を謙遜してい...
2023.10.9 読了。 俳優・片桐はいりさんが弟の住むグアテマラへ旅に出るエッセイ。 片桐はいりさんのエッセイは「わたしのマトカ」に続いて読むのは2作目。 はいりさんの処女エッセイでご本人は「文章なんて学生時代の読書感想文以来だ」みたいなことを書いて自分の著書を謙遜していたが、今回もとても楽しくい一冊だった。映画を子どもの頃からよく観て、俳優業をしているからかバラエティーに富んだ語彙で表現されていて単調にならない文章もとても素敵だと思った。 どこにでもあるような家族の噛み合わない時代や父親の最後を振り返りつつ日本から遠く離れたグアテマラのアンティグアに住む弟を訪ね、様々な異国体験をしているはいりさんは臨機応変にとても「人生を楽しむこと」が上手だなと思った。言語が通じない場所でもコミュニケーションをとるのがすごく巧く、そんな彼女だから色々な国で失敗もありつつ馴染んでいける能力と人たらしな一面は素晴らしい。彼女は彼女なりに大変な経験もしているだろうが。 アンティグアがアンティークの語源であることや弟のお嫁さん・ペトラさんの「美味しいごはんさえ作れれば、人生たいていの問題は解決できる」は世界各国共通ではないかと思う。 現在世界中で、そして日本でも満足にごはんが食べられない状況にあることがとても悲しい。 「世の中の人々が安心して毎日ごはんが食べられますように」と願わずにはいられない。
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グアテマラに住む弟さんにまつわる片桐はいりさんのエッセイ。 小見出しはすべて◯◯と△△というように、 一見関係ないような2つの名詞の組み合わせになっている。 ん?何の話だっけ?と面白おかしい寄り道をしながら、 2つの名詞にきちんとたどり着く。 はいりさん、文章もお上手。 グ...
グアテマラに住む弟さんにまつわる片桐はいりさんのエッセイ。 小見出しはすべて◯◯と△△というように、 一見関係ないような2つの名詞の組み合わせになっている。 ん?何の話だっけ?と面白おかしい寄り道をしながら、 2つの名詞にきちんとたどり着く。 はいりさん、文章もお上手。 グアテマラのラテン気質の気持ちよさや、 弟さんやその家族の人となりがとても心地よい。 グアテマラに行きたいなぁと、どうしてもなっちゃう1冊。
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軽い小説を読むより遥かに面白くドラマティック。異国の馴染めない部分も認めつつ、それでもやっぱりその国の文化への好奇心が溢れ、飛び込んで行き、言葉の壁も超えていつの間にか一緒にタバコをふかし仲良く酒を飲んでいる。 弟さんの能力色々凄い。
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