週刊とりあたまニュース の商品レビュー
それぞれに赤恥晒しの地獄を見た両人がさまざまのキーワードに対して毒を吐いている。微妙にコラボする部分は世間智の非情なコアか。封建制では町人は「お上の御政道」を批評する権利も必要もない。ところが徴税国家たる近代政府は一応「代議制民主主義」で建前平等に政治参加の権利が認められている。...
それぞれに赤恥晒しの地獄を見た両人がさまざまのキーワードに対して毒を吐いている。微妙にコラボする部分は世間智の非情なコアか。封建制では町人は「お上の御政道」を批評する権利も必要もない。ところが徴税国家たる近代政府は一応「代議制民主主義」で建前平等に政治参加の権利が認められている。それでも「弱者」への「差別」は厳然としてあるがために不平不満を表明する権利もある。沖縄出身の佐藤は普天間移転強行は基地全部を敵意の的にする、白紙に戻すしかないという。
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サイバラ氏と佐藤優氏のコラボ。 共通のお題をそれぞれが別々に書いているらしいのだが、あわさって独特の風合いとなっている。 「(佐藤氏が外務省をやめ、作家になったことは)日本外交の最大の損失、文学界にとっては僥倖」とたしか米原万里が言っていたと思うが、そんなコワモノテの佐藤優...
サイバラ氏と佐藤優氏のコラボ。 共通のお題をそれぞれが別々に書いているらしいのだが、あわさって独特の風合いとなっている。 「(佐藤氏が外務省をやめ、作家になったことは)日本外交の最大の損失、文学界にとっては僥倖」とたしか米原万里が言っていたと思うが、そんなコワモノテの佐藤優氏をたらこ唇のでっぱらのオヤジに描写し、「前科者」とあっさり書けるのは世界広しといえど西原氏だけと思う。 西原氏のまんがももちろんパンチが効いているが、佐藤氏のコラムもふるっている。 佐藤氏の単著では、わかりやすいが文脈を損なわない「カタめ」な文体なのだが、このコラムでは氏の持ち味そのままに、しかし氏の単著では読めないようなカジュアルな風合いになっている。 サイバラ御大の毒電波…いやいや、強力な影響力に佐藤氏の筆も緩んだのか。 どっちにしろ面白くてアタマもちょびっとよくなりそうなのでオススメ。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・佐藤さんの文章は、やはり時事ものなので、昔の本だとイマイチな感じ。西原節は全開だが、あいにく、自分はそれほど好きではない。「ラヂオ版学問ノススメ」での対談を聞くと面白い人なんだけど、マンガはあまり波長が合わない...
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・佐藤さんの文章は、やはり時事ものなので、昔の本だとイマイチな感じ。西原節は全開だが、あいにく、自分はそれほど好きではない。「ラヂオ版学問ノススメ」での対談を聞くと面白い人なんだけど、マンガはあまり波長が合わない感じだ。
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時事問題について、見開き右ページを佐藤さんが、左ページを西原さんが担当して斬っている。 佐藤さんの切り口に感心したり、サイバラの切り口に笑ったり。 単行本としてまとまるとファンにはいいけれど、ネタのタイムリーさに少し欠けるのは致し方ないか。
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佐藤優という人を、著書の表紙か帯に載っていた顔を見、すごい悪人顏だなあと思って興味を持ち、この人について調べたら哲学などに造詣が深いようで面白そうな人だなあと思っていたとこほに西原理恵子との共作があると知って読んだ。 さすが文が知的、経歴が経歴なので国際的なニュースについて書か...
佐藤優という人を、著書の表紙か帯に載っていた顔を見、すごい悪人顏だなあと思って興味を持ち、この人について調べたら哲学などに造詣が深いようで面白そうな人だなあと思っていたとこほに西原理恵子との共作があると知って読んだ。 さすが文が知的、経歴が経歴なので国際的なニュースについて書かれた文が当時の裏話も混ぜながら、うまく西原理恵子と共存していて面白かった。
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熟年彼氏の高須かっちゃんやエロの進軍駐尉岩井しまこ。毎日かあさんには出せないキャラクター大暴れで、サイバラねーさん周辺はやっぱり面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最強コンビ結成!編 まったく、最強です。 全盛期のブロディ・ハンセン組くらい最強。 現在日本の「知」の代表選手である佐藤優をあえてバカボンパパのバカ田大学の後輩のように描いてるサイバラの「愛」もスゴイが、サイバラを疑うことのない「天才」とダイレクトに評している佐藤さんもスゴイ。 一つのお題を与えられ、右のページを佐藤優のエッセイ。右のページのサイバラの漫画という構成である。 当然、交互に読んでいくのだが、文章を書いているのが佐藤さんではなく、途中まで西原さんのような錯覚を覚えることがしばしばだった。 なぜなんだろう。 どっか、根っこの部分でつながってるということなのかな。 呉智英さん大好きなんだが、ひところ小林よしのりのシンパ的になってて(そんなことないのかも知れないが)ゲンナリしてました。 どうせつるむなら、サイバラとつるんでほしかった。 オソロしいことをさらっと書いてしまってる佐藤さんの文章。さすがのリアリティですんで、読んでみてください。 あと、双方ともスポーツ絡みのお題になるとお手上げで話を逸らしているのが親近感。
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自由と責任は有料だ! 奢ってもらうは恵んでもらうで乞食のすること。 ロシアレストラン・スメターナ(東京都国立市) 西原さんの本にしては珍しくコラム担当の佐藤氏の方も面白いです。
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週刊新潮を読んでるおっさんたちは、ちゃんととりあたまニュースを読んでいるのだろうか。特にりえぞうさんのパート。飛ばして読んでないか?すみのすみまでしっかり読んでほしいなあ。
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西原理恵子さんも佐藤優さんもファンなので読んでみた。 週刊新潮に掲載された記事をまとめたもの。 カラー見開きで右に佐藤さんの文章、左に西原さんのマンガ。 時事ネタが佐藤さんによって分かりやすく、西原さんによって可笑しく説明されている。 連載時に読めば、時事ネタだけに面白かっただろ...
西原理恵子さんも佐藤優さんもファンなので読んでみた。 週刊新潮に掲載された記事をまとめたもの。 カラー見開きで右に佐藤さんの文章、左に西原さんのマンガ。 時事ネタが佐藤さんによって分かりやすく、西原さんによって可笑しく説明されている。 連載時に読めば、時事ネタだけに面白かっただろうとは思うけれど、今振り返って読むと、佐藤さんの予想がこうなったか…という楽しみもあって良い。 神学出身の佐藤さんのちょっと変った視点からの説明が好き。 そして、西原さんの地に足のついた意見と、毒の中にふっと垣間見得る優しさが印象的。 きっと一番読んで欲しい「えらい人」は読んでくれないんだろうなー。
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