妙なる技の乙女たち の商品レビュー
リンガ島という軌道エレベーターがある島で働く女性たちを描いたSF短編小説。夢が広がる。面白かった!微妙に短編同士の繋がりとかがあってよかった。
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初めて、小川一水を読む。 軌道エレベーターが実現した未来における エレベーターに関わる人々を描いた短編集。 短い話の集合体の為、スイスイと読める。 話の筋の面白さより、軌道エレベーターという背景設定や 描かれる魅力的なキャラクターを楽しむ話。 大きなスケールの話を想像すること...
初めて、小川一水を読む。 軌道エレベーターが実現した未来における エレベーターに関わる人々を描いた短編集。 短い話の集合体の為、スイスイと読める。 話の筋の面白さより、軌道エレベーターという背景設定や 描かれる魅力的なキャラクターを楽しむ話。 大きなスケールの話を想像すること肩透かしを食らうが 未来の日常の雰囲気は充分に味わえた。 ちょいとパンチが欠ける中、最後の2編はパイオニア精神とは 何かというものが主題だったので特に気に入る。 次は壮大な長編を読んでみたい
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赤道直下にある、リンが島という場所の短編集。 題名通り、乙女が主人公で、オニバムス式。 一度出た人は脇役にも出ないのか…と思ったら ちょっこり出てましたw 彼らは結局、目標を果たしたのでしょうか?? 赤道直下で島、という時点で、脳内想像は常夏です。 出てくる人達は皆半そで。 そ...
赤道直下にある、リンが島という場所の短編集。 題名通り、乙女が主人公で、オニバムス式。 一度出た人は脇役にも出ないのか…と思ったら ちょっこり出てましたw 彼らは結局、目標を果たしたのでしょうか?? 赤道直下で島、という時点で、脳内想像は常夏です。 出てくる人達は皆半そで。 そんな所で織りなされる、色々な事。 後半、少しだけ恋愛ものが。 書き下ろしの最後の話が、一番共感してしまいました。 そうですね、苦手なもの、誰にでもあります。
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2050年、軌道エレベーターが建造され、多くのサプライ企業が集結し、メガフロートが複雑に結合した、宇宙産業と伝統民俗とが入り混じった赤道直下の島、リンガ島。 そこで働く人々の日常と事件を綴ったオムニバス。 「楽園の泉」では軌道エレベーターの建造に主題が置かれていましたが、建造さ...
2050年、軌道エレベーターが建造され、多くのサプライ企業が集結し、メガフロートが複雑に結合した、宇宙産業と伝統民俗とが入り混じった赤道直下の島、リンガ島。 そこで働く人々の日常と事件を綴ったオムニバス。 「楽園の泉」では軌道エレベーターの建造に主題が置かれていましたが、建造された後の、そこに住む人々の暮らしを描いており、宇宙開発のフロンティアだけがSFではないということを改めて感じました。
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軌道エレベータはやっぱり燃える! 軌道エレベータのある街で働く女性たちの人間模様。SFが現在から地続きにあると感じられる短篇集。
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宇宙へと続くエレベーターが開発された2050年の世界で働く女の子たちのお話。工業デザイナーだったり保育士さんだったりと普通のお仕事を描いているのが面白かった。
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貴重な貴重な優しいSF。 小川一水さんの味が集約されたような本。 エレベータアテンダントの話と宇宙農場の話が特にお気に入り。
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西暦2050年の地球。赤道直下、シンガポール沖二百キロにあるリンガ諸島に建造された軌道エレベータ。これによりリンガ島は宇宙への拠点として、さながらゴールドラッシュのカリフォルニアのように人が集まり、巨大な産業文化、及び生活圏を形成している。本作は、そんなリンガ島とその周辺で働く女...
西暦2050年の地球。赤道直下、シンガポール沖二百キロにあるリンガ諸島に建造された軌道エレベータ。これによりリンガ島は宇宙への拠点として、さながらゴールドラッシュのカリフォルニアのように人が集まり、巨大な産業文化、及び生活圏を形成している。本作は、そんなリンガ島とその周辺で働く女性たちにスポットをあてることで、西暦2050年の世界を敷衍させた、豊かなオリジナリティを創りあげる。 全話、それぞれに読ませるし、各話の女性キャラの性格的な描き分けも見事だが、個人的には第二話、第四話の市井で頑張る女性のストーリーが良かった。
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センス オブ ワンダーはないけれど、 安心して読める。うん、SFだって意識しなくてもいいストーリー。上手く短編に収まってて一番気にいったのは、第三話。逆に短編に無理して縮めた感があるのが、第七話。これって、第六大陸に匹敵するネタだよなぁ。
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