大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり の商品レビュー
「妖怪改方」 皆が切りかかった。 素性を知った時の驚きと、やってしまったという焦りはすごかっただろうな。 「黒天狗」 桁違いの力の差は。 暴れられてしまったら危険ではあるが、無理難題を押し付けてはないだろう。 「包丁幽霊」 成仏できない理由。 比べ物にならないぐらい平凡なもの...
「妖怪改方」 皆が切りかかった。 素性を知った時の驚きと、やってしまったという焦りはすごかっただろうな。 「黒天狗」 桁違いの力の差は。 暴れられてしまったら危険ではあるが、無理難題を押し付けてはないだろう。 「包丁幽霊」 成仏できない理由。 比べ物にならないぐらい平凡なものでも、一工夫するだけで変わるものだな。 「火鬼」 厄介なものたちを。 感情だけで動きたくとも、役人である限りは明確な理由が必要となるもんな。 「山姥」 戻ってきた母親は。 覚えがあるのであれば仕方ないのかもしれないが、本当に関係はあったのか。
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面白かった! クロスケさんや統子さんが可愛い☆とにかく笑ってしまいます!妖怪たちもちょっとおマヌケな感じで、九助さんや落ち武者なんて、なんで下僕になってんだよ!とツッコミながら読みました(笑)これぜひドラマ化してほしい〜夜ノ介さんは鬼面代表ということで遠藤憲一さんで。としたら刀弥...
面白かった! クロスケさんや統子さんが可愛い☆とにかく笑ってしまいます!妖怪たちもちょっとおマヌケな感じで、九助さんや落ち武者なんて、なんで下僕になってんだよ!とツッコミながら読みました(笑)これぜひドラマ化してほしい〜夜ノ介さんは鬼面代表ということで遠藤憲一さんで。としたら刀弥さんは菅田将暉さんかなぁ⁇続篇も積んであるので読むの楽しみ‼︎ あ〜面白かった☆
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「探偵びりびり」のちびっこコンビを辿り、初登場の生前の二人かもと思われる八歳児統子と雷獣クロスケの登場する本書に至った。江戸を舞台に妖怪や妖怪改方と共に、変わらず可愛く微笑ましく、なのですしたり、黒猫にしか見えないびびりだったりしている。内容はあまり印象に残らなかったけれど二人の...
「探偵びりびり」のちびっこコンビを辿り、初登場の生前の二人かもと思われる八歳児統子と雷獣クロスケの登場する本書に至った。江戸を舞台に妖怪や妖怪改方と共に、変わらず可愛く微笑ましく、なのですしたり、黒猫にしか見えないびびりだったりしている。内容はあまり印象に残らなかったけれど二人の有り様だけで和んだ。
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江戸に住む雷獣クロスケと妖怪のお話。章タイトルの妖怪ごとのお話でさらっと読めます。主人公のはずの刀弥がほぼ空気...。長官の夜ノ介さんはいいとこ取りのかっこよさでした。妖怪が好きな人には面白いと思います。ほんわか系なので怖い妖怪のようなホラーはありません。河童の九助がかわいい。ま...
江戸に住む雷獣クロスケと妖怪のお話。章タイトルの妖怪ごとのお話でさらっと読めます。主人公のはずの刀弥がほぼ空気...。長官の夜ノ介さんはいいとこ取りのかっこよさでした。妖怪が好きな人には面白いと思います。ほんわか系なので怖い妖怪のようなホラーはありません。河童の九助がかわいい。まったく人使いの荒い連中だぜ。そう愚痴りながらも働きまくる河童ステキです。 h29.5.20
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルの雷獣の出番があまりなかったような。 お江戸で火付盗賊改方と並んで設けられた妖怪亡霊改方。平和になると深川へ厄介払いされた形でなんとか存続している。 そんな妖怪改方の同心、冬坂刀弥の周りの愉快な仲間たちのおはなし。 短編だからかオサキシリーズよりもさらりと読めて楽しかった。 刀弥が二枚目らしいけれど、それが全く活かされない。 妖怪たちが明るく楽しくて、これから善鬼との対決がどうなるの?とか雷獣の成長とか楽しみなシリーズ。
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短編で一つ一つが結構短いので、物語としては物足りなさを感じる。キャラクターがそれぞれ立っているので、もう少し長めでじっくりと味わいたいと感じた。 江戸が舞台ということもあって、セリフがキビキビとしていて心地よい。一部のセリフがくどい感じもないわけではないが、読み進めていくうちに慣...
短編で一つ一つが結構短いので、物語としては物足りなさを感じる。キャラクターがそれぞれ立っているので、もう少し長めでじっくりと味わいたいと感じた。 江戸が舞台ということもあって、セリフがキビキビとしていて心地よい。一部のセリフがくどい感じもないわけではないが、読み進めていくうちに慣れてくるかもしれない。 今後の展開も期待できそうな感じだ。
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タイトルに偽りあり!! ほのぼのお子ちゃま向けのタイトルと絵なのに、中身は大人。ジャンルは妖怪恋愛もの?
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感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201109/article_4.html
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第一弾 火盗改めならぬ妖怪改方の活躍? 江戸時代では妖怪にも無理があろうがお構いなし 短編五話ではあるが、敵役は決まっていて、今後もこの展開で進むのか
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“半刻後、刀弥は、南割下水を抜けて亀戸村の方へ向かう草深い夜道を歩いていた。闇に慣れているのか、提灯一つ持っていない。 「善鬼か」 人影一つ見えない闇に向かって刀弥は呟いた。若者とは思えぬほど、刀弥の足取りは重かった。妖怪改方の同心となって、まだ三年も経たないというのに、ため息ば...
“半刻後、刀弥は、南割下水を抜けて亀戸村の方へ向かう草深い夜道を歩いていた。闇に慣れているのか、提灯一つ持っていない。 「善鬼か」 人影一つ見えない闇に向かって刀弥は呟いた。若者とは思えぬほど、刀弥の足取りは重かった。妖怪改方の同心となって、まだ三年も経たないというのに、ため息ばかりついている。筧に憧れて妖怪改方に入ったころの気持ちは消えていた。このごろは、妖怪改方を辞めることばかり考えている。 眉間に皺が寄っていた。役者のような二枚目が闇の中で悩んでいる姿は、それなりに絵になっている。 妖怪改方の同僚の連中やその新造から、 「役者の刀弥」 そう呼ばれるだけのことはある。 刀弥は、妖怪改方の決まり衣装の、狐火紋を抜いた黒の着流し姿に、妖刀・村雨を腰に差し、灯り一つない闇に溶けていた。”[P.21] 1巻目。 ちょっとぶつ切り気味の短編集的な。 “そうこうしているうちに、小四郎の鯛の天ぷらができ上がった。 「おいしそうなのです」 「にゃん」 現金なもので、旨そうな鯛の天ぷらに統子とクロスケの顔がほころんだ。笑みがこぼれたのは、この二人だけではない。 「ほう」 「やっぱりたいしたものね」 海千山千の夜ノ介とお園の頬もゆるんでいる。 (旨いものに嘘はつけぬからな) と、偉そうなことを思いながら、刀弥の腹の虫が、ぐるると鳴った。こいつも正直者らしい。 揚げ立ての鯛の上に、細かく刻んだ韮があしらわれていた。 たまらず、刀弥がぱくりと口に放り込んだ。 統子とクロスケも刀弥にならう。口の中に榧の油の香ばしさと鯛の淡い甘さ、そして、韮の香りが広がった。 「これは……」 「おいしいのです」 「にゃん」 夜ノ介も口に放り込み、低くうなると、 「こいつは俎小四郎の勝ちだな」 と、言ったのだった。 ちらりと、横を見ると、お園も小四郎の天ぷらを口に運んでは、「あら、まあ」と感心している。 妖怪たちに勝ち目はなさそうであった。”[P.141]
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