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工学部ヒラノ教授 の商品レビュー

3.6

36件のお客様レビュー

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2020/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

勿論タイトルは筒井康隆のアレからです。こっちはフィクションではなくて、純粋な(?)実態について書かれた本。確かに「大学」と言っても、学生時代に図書館の閉館時間になっても煌々と灯りの点いている理系棟を見ながら薄々と感じてはいたように、文系学部と理系学部では大分カルチャーが違うみたい。更にエンジニアと数学者も違う人種みたい。でもこんなに実名出して、大丈夫なのかしら…。東工大の卒業生が読んだら寂しいかも。 MARCHにも割り算のできない学生がいるって本当かしらん。

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2019/05/21

東工大工学部元教授が、日本の理系大学は、ちゃんとやっていたんだってことを書いた本。 揶揄する調子はない。

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2018/10/20

事件ファイルから読んだので、いくつか同じような話が入っているなあと思った。でも、工学部の内幕ものは面白い。学部しか知らないからそんな世界があるのかと思った。また、エンジニア・コミュニティと数学者や物理学者や経済学者の世界との違いも面白い。

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2018/10/09

仕事上、工学部の先生方とお付き合いがあるので、リアルに面白く読めた。科研費の取り方、雑務のこなし方などユーモアに著者の経験に基づいたユーモアに富んだ記述満載。工学部の教えとして、決められた時間に遅れないこと(納期を守ること)が絶対だというのは納得。アカデミックポジションの人は読ん...

仕事上、工学部の先生方とお付き合いがあるので、リアルに面白く読めた。科研費の取り方、雑務のこなし方などユーモアに著者の経験に基づいたユーモアに富んだ記述満載。工学部の教えとして、決められた時間に遅れないこと(納期を守ること)が絶対だというのは納得。アカデミックポジションの人は読んで損はなし。

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2016/05/27

鉱脈を探すかぁ。確かに師匠の仕事の仕方はそうだなぁ。本書に書いてあるとおり。 世界に通用する研究をすることは,もう手遅れという訳ではないが,厳しい道のりではある。しかし,最後のチャンスかもしれない。 シリーズものの本が結構あるんだな。

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2016/02/14

前から気になっていたヒラノ教授をやっと読みました。 長年、大学で工学教育に携わってきた著者の自伝的読み物です。工学部の先生たちって忙しそうだなぁとぼんやりと思っていましたが、何がどう忙しいのか、その一端を垣間見ることができた気がします。 語り口も軽妙でとても読みやすいです。大学で...

前から気になっていたヒラノ教授をやっと読みました。 長年、大学で工学教育に携わってきた著者の自伝的読み物です。工学部の先生たちって忙しそうだなぁとぼんやりと思っていましたが、何がどう忙しいのか、その一端を垣間見ることができた気がします。 語り口も軽妙でとても読みやすいです。大学で働く人にとってはとてもためになる一冊でもあると思います。

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2015/02/14

大学職員志望の方にはおすすめ!科研費や受託研究費などの大学用語の解説もされていますし、昨今の国立大を取り巻く状況についても触れています。大学教員の用務の実態も詳しくかつコミカルに描かれていて、読み応え抜群です!わたしは今非正規の大学職員ですが、大学独自のルールというかそういうもの...

大学職員志望の方にはおすすめ!科研費や受託研究費などの大学用語の解説もされていますし、昨今の国立大を取り巻く状況についても触れています。大学教員の用務の実態も詳しくかつコミカルに描かれていて、読み応え抜群です!わたしは今非正規の大学職員ですが、大学独自のルールというかそういうものが何もわからないまま入りましたので大変困惑しました。この本は大学職員志望の方、またはすでに働いているけれど頭のなかは???な方に、ぜひおすすめしたい一冊です!

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2013/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前に読んだ「工学部ヒラノ教授の敗戦」「工学部ヒラノ教授の事件ファイル」と比較すると、割合スッキリと纏まっている。 大学での研究費の獲得と論文での成果等々、大学教授も苦労が多いのがよく分かります。 また、東工大の名物の「文系スター教授」・・・つまり、当時は永井陽之助、吉田夏彦、江藤淳、香西泰等が東工大の広告塔としての活躍とは別に学内では、「ディフィカルト」な人という下りが非常に面白く読めました。

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2013/07/07

いやあ傑作。署名からして「文学部唯野教授」のパロディかとおもいきやこっちはほぼノンフィクション。工学部業界の「生態」がよく分かります。1箇所だけ「生協」もでてきます!業界の方必読の星4つ。

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2013/04/13

”事件簿”と比べるとこちらの方がかなり面白かった。と思ったら、こちらの方が前作なのか。大学の理工系という組織、そこで教員として働くことがどういうものなのか、その実態とかノウハウのようなものが、著者の体験に基づいて結構な毒舌かつ実名で赤裸々に語られています。大学院生のときとか教員と...

”事件簿”と比べるとこちらの方がかなり面白かった。と思ったら、こちらの方が前作なのか。大学の理工系という組織、そこで教員として働くことがどういうものなのか、その実態とかノウハウのようなものが、著者の体験に基づいて結構な毒舌かつ実名で赤裸々に語られています。大学院生のときとか教員として勤務するようになってすぐにこういう情報を知りたかったなぁ、と思う。理系だと(自分も含めて)周りにこういうことに関心が無い人が多かったからか、教えてくれる人があまりいなかった。もちろん、この書籍で語られているのは団塊の世代である著者が体験した大学教員生活なので、これからはどんどん状況が変化(悪化)していっているのでそのまま役に立つことはないかもしれないけど。

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