空気の発見 の商品レビュー
いい大人の歳ですが楽しんで読ませていただいた。科学とは先人達が立証してきたことを学ぶということだけではなく、まだまだ多い未知の領域を自ら切り開いていくことなのだと感じた。そのような意識で科学と向き合う子ども達が増えるような願いが込められていると思う。子供に聞かれても答えられるよう...
いい大人の歳ですが楽しんで読ませていただいた。科学とは先人達が立証してきたことを学ぶということだけではなく、まだまだ多い未知の領域を自ら切り開いていくことなのだと感じた。そのような意識で科学と向き合う子ども達が増えるような願いが込められていると思う。子供に聞かれても答えられるように基礎知識は身につけておきたいという大人の方にも適した本。
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高校時代、理系として勉強した自分にとっては面白くてわかりやすい本でした。ガリレオやパスカル、アボガドロなど、授業で聞いたことのある人たちがどのようなプロセスで「空気」の特徴を明らかにしていったかを、その当時の時代背景なども加えながら説明していたのでワクワクしながら読めました。 科学の法則それ自体を知ることも面白いですが、歴史上の科学者たちがどのような方法でそれらの法則を発見したかを知ることもとっても面白いことだと気づかされました。 理科系の内容に興味のある人は面白いと思って読めると思います。科学の知識、特に「空気」についてのを知識を深めたいと考えている人におすすめします!
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身の回りにある空気、身近にあるのでどういうものかわからない。その空気をいかに人類が一つ一つ解明したかの歴史が書かれている。人間の探究心に脱帽。
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身近にあるものだから、大発見。 空気は何なのか、この本を読んで、確かにここまで明らかにするのって、すごいことだと感じた。当然のように酸素と窒素と二酸化炭素と、と言ってしまうけれど、それを明らかにするまで、たくさんの人がいて(そしてたくさん否定されて)徐々にわかってきたことなのだ。全然理系ではないけれど、こういう科学史を読むと、ひとつひとつ仮説を立てて実験して証明していく楽しさや素晴らしさを感じる。
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いつも私たちのすぐそばにある空気について研究の歴史についてわかりやすく書かれていた。 ガリレオガリレイやコペルニクスなどが、自分たちを取り巻く当たり前の常識に疑いの眼を向け、批判とも戦いながら真実を探求する姿に感動した。
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『ロウソクの科学』を読んだので、こちらも読んでみた。1962年初版ということは、角川文庫の『ロウソクの科学』が出たのと同じ年なので、こちらも「あります」調なのだけど、読み手を子どもに設定しているので、文章は読みやすい。「目方」とか今の子どもは知らないかもな、という言葉もあるが、読...
『ロウソクの科学』を読んだので、こちらも読んでみた。1962年初版ということは、角川文庫の『ロウソクの科学』が出たのと同じ年なので、こちらも「あります」調なのだけど、読み手を子どもに設定しているので、文章は読みやすい。「目方」とか今の子どもは知らないかもな、という言葉もあるが、読めば意味は分かるので、特に問題ないと思う。こういう本を読む子どもは、知的能力や好奇心は高いだろうし。 これは「空気とは何か」がわかる過程を少しずつ時代を追って科学者とその実験を中心に描いている。『ロウソクの科学』では、実験を目の前で行って、推理していく方式なので、実験が上手くイメージできないとよく分からないところもあるのだが、これはそういうこともないので、ハードルはかなり低い。 何よりいいのは、著者が科学と科学者に深い尊敬の念を抱いていることがわかる表現が随所にあること。 「どんなりっぱな学者がいったことでも、多くの人が信じこんでいることにでも、自分がなっとくのいかないことはないでしょうか。学問は、なっとくのいかないことを、そのままうのみにする人々の間では、けっして進歩しません。なっとくのいかないことは、どんなことでも、大きいうたがいをもって、それを、自分自身の力で解決しようとする人々によってのみ、学問は進み、多くの人々の考えを、正しい方向に導くことができるのです。」(P41) 「みなさん、私は、きみたちの中から、第二のラヴォアジェ、第二のドールトンの生まれることをどんなにか、たのしみにまちのぞんでいることでしょう。しかし、私が、もっときみたちにのぞみたいことは、たとえ、むくいられることがなくとも、また、たとえ、めざましい研究ではなくとも、科学の巨大な殿堂のかたすみに、ただ一つでも誠実のこもった石をおく人に、なってもらいたいということです。」(P97) 「自然界には、ふしぎなことが、たくさんあります。いつの時代でも、このようなふしぎなことを、ふしぎなものとして、どこまでも正面からとりくまないで、あれは、神さまの力によるものだとか、なにか妖怪変化の力によるものだなどと、かんたんにかたづけてしまう人があります。しかし、自然のふしぎに、ほんとうにおどろくのは、科学者であり、また、そのふしぎを、どこまでも追究して、なっとくのいくまでしらべ、私たちにおしえてくれるのも科学者だということができます。」(P129) この熱さ、志の高さ。なんだか泣ける。こんなに熱い心で科学教育に取り組んでいる人がどれだけいるのかと思うと。科学を教える人間は読むべき。 あとがきに、この本を書いた動機が書かれているが、その動機はクリスマスレクチャーを行ったファラデーと相通じるものがある。 化学史の入門書として中学生に読んでほしい。
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良書です。中高生で読んでおきたかった。大学生の一般教養の時期でもよいかも。科学におけるアプローチ、姿勢的なところは働く大人にも参考になると思う。
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空気は重さがある物質だ、との発見はガリレイとその弟子トリチェリー。メイヨウによる燃えることの意味合いの発見、ボイルによる元素の発見。そして二酸化炭素、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、オゾンの発見まで。決して難しくなさそうなこの世界であっても最初に思いついた人は凄いと思う。この科学...
空気は重さがある物質だ、との発見はガリレイとその弟子トリチェリー。メイヨウによる燃えることの意味合いの発見、ボイルによる元素の発見。そして二酸化炭素、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、オゾンの発見まで。決して難しくなさそうなこの世界であっても最初に思いついた人は凄いと思う。この科学の世界も過去数百年に大進歩を遂げたことが分かる。
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薄い文庫本なのに難しい…。開いて数ページでついて行けなくなり、現役の理系高校生である弟に教わって分かってきた。高二で習った内容らしい。 非理系であった私にはハードルは高いけれど、大まかながらも分かったら楽しい。読み終えたら世界が違って見れそうだ。
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【本の内容】 「空気」に重さがあることが発見されて以来、さまざまな気体の種類や特性が分かってきた。 空はなぜ青いのか、空気中にアンモニアが含まれるのはなぜか、二酸化炭素が「固まる空気」と名づけられた理由など、身近な疑問や思わぬ発見を、やさしく解き明かす。 空気が「魂」のような...
【本の内容】 「空気」に重さがあることが発見されて以来、さまざまな気体の種類や特性が分かってきた。 空はなぜ青いのか、空気中にアンモニアが含まれるのはなぜか、二酸化炭素が「固まる空気」と名づけられた理由など、身近な疑問や思わぬ発見を、やさしく解き明かす。 空気が「魂」のようなものだと考えられてきた頃から、その働きや生活との結びつきが明らかになるまでの歴史を豊富なエピソードで振り返り、科学を楽しくしてくれる名著。 [ 目次 ] 第1部(目に見えないもの;空気にも重さがある;私たちをつつむ大気―その重さ;ガス(気体)という考えと、その名のおこり ほか) 第2部(アルゴンの発見;なまけもののアルゴン;太陽の物質―ヘリウム;ヘリウムと放射性元素 ほか) [ POP ] 人間が生きるために不可欠な空気を切り口に、科学の歴史をやさしい言葉で紹介した入門書。 空気の重さを量ったガリレオ・ガリレイをはじめ、重要な発見をした科学者は、どんなに権威がある人が言ったことでも、昔から常識になっていることでも、自分が納得できなければ実験をして、出た結果をもとに考える。 そんな「科学的精神」の大切さも説く。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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