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空気の発見 の商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2013/10/14

書かれた時代のせいでもあるのかもしれないけど、中学生くらいが分かるような体で書いているように見えるのに、高校生の化学でないと習わない概念が説明に用いられたりしていて、対象学年が不明ではある。 いずれにしても、一通りの知識を習ってしまっている大人が読む限りでは、結構エキサイティング...

書かれた時代のせいでもあるのかもしれないけど、中学生くらいが分かるような体で書いているように見えるのに、高校生の化学でないと習わない概念が説明に用いられたりしていて、対象学年が不明ではある。 いずれにしても、一通りの知識を習ってしまっている大人が読む限りでは、結構エキサイティング。 でも何とかしてこれを中学生3年くらいの子どもたちに読ませたいなー。

Posted byブクログ

2012/02/13

「空気」の発見やその分析を科学者の功績や科学史とともに解説されている子供向けの本。 難しい記号よりも、平易な文章が並べられている。 著者は科学教育を科学史と結びついていることを主張しておられ、『科学的精神をふきこむといっても、科学を創造した人々の思想や生活に、ふれずして、とうて...

「空気」の発見やその分析を科学者の功績や科学史とともに解説されている子供向けの本。 難しい記号よりも、平易な文章が並べられている。 著者は科学教育を科学史と結びついていることを主張しておられ、『科学的精神をふきこむといっても、科学を創造した人々の思想や生活に、ふれずして、とうていその真随を理解することはできないであろう』とのこと。 僕自身は科学(こと化学)は苦手なのだけど、童心に帰った気持ちで読むことができた。 『みなさん、私は、きみたちの中から、第2のラヴォアジェ、第二のドールトンの生まれることをどんなにか、たのしみにまちのぞんでいることでしょう。しかし、私が、もっときみたちにのぞみたいことは、たとえ、むくいられることがくとも、また、たとえ、めざましい研究ではなくとも、科学の巨大な殿堂のかたすみに、ただ一つでも誠実のこもった石をおく人に、なってもらいたいということです。』 著者の優しさとまじめさがにじみ出る良書だ。 ---------------- 第一部  1 目に見えないもの  2 空気にも重さがある  3 私たちをつつむ大気――その重さ  4 ガス(気体)という考えと、その名のおこり  5 気体の体積は圧力で変わる  6 マグデブルグでの実験  7 もえることの意味  8 元素の考え  9 大きなまちがい――フロギストン(燃素)の説  10 「固まる空気」――二酸化炭素(炭酸ガス)の発見  11 「毒のある空気」――窒素の発見  12 「フロギストンのない空気」――酸素の発見  13 酸素のもう一人の発見者――シェーレ  14 化学の父、ラヴォアジェ  15 人ぎらいのキャヴェンディッシュ  16 物質の目方は失われない  17 物質のもとになるもの――元素  18 化合物とはなにか  19 空気は化合物でしょうか  20 倍数の法則  21 原子説の誕生  22 ゲーリュサックと気球  23 気体のぼうちょう係数はひとしい  24 気体反応の法則  25 アヴォガドロの分子説 第二部  1 アルゴンの発見  2 なまけもののアルゴン  3 太陽の物質――ヘリウム  4 ヘリウムと放射性元素   5 オゾン――におう気体  6 オゾンと紫外線  7 二酸化炭素(炭酸ガス)――生命のもと  8 有機化合物とはなにか  9 青い炭火  10 大気のまざりもの  11 空気にも色がある  12 空気は液体にすることができる  13 気圧は高さで変わる  14 空気の組成が変わる高さ  15 大気のあたたかさ むすび あとがき ----------------

Posted byブクログ

2011/10/15

空気の発見について、様々な科学者の歴史的な発見を順を追って説明しています。 小中学生を対象にした文体であるため、すごく読みやすいけれど、 深さはないかな、と。 ま、きっかけ作りの一冊ですね。

Posted byブクログ

2011/10/18

2011夏の文庫フェア9冊目。 未来ある子供たちに、優しく語りかける口調で記された空気の物語です。 昔習った内容をほどよく忘れていたので、復習にもなり、新鮮な内容でもありました。 科学が「錬金術」だった時代を経て、空気に重さがあることを発見し、その組成を分析していった多くの...

2011夏の文庫フェア9冊目。 未来ある子供たちに、優しく語りかける口調で記された空気の物語です。 昔習った内容をほどよく忘れていたので、復習にもなり、新鮮な内容でもありました。 科学が「錬金術」だった時代を経て、空気に重さがあることを発見し、その組成を分析していった多くの科学者たち。 生きている間は研究を認められず、不遇の一生を終えた科学者たちの想いの結晶が、今の科学技術の礎をつくっているのですね。 内容は本格的ですが、やさしい言葉で書かれているので、子供たちに読んでもらいたい本です。 「理科」からもう一度勉強したくなりました。 科学って面白い。

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2011/05/29

図書館から借りました  科学読み物。(というか、化け学)  空気を発見した人物の、エピソードを入れている。  子供向け、小学生でも読めるようにしてあるため、すごく読みやすい。わかりやすい。  最初に見つかったのが二酸化炭素で、それは空気中で0.03%しか大気に含まれていないの...

図書館から借りました  科学読み物。(というか、化け学)  空気を発見した人物の、エピソードを入れている。  子供向け、小学生でも読めるようにしてあるため、すごく読みやすい。わかりやすい。  最初に見つかったのが二酸化炭素で、それは空気中で0.03%しか大気に含まれていないのに、不思議だなと作者は言う。  また、せっかく正しい説が出たのに、権威在る者が間違った説を出したために、その後ずーっと間違った説が流布してしまった、とか。  絶えず「納得できないことには疑え」と書いてある。  薄い本だし、化学式がびっちり入っているわけでもない。  おもしろい。  科学の偉人さんがたが、挿絵付きで何人も紹介されている。  キューリー夫人は知っていても、ほかの人たちはほとんど知らなかった。  人間嫌いの学者とか(笑) 

Posted byブクログ