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やめないよ の商品レビュー

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163件のお客様レビュー

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2020/11/08

2006年から2010年までに日経新聞に連載されたコラムの書籍化、カズ版の「道をひらく」といったところ。 プロサッカー選手としての豊富、いや波瀾万丈のキャリアから導き出される言葉は簡潔で力強く、そして誰かを否定しない優しさがあり、エールをもらえます。 プロローグの言葉が一番心に...

2006年から2010年までに日経新聞に連載されたコラムの書籍化、カズ版の「道をひらく」といったところ。 プロサッカー選手としての豊富、いや波瀾万丈のキャリアから導き出される言葉は簡潔で力強く、そして誰かを否定しない優しさがあり、エールをもらえます。 プロローグの言葉が一番心に残りました。 「『サッカーをやっていると、いいことあるよ。ちゃんとやっていれば…。」と自分を俯瞰して話しかけてくるもうひとりの自分がいて、感情的な部分が削ぎ落とされ、またサッカーをやろうという気になるのだ」 これを執筆時の25年ではなく、35年経った今でも続けられているところが凄いと思った。 一瞬の怒りや不満に支配されず、冷静に自身を見つめ直す思考回路を絶やさないって、年を取ってもそうそうできることではないですからね。 また、サッカー論も面白い。 「サッカーはミスのスポーツ。点が入るときは必ず相手のミスがある」「1-0は最高のスコア」「それだけ1点は大変で、相手がどこであれ厳しいんだ」と書いていたのが興味深かった。 長谷川健太、高木琢也しかり、現役時代ゴリゴリのFWだった人が監督になって守備をベースにしたチームを作るのは、1点を取る難しさを知っているからなのかなと思いました。 <印象に残った言葉> ・謙虚な姿勢や成長しようという気持ちが折れなければ、明るい未来はあるはず。悪いことが続くのは、自分があきらめてしまっているとき。上を向いている限り、絶対にいいことがあるんだ。 ・何事も失敗する確率の方が高いんだから。それでも、いいことが起きたときの喜びは、苦しいときの悲しみに勝るもの。総じて人生は成功も失敗も五分なんだ。そこで、あきらめる人とあきらめない人の差が出る。 ・主張することはいい。でも「なぜこうなるんだ」と文句を言いつつも走らなきゃ。「なぜこうなんだ」と不満に終始し、放棄するようならプロとして終わりだ。 その後の日経でのコラムも「とまらない」「カズのまま死にたい」で書籍化されてます。読んでみよっかな。

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2020/08/09

文章は下手だな、と思うけど、カズの言うことは説得力があり、参考にすべき部分が多い。 常にベストを尽くし、準備すること。

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2020/03/07

2007-2010年のコラム 横浜FCがJ1に上がってJ2に落ちて それからまた10年またJ1に上がる年にもカズはカズ

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2019/04/28

He went to Brazil alone at the age of 15 and fought against the world.Reading this book, I was convinced that my way of life was not wrong.

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2019/01/24

長谷部の本は多くの示唆があったが、カズの本はカズの本であった。良くも悪くもブラジルサンバ系の「感覚」重視のスタイル。今になってW杯メンバーから外れた理由がわかるような気がする。ただ、日本サッカー界を牽引してきた世間の目への対応方法、責任感など参考になる部分もあった。自分も「感覚」...

長谷部の本は多くの示唆があったが、カズの本はカズの本であった。良くも悪くもブラジルサンバ系の「感覚」重視のスタイル。今になってW杯メンバーから外れた理由がわかるような気がする。ただ、日本サッカー界を牽引してきた世間の目への対応方法、責任感など参考になる部分もあった。自分も「感覚」を重視してしまう体質なので、この本で感じた違和感を反面教師に頑張ろうと思う。"

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2019/01/03

カズの存在を初めて知ったのはカズがまだブラジルに居たとき。「世界まるごとHOWマッチ」でブラジルでの取材中に偶然見つけた、ロス疑惑のあの人と同姓同名の若者として紹介されたのを見てだ。その後、日本に帰国したカズはJリーグの創設期からサッカー界のシンボルとして活躍してきた。今なお現役...

カズの存在を初めて知ったのはカズがまだブラジルに居たとき。「世界まるごとHOWマッチ」でブラジルでの取材中に偶然見つけた、ロス疑惑のあの人と同姓同名の若者として紹介されたのを見てだ。その後、日本に帰国したカズはJリーグの創設期からサッカー界のシンボルとして活躍してきた。今なお現役選手として、先日のチャリティーマッチでも千両役者振りを発揮してくれた。 本書はそのカズが日本経済新聞で連載していたコラムをまとめたもの。 サッカーのことがメインではあるが、サッカー以外のことも取り上げられていて、カズの人間性を感じ取ることができる。裏話的な話や皮肉混じりの話もあり、楽しく読むことができた。

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2018/12/30

カズって本当にサッカー選手でいることが幸せなんだなぁというのがわかります。 ・自分が思うことは監督相手でも主張する ・引退のことは考えずに目の前の練習と試合に全力で望む ・クラブや監督、マスコミの立場ではなく選手として異なる視点を持っている ・人生に偶然はない というところが参考...

カズって本当にサッカー選手でいることが幸せなんだなぁというのがわかります。 ・自分が思うことは監督相手でも主張する ・引退のことは考えずに目の前の練習と試合に全力で望む ・クラブや監督、マスコミの立場ではなく選手として異なる視点を持っている ・人生に偶然はない というところが参考になりました。

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2018/11/23

口語調で書かれており、且つ一つ一つが短いので非常に読み易い。 日経新聞に掲載されたものをまとめたもの。 著者の生の声が聞こえる感覚が良い。尊敬できるスポーツ選手の1人である。

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2018/05/14

Jリーグ初期、一番盛り上がっていた時のスーパースター、カズこと三浦知良氏。彼は何と、51歳の現在も現役のJリーグ2部の選手である。この本は日経新聞に連載された記事が新書になって約10年前に発行されたもの。 やめないよ、というタイトル通り、周りは年齢を理由にいつ引退するのかと注目す...

Jリーグ初期、一番盛り上がっていた時のスーパースター、カズこと三浦知良氏。彼は何と、51歳の現在も現役のJリーグ2部の選手である。この本は日経新聞に連載された記事が新書になって約10年前に発行されたもの。 やめないよ、というタイトル通り、周りは年齢を理由にいつ引退するのかと注目するが、彼は心底サッカーを愛していて、今でも若手と同じピッチで戦えるよう、鍛え続けている。身体もさることながら、精神力を強く持ち続けるのは相当の努力が必要だろう。プロとはいえ、調子が悪い時もけがをしてしまうこともある。次々と若くて才能がある選手が出てくるなか、自分の子どものような年齢の選手たちと第一線で競っていく。彼は十代の頃、ブラジルで修業を積み、その経験が今に活きているようだ。 本書を読むと、三浦氏は謙虚で素直、根が明るく、前向きな性格だということが分かる。サッカーが好きというだけでは生き残れない厳しい世界に身を置き、現状維持を保つことだけでも大変だろう。尊敬する。

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2017/08/26

三浦知良著。いま日経新聞で著者が連載しているコラムが面白く、こちらの本も読んでみたいと思いました。一流の現役プロが何を考えて選手生活を送っているのか、送ってきたのか、興味深い内容です。

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