一刀斎夢録(下) の商品レビュー
悲しきお話でしたぞな。 鬼になりきれなかった鬼の話…。 「生きよ」って初めの言葉が巡り巡って自分に返ってきてしまった時の心情やいかに?って感じで。 生きたくない人が生き延びて、死にたがってる人は見事な武士の最期を遂げる。 斉藤一のやるせなさを感じました。 多分しばらくは私の...
悲しきお話でしたぞな。 鬼になりきれなかった鬼の話…。 「生きよ」って初めの言葉が巡り巡って自分に返ってきてしまった時の心情やいかに?って感じで。 生きたくない人が生き延びて、死にたがってる人は見事な武士の最期を遂げる。 斉藤一のやるせなさを感じました。 多分しばらくは私の中での斉藤一像は一刀斎になるなー(笑) 新選組のピースメーカーが好きな人は好きかもしれない…。
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終盤、号泣の気配がしてやっぱり号泣。 幕末と大正と現代が遠くない時代であることを表現してるようにも感じた。 斎藤一のお墓参りにまた行きたくなってきた。
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クライマックス〜ラストを、何度も読み返している。語り部に思いを寄せて音読すると、その悲しさ、辛さをより近くに感じられる気がした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
斎藤一は、観察者で虚無的な人物と書いたが、唯一、忠義を尽くしたのは会津藩主の松平容保だった。そうか、それなら虚無的なのは一面に過ぎなかったのか。ただそれでも居合いを伝えた少年とのエピソードは接ぎ木をしたような若干の違和感がある。
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