さよならドビュッシー の商品レビュー
ピアニストを目指す遥は、祖父と従姉妹とともに大火事に合い、全身大火傷の大けがを負う。立つ事すら困難な状況でピアニストを目指す事を決意したが、その先には予想もしなかった出来事が次々に遥を襲うことになる。ピアニストを目指すストーリーが主体なので、クラシック音楽の曲目や専門用語などが多...
ピアニストを目指す遥は、祖父と従姉妹とともに大火事に合い、全身大火傷の大けがを負う。立つ事すら困難な状況でピアニストを目指す事を決意したが、その先には予想もしなかった出来事が次々に遥を襲うことになる。ピアニストを目指すストーリーが主体なので、クラシック音楽の曲目や専門用語などが多々出てくるが、演奏場面の描写や風景がとても細やかで流れるように話が進む。。ピアノのリズムと話の展開に、リズムとスピード感があって音楽を聞きながら読んでいるかのよう。遥を支える、岬先生の言葉はどれも胸を打つ。ミステリー作品としての伏せんが、いろんな場面に貼られてあるのを見逃さずに読んでもらいたい。タイトルの「さよならドビュッシー」の意味がラストで納得できた。
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全体としては淡白な感じなのですが、演奏シーンの描写は素晴らかったです。そして、「あの瞬間」は鳥肌が立ちました。
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読んでいると、音楽が聞こえてくる気がする のだめ を思い出す 岬先生と「遥」の音楽の解釈と表現を読むと 自分の音楽に対する向き合い方が恥ずかしくなる 華々しい技術の向上は望むべくも無いが 少しでも上達への努力を怠ってはいけないなと思い直す 表現への貪欲さも見習いたい 独習の...
読んでいると、音楽が聞こえてくる気がする のだめ を思い出す 岬先生と「遥」の音楽の解釈と表現を読むと 自分の音楽に対する向き合い方が恥ずかしくなる 華々しい技術の向上は望むべくも無いが 少しでも上達への努力を怠ってはいけないなと思い直す 表現への貪欲さも見習いたい 独習のバイエルで挫折しているピアノだけど 読みながら ピアノを弾く夢を見ていた 彼女に起きた出来事が 未来の彼女に ちゃんと つながりますように
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面白かったー! ミステリーってことを忘れる位、音楽にピアノに引き込まれたよー やっぱ音楽って素敵だなあ、文字にはできない豊かさを人に与える。 ユーフォ吹きたくなったー! でもミステリもちゃんと決まった。 あたしは謎解きとかせず読んでくけど、あぁそっかって最後ストンって納得。 勿...
面白かったー! ミステリーってことを忘れる位、音楽にピアノに引き込まれたよー やっぱ音楽って素敵だなあ、文字にはできない豊かさを人に与える。 ユーフォ吹きたくなったー! でもミステリもちゃんと決まった。 あたしは謎解きとかせず読んでくけど、あぁそっかって最後ストンって納得。 勿論びっくりしたけど、反面腑に落ちた。 悲しいなぁ。でも強い。すごい。 んで岬先生かっこよすぎる!シリーズ絶対読んじゃう笑 さよならドビュッシー そう、さよなら。そしてまた始まる。
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最後はびっくり? 後が気になって一気に読みました? でも岬さんが出来すぎ&不幸が重なりすぎなのと、 演奏のシーンの描写がしつこく感じた。 けどオーケストラを見に行った後に自分が感想述べるのには参考になる?
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音楽って奥が深いと思わされる1冊でした。クラシックを聞くときの聞き方が変わりそうですね。ミステリの部分は正直いらないかも。。
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面白かった。読みでがあるという感じではなかったけれど、エンターテイメント的で面白く読めた作品でした。私は、ピアノが好きなので、それだけで、ボイントがあがってはいると思うが。
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プロのピアニストを目指す16歳、香月遥。 “特待生”の称号の元、音楽高校進学の切符を手にし、 すべてはこれから始まる筈であった… 入学を目前に控えたある日、 祖父と従姉妹と共に、遥は火事に遭う。 酷い火事だった。 偶然、ただ一人生き残った遥…。 3段階に割り振られる火傷の進...
プロのピアニストを目指す16歳、香月遥。 “特待生”の称号の元、音楽高校進学の切符を手にし、 すべてはこれから始まる筈であった… 入学を目前に控えたある日、 祖父と従姉妹と共に、遥は火事に遭う。 酷い火事だった。 偶然、ただ一人生き残った遥…。 3段階に割り振られる火傷の進度のうち、 遥は体の34%がレベル3に達していた。 3分の1以上が炭化した体… 皮膚移植は成功したが、もう、以前の様には動かせない体… 音楽など、続けられるわけがない。 以前から習い続けていたピアノの先生にも見捨てられた。 「あのう」 「本人さえよろしければ、遥さんのレッスンは僕に任せて貰えませんか?」 岬洋介は魔法使いか悪魔に見えた。 遥はその男に魔法をかけられ、そして魂を売った。 対価は ― 逃げないこと。 2本の足と引き換えに美しい声を捧げること。 12時の鐘が鳴るまでに必ず戻ってくること。 それに比べたら簡単なことに遥は思えた…。 これは誰でも予想するような、 ハンディキャップを背負った女の子が、 その苦悩を乗り越えて、未来を手にしてゆく、 そんな感動を描いた作品。 ではない。 なぜなら、これは『このミステリーがすごい!』の大賞受賞作品なのだ。 しかもこの作家、同時に応募した別の作品も最終選考に残り、そっちも出版となったというとんだ偉業をなしている。 彼女の周りに次々と起こる不振な出来事… 人々の思いが交錯する中、それは殺人事件へと発展してゆく。 最後には、衝撃的な真実が待っていた… そして遥のピアノの顛末は… このどんでん返し、自分は気付けなかった。 全く新しいトリックではないんだけど、使い方が上手いな… そして随所に綴られる音楽描写は、その音楽が容易に頭に浮かんできて、すごくよかった。 有名な曲が多いしね。 かつ、よく分析もされてる。 遥が聴きにいった岬洋介のコンチェルトは、あきらかにピアノが出すぎてて、バランスもくそも無いもので、全体の音楽としては、おいって思ったけど(笑) でも、正しいだけが演奏じゃなくて、そこにあるものが、正しさを超えて人の心を打つ。 それは間違いなくあるし、 そういった方が、僕は好きだ。 確かに本格ミステリ的でもないし、青春物語でもないし、 設定がやりすぎって声もあるみたいだけど、 そんなのは対した問題じゃないし、 本格ミステリじゃないから面白くない、 みたいに、勝手に窮屈な枠組みを与えて楽しめなくなるには、 この作品はもったいない。 純粋に、僕自身は楽しめた作品。 よかったな。 音大生は1度読んでみると面白いかも! でも音楽に無知でも理解でき、楽しめるように仕上がってる。 そう、これは始まりを終える物語… 最後、いい感じにタイトルが効いてるね。 いい作品でした。
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青春スポ根にミステリーも楽しめる作品。なんとなくオチははじめの段階でわかってしまうが、ピアノ演奏の描写は本当にリアル!読んでてなんか二時間のサスペンスドラマを見てる感じだった。岬役は玉木しか考えられない♪
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ミステリーとしてのプロットはなかなかかな でもねえ 何かずれてる ディテールが 何より音楽の面で常に違和感がありました
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